【LinkedIn初心者向け】最適な転職の求人を見つけるための方法を徹底解説

LinkedIn(リンクトイン)は最近注目を集めている、ビジネス特化型SNSとしては世界最大級のメディアです。アメリカやヨーロッパにおいては、転職活動をする人の半数は利用していると言われています。
新型コロナの影響で選考活動のオンライン化は促進され、LinkedInはさらに普及が進んでいます。外資系企業を目指して転職活動中の方は、LinkedInを活用すれば希望に沿う企業に出会える確率や採用される可能性が高まります。

今回の記事ではLinkedInとはどういうものかを紹介し、それを使って最適な転職先を見つける方法を解説しましょう。

7億を超えるユーザーを持つLinkedInとは?

まずはLinkedInとは何かを、わかりやすく解説しましょう。

シリコンバレー生まれのビジネス特化型SNS

LinkedInは、2002年にシリコンバレーで生まれました。2021年5月現在では利用者が世界で7億5600万人、日本でも約200万人が利用しています。まさに世界最大級のビジネス特化型SNSと言えるでしょう。LinkedInは本来、エンジニアがプロジェクトのパートナーを探すために作られました。そこから現在は、エンジニアに限らずビジネスパーソンが自らのスキルをアピールし人脈を広げたり、キャリアアップや転職に活用したりしています。

ユーザーは企業や転職エージェントから、スカウトを受けることもあります。特に英語スキルを必要とする求人の情報は豊富であり、英語が話せる方や外資系企業に興味がある方にはうってつけでしょう。

海外では転職活動にデフォルト

LinkedInは、海外のビジネスパーソンには欠かせない存在になっています。転職活動はもちろん、人脈や営業活動にも使われています。例えばリクルーティングやスポットでのコンサルティングの依頼、コラボレーションなどがユーザー間で盛んに行なわれています。

LinkedInを使用することがデフォルトと言ってよい海外の転職市場では、使用しないこと自体がハンディキャップとなるケースも多いと言われています。少なくとも、LinkedInを使えば得られたチャンスをみすみす逃しているのは間違いありません。

日本で普及が遅いワケとは?

とはいえ、日本でLInkedInの利用はまだメジャーではありません。それには、いくつかの理由があります。まず、LinkedInの日本語の利用が遅れたためです。LinkedInの日本語利用は2011年10月から開始で、他のSNSよりもだいぶ遅い導入でした。

また、日本の文化的背景として、物理的なものを重視する傾向が残っていることも理由の一つです。特にLinkedInが始まった頃は、インターネットそのものがまだ普及せず、FAXを使っている企業もありましたよね。のため、企業の中枢である中高年のビジネスパーソンも、若年層に比べて慎重になっていました。その結果として、LinkedInに限らずSNS全般に対して、導入が遅れる結果となります。

とはいえ、日本においても社会や経済のグローバル化が進み、国内で働く外国籍のビジネスパーソンも増えてきました。またデジタルネイティブな若年層がどんどん社会に進出しつつあります。今後は日本においてのLinkedInの活用も、海外のように盛んになっていく可能性は高いでしょう。

LinkedInの活用が転職活動におすすめの理由

では、なぜ転職活動にLinkedInの活用がおすすめであるかの理由について触れておきましょう。

転職のチャンスと選択肢を増やせる

LinkedInでは求人を探せる機能があるので、気になる求人を見つけたらメディア上で手軽に直接の応募ができます。せっかくのチャンスを逃さずにトライできます。また、LinkedInを使っていると、その人が公開しているプロフィールに書かれた経歴やスキルに興味を持った、企業の選考担当者の方からダイレクトにメッセージが届くこともあります。時には、向こうからやってくるチャンスにも出会えるでしょう。
さらには、人的ネットワークを広げることによって紹介が生まれる場合もあるでしょう。このように、LinkedInを使っていればチャンスや選択肢が増えることは間違いありません。

ライバルとの差別化ができる

日本ではLinkedInの名前も認識していない人が、まだまだたくさんいます。たとえビジネスパーソンであっても知らない、あるいは知っていてもどういうものかよくわからない人は珍しくありません。
そういう背景のもとでLinkedInを積極的に利用していると、利用していない多くの転職志望者との差別化が図れます。というのも、企業側からすればLinkedInのユーザーに対して、グローバルなビジネス情報に積極的にアクセスしていることで、ビジネスパーソンとして意識が高いと評価する可能性があります。

欧米ではビジネスパーソンのLinkedIn利用は何も特別なことではないですが、広く普及する前の現時点の日本だからこそ、アドバンテージになると言えるでしょう。

転職志望者がLinkedInを活用してできること

転職活動中の人やこれから活動を始める人にとって、LinkedInを使えば可能になることを紹介します。

自分のキャリアやスキルを公開する

あなたのビジネススキルを含む詳細なプロフィールをLinkedInに登録して公開しておけば、自分の職務経歴やスキルをオンライン上でアピールできます。日本語以外にも英語でもプロフィールを公開しておくと、世界中のユーザーにアピールできるため、意外なところからつながり申請やビジネスオファーが来る可能性があるでしょう。

