中間管理職の苦労とは?転職を考えるべき5つの理由

中間管理職は、現場と管理を繋ぐ大切な存在です。

また重要性に比例してか、気苦労が絶えないポジションでもあります。現実に中間管理職として働く方の中には、「転職したい…」と考える方が少なくありません。

しかし現実問題、転職にハードルを感じる方が多いのもまた事実。今回は、転職を検討する後押しとなる、中間管理職の苦労サインをご紹介しようと思います。

割に合わない

日系企業の中間管理職の給与は、一般社員よりは上であるものの、苦労に見合っている金額とは限りません。

もちろん金銭に対する考え方は人それぞれです。しかし「苦労が正しく評価されていない」と強く感じた時は、転職を検討すべき時かもしれません。

不満のある労働環境は、能率となって現出します。

上下の圧力に悩む

中間管理職の職務は、「上下の橋渡し」です。

上司の指示を現場に落とし込み、企業の成績と部下の育成を両立させるマネジメント力が求められます。

ただし人間は、機械ではありません。

特に業績が低調推移で渡っている時など、部下と上司双方の不満を受け止めることになるでしょう。不調企業の中間管理職ほど、苦労の絶えないものありません。

「許容量を超える前に…」と転職を決めるケースも一定数あるのが実情です。

人間関係に悩む

実は人間ほど不公平な生き物はありません。

特に日本企業では、成果よりも調整能力を重視した人事評価が横行しています。「数字だけが全てではない!」というスタンスです。

もちろんそれなりの理由はあるのでしょう。しかし日本企業における中間管理職以降の人事評価は、総じて曖昧です。

「本当は自分の方が上なのに…」と苦労や不満を胸に秘め、外資系企業の門を叩く方も少なくありません。

仕事に魅力を感じない

一般社員と中間管理職では、当然職務が違います。

特に技術関連職の場合は「中間管理職になって技術を失いたくない」、「自分は第一線で動く方が実力を出せる」と考えている方が少なくありません。

年功序列の強い日系企業では、こうしたワークスタイルは得策とは言えません。

しかし外資系企業の中には年収交渉を行い、「中間管理職よりも現場で働く人材の方が報酬が多い」というケースも見られます。

年収交渉で経験や実績によるアピールを行い、成果を掴み取るパターンです。

外資系企業では仲の良い同僚や尊敬する上司に対しても、報酬額を明かすことはありません。交渉のやり方によっては、中間管理職以上の報酬を手にすることもできるでしょう。

まとめ

中間管理職は苦労の多い役職です。

満足している分には問題ありませんが、不満を感じる方が多いのが現実と言えるでしょう。ただし中間管理職としての苦労や経験は、ご自身のキャリアとして活きてきます。

転職すら視野に入れ活躍の場を模索することで、新たな評価を得ることは十分に可能です。