中間管理職を悩ませる3つのポイントと解決策をご紹介

キャリアと経験を積み、能力が評価されて昇進する。誰もが満足する順風満帆な人生ですよね。

ところが、外からはゆったりと見える仕事も、その内実はどうでしょう。実際、中間管理職に携わる方の中で、今の仕事に頭を抱える方は少なくありません。

今回は「中間管理職の悩み」をテーマに、3つのポイントをご紹介しようと思います。

中間管理職の悩み1:部下に軽視される

中間管理職は、部下にとってもさほど遠い存在ではありません。

そのため、能力不足や失敗を重ねると、部下から軽く見られてしまいます。共に長い時間を過ごす職場内の仲間からの白眼視は、精神的に大きな負担です。

「あの人使えないよね~!なんで管理職なんだろ?」
「〇〇長になってから全然数字上がんない。無能なんじゃないの?」
「××長の時の方がよかったなぁ。今の〇〇は全然ダメだよ」

耳をふさぎたくなるほど辛辣な罵詈雑言。思わず「ふざけるな!」と怒鳴りたくなりますが、残念ながらビジネスの世界でそれは許されません。

解決策:部下を上手に使う人材

中間管理職として成功する人物は、いずれも「人を使う能力」に長けています。

最前線で働いていた時と同じスタンスでは通じません。部下とのコミュニケーションを重視し、「人を使える人材」に成長しましょう。

最前線で働いていた時の経験を活かし、人材をマネジメントする喜びこそ、「中間管理職」の魅力です。

中間管理職の悩み2:上司との軋轢に悩む

中間管理職は文字通り、「上と下の間に挟まれる役職」です。

そのため、部下だけでなく上司に対しても気を使わなければなりません。

「管理職なんだから、もっとしっかりしてくれよ」
「役職者しか読めない書類だから、部下に徹底しておいてね」
「もっと数字上げてくれないと困るよ。君はもう役職付なんだよ」

上司には数字を上げろと怒られて、部下に働けと命じると反駁に遭う。実は中間管理職ほど、「数字」や「成績」が重くのしかかる役職はありません。

解決策:感情をコントロールする

上下の軋轢は中間管理職である以上、避けることができない宿命です。

特に外資系企業は数字を非常に重視するため、「業績不振による叱責」はまさに大きな不安。最悪の場合は、クビの2文字もあり得ます。

そんな苦境を乗り切るためには、まず「ご自身の感情のコントロール」が大切です。管理職の人間が感情をむき出しにしていては、上がる業績も上がりません。

〇 苦境を感じさせない余裕で部下に接する
〇 叱責から逃れたい一新の苦し紛れの提案で信頼を損ねない
〇 自身の気持ちを落ち着け、目標達成に専念する

辛い時こそ、中間管理職としての腕の見せドコロ。これくらいの意気で臨みましょう。

中間管理職の悩み3:パワハラが横行する

実は中間管理職ほど、パワハラに悩まされるポジションはありません。

最近は労働意識の改革が進み、一般従業員に対するパワハラは目に見えて減りました。管理職のマニュアルにも、必ず「パワハラに対する項目」は記載されているはずです。

ところが、中間管理職より上の役職者は、まだまだ昭和世代の意識が根強く、平気でパワハラ行為を繰り返す方も。

毎日ガマンしているうちに、「もう転職だ!」と決断したくなるかもしれません。

解決策:無理をせず転職する

パワハラ環境で無理をせずとも、優秀な人材を求める企業は数多く存在します。

人間の悪感情は難しいもので、そう簡単に解消できるものではありません。こと仕事において、そんな環境で無理を続ける価値はゼロと言って良いでしょう。

この機会に転職を検討してみては如何でしょうか。

競争の激しい外資系企業で生き残った貴方は、既に群を抜いて優秀な人材です。転職を機会に、

〇 一般社員 → 中間管理職 へのキャリアップを目指してみる
〇 前職の年収を公表し、より大きな収入を手に入れる

転職はただ職場を変えるだけではありません。貴方の未来へと続く、大切なアプローチ方法です。