グローバルに人的ネットワークを広げる

自らさまざまな国の人たちにアプローチして、つながることができます。一流企業のCEOや著名な起業家などにメッセージを送ることも可能です。また転職だけでなく、同じ分野の人とつながって、専門的な意見交換や情報交換もできます。例えばLinkedInで自分のビジネスに関連があるビジネスパーソンや、関心を抱いている人たちとつながって助言や意見を求めることも可能です。

そういったビジネスに役立つ人的ネットワークを構築できるのも、LinkedInならではの魅力と言えるでしょう。

関心がある業界・市場の情報を集める

世界のあらゆる企業がLinkedInに求人情報を掲載し、積極的に採用活動を行なっています。

海外企業では、むしろそこでしか公開されていない求人情報さえあるため、通常のやり方ではお目にかかれない求人に出会えます。企業側が求めている人材像とスキルがマッチするビジネスパーソンは、ヘッドハンティングを受けることもよくあります。

また、LinkedInを使って企業のプレスリリースなども発信されす。自分自身の関係するビジネス分野に関連する企業などをフォローしておけば、リアルタイムで情報をつかめるので市場動向を知るために役立つでしょう。

ピンポイントな求人を検索・保存・アラート設定する

LinkedInでは、メニューから求人タブを選択すれば容易に求人を検索できて、キーワードやフィルタリングで、詳細な絞り込みができます。検索バーに職位やスキル、企業名などを入力し、地域を指定することで合致する求人情報を確認できるのです。検索ボタンからさらに、掲載日・職務レベル・職種・勤務形態・リモートなどで絞り込みを掛けることもできます。

その時点で合致する求人情報が見つからなくても、求人アラートを設定すると合致する求人が登場した際に通知を受け取れます。最初の候補者のひとりになるためには、求人アラートを活用しましょう。気になる求人は、後から応募ができるように保存が可能です。企業ページを経由して、その企業が他にどんな求人を出しているのかも確認できます。

また、転職エージェントが求人情報を公開していることもあるので、興味がある業界に対して精通していそうな転職エージェントにつながり申請をしておくことも役に立つでしょう。

LinkedInで最適な求人を見つけるためのポイント

あなたにとって最適な求人をLinkedInで見つけるための、ポイントを紹介しておきます。

外資系企業を目指すには特におすすめ

インターネットを介したツールのすべてに言えることですが、ボーダーレスで世界中とつながっていることの意味は大きいでしょう。とりわけLinkedInはビジネス特化型ゆえに、ありとあらゆる国籍の企業からの求人情報が掲載されています。

特に日本国内の外資系企業は、英語が話せてビジネススキルがある国内の人材を欲しがっています。そういう外資系企業に自らアプローチすることが、簡単にできるのです。外資系企業および多国籍企業に転職したい方や、海外で活躍する舞台を探している方にとっておすすめします。また、後述するように並行して転職エージェントを活用しながらのアプローチが、転職成功の確率をさらに高めます。

コンタクト機能を活用する

同窓生や以前の職場の同僚や先輩、上司あるいは取引先、同業他社の知り合いなどのつながりのある人たちに対して、コンタクト機能をフルで活用して人的ネットワークをできるだけ広げていきましょう。
さまざまなつながりの中から、思わぬところで転職のきっかけや紹介、オファーに触れることができるかもしれません。

自分のプロフィールを充実させる

プロフィールを公開することによって、それを見た企業からどのような、どれくらいのオファーがあるのかを知れば自分自身の市場価値が判断できます。ユーザー企業にとってどういう点が評価され、どのくらい魅力的に映るのかなどを客観的な視点から認識できるのです。また、今後どういうキャリアステップを進むべきか、プロフィールのどういう点をブラッシュアップすれば良いのかなどを考えるヒントになります。すぐに転職しない場合でも、将来の転職活動に向けて役立つでしょう。

転職エージェントも合わせて活用し機動的に!

外資系企業への転職を成功させるためにLinkedInは有効なツールではありますが、日本での不充分な浸透具合から活用に二の足を踏む方もいるかもしれません。あるいは英語のプロフィール登録に不安を感じる方もいますよね。そんな場合には外資系企業や多国籍企業に強い、転職エージェントのサポートを合わせて活用すれば、安心して機動的に活動に取り組めます。私たちタリスマンも外資系企業や多国籍企業とIT業界に精通している転職エージェントです。主要な外資系企業やIT企業との関係性を活かして最適なマッチングを目指します。LinkedInの公開プロフィールの書き方はもちろん、応募先企業に見合う応募書類のブラッシュアップや面接対策などの転職プロセス全般に渡り、きめ細かいサポートを提供していします。

転職に関するささいな疑問や迷いでも、ぜひタリスマンに気軽にご相談ください。
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まとめ

最近注目を集めているビジネス特化型SNSであるLinkedInの概要と、それを活用した最適な転職先を見つける方法を紹介しました。

情報収集や人的ネットワークの拡大だけでも値打ちがある上に、使いやすい求人検索・アラート機能などが転職活動に役立ちます。合わせて転職エージェントのサポートも並行して受けることで、ぜひとも転職成功の可能性を高めましょう。