転職活動の際、カバンを持参すべきか、持っていくならどのようなカバンが良いのか迷うことも多いですよね。面接では、身だしなみのひとつとして持ち物もチェックされております。特にカバンは目につきやすく、ビジネスシーンにそぐわないカバンを持っているとマイナス評価につながることもあります。今回は、転職面接に最適なカバンの選び方と扱い方のマナーについてご紹介します。面接に最適なカバンや面接での振る舞い方を知り、有利に転職活動を進めましょう。
目次
面接にはカバンが必要な理由
面接にカバンを持参すべきか迷う方も少なくありませんが、面接にはカバンを持参しましょう。面接では、履歴書や職務経歴書、筆記用具など持参する物が多いです。そのため、カバンがないと手に持つかポケットに入れることになるでしょう。しかし、その場合は、持ち物を紛失したり汚したりする可能性が高いです。手に持って汚れたり曲がったりした履歴書を面接官に提出すれば、書類に対する扱いが雑だと判断され、マイナス評価になるでしょう。
また面接では、会社のパンフレットや次回の面接日程などの書類を渡されることもあります。これらの書類を手に持ち歩くという行動は、情報を持ち歩くことに対する意識が低いと思われ、常識がないと判断される可能性があります。そのため、面接にはカバンを持っていきましょう。面接に必要な持ち物については、こちらの記事を参考にしてみてください。
| 転職活動の中で書類審査を通過し、いざ面接となった場合はいよいよ選考のクライマックスです。その大切な局面で、面接に必要な持ち物を持っていくことを忘れると、採否を決する痛恨のミスになりかねません。当日に慌てることのないように、回答の準備とともに持ち物の周到な準備も怠ってはならないのです。この記事では面接時に持っていくべき持ち物について、「面接に必須の最重要な持ち物」「面接時の常識として持っていく持ち物」「面接の際に持っていると役立つことがある持ち物」の3段階の優先順位で紹介します。面接に臨む前日に... 転職面接に持っていくべき必要な持ち物とは？3段階の優先順位で解説 - 35ish |
面接に使うカバンの基本的な選び方
とはいえ、面接に持っていくカバンはどのように選べば良いのかわからないですよね。次に、面接に持っていくカバンの基本的な選び方をお伝えします。
A4サイズの資料が入ること
カバンの大きさは、A4サイズの資料を入れられることがポイント。履歴書や職務経歴書など企業に提出する書類は、折り目が付いていると、マイナスイメージを与える可能性も高いでしょう。そのため、書類を折りたたまずに収納できるA4サイズのカバンが最適です。
また大きめのカバンは、書類の他にも折りたたみ傘やメイクポーチなどの小物も収納できます。荷物が多くなりがちな面接では、カバンは大きめのものを選びましょう。
自立すること
面接では、カバンは床に置くことが多いため、底板の入った自立するタイプのカバンを選びましょう。形をキープして自立できるカバンは、床に置いた時の見た目も良く、しっかりした印象を与えます。一方で自立しないタイプのカバンは、床に置くと形が崩れてしまうため、だらしない印象を与える可能性が高いです。
転職活動が終わってからも会社で使えるように、頑丈な素材でできているカバンを選ぶと良いでしょう。
暗めの色で無地なこと
面接で使うカバンの色は、スーツに合わせて暗めの色で無地なものがおすすめです。黒や暗めの茶色、紺色などが良いでしょう。面接はビジネスの場であるため、おしゃれなデザインやカラーのカバンはふさわしくありません。シンプルなデザインで、ビジネスシーンに合ったカバンを選びましょう。
革や合皮素材であること
面接に持っていくカバンの素材に決まりはありませんが、なるべく革や合皮素材を選びましょう。革製品は、フォーマルな印象を与えるためビジネスシーンに最適です。ナイロン製のカバンでも可能ですが、光沢があるためビジネスシーンでは悪目立ちすることがあります。どうしてもナイロン製が良い場合は、光沢のない落ち着いたカラーのものを選びましょう。
面接で使うカバンの選び方のポイント【男性編】
では、次に男女別の面接のカバンの選び方をご紹介しましょう。まずは男性用の面接用カバンについてです。
靴と同じ色のカバンを選ぶ
カバンの色を選ぶ際は、靴の色と合わせると統一感が出て、よりスマートな印象を与えます。黒や紺、茶色など濃い色の靴を選び、カバンも合わせると良いでしょう。
手提げタイプを選ぶ
男性の場合、手提げタイプのカバン一般的です。しかし、面接場所が遠方の場合や複数社面接に行く場合は、荷物が多くなり負担になることもあります。その際は、肩掛けベルトを活用し、負担を軽減するのも良い方法です。肩掛けベルトは、カジュアルな印象が強いため、面接の前に外しましょう。
面接で使うカバンの選び方のポイント【女性編】
次に、女性用の面接用カバンの選び方についてご紹介します。
落ち着いたカラーを選ぶ
面接で使うカバンは、基本的に黒や紺などの落ち着いた色がおすすめです。ベージュや白でも可能という意見がありますが、周囲から浮いてしまう可能性があるため避けましょう。また白は、汚れが目立つため避けた方が無難です。
肩掛けタイプを選ぶ
女性の場合、トートバッグのような肩掛けタイプが主流です。メイク道具やストッキングの替えなど小物が多い場合は、バッグインバッグを活用して整理すると良いでしょう。バッグインバッグは、バッグの中に入れることを想定した小さめのバッグのことです。小さなポケットが複数ついているものが多く、本体のカバンにポケットが少ない場合に便利。小物の収納場所がしっかり確保できるため、バッグの中をすっきり片づけられます。
面接でのカバンのマナー
ここからは、面接でのカバンを置く場所や扱いなどのマナーについて解説します。
カバンは手に持つのが基本
面接室に入室する際、カバンは手で握って持つのが基本です。特に肩掛けタイプの場合、そのままではお辞儀しにくいため、手に持つか肘にかけましょう。
ただし、面接終了後に椅子から立ち上がって挨拶をする際は、カバンは置いたままにします。面接終了後、すぐにカバンを持って挨拶をすると、早く退室したいという印象が強くなってしまうため注意が必要です。挨拶を終えたら、カバンを持って退室の挨拶をしましょう。
カバンは倒れないように置く
面接官に席につくよう促されたら着席する際に、椅子の横にカバンを置きましょう。カバンは、倒れないように丁寧に立てて置きます。自立するカバンでも、雑に置くと倒れてしまい印象が悪くなるため、注意が必要です。椅子に座る際にも、カバンを倒さないように気を配りましょう。
置く場所は、左右どちらでも問題ありませんが、利き手側だと物の出し入れがしやすいでしょう。スムーズに物を取り出せると、スマートな印象を与えます。
ファスナーは閉めるのが基本
カバンのファスナーは、出し入れが終わったら閉めておくのが基本です。ファスナーを開けたままにすると、カバンが倒れたときに中身が飛び出てしまい、面接を中断させてしまうこともあります。
コートはカバンの上に置くのがマナー
コートを着ている場合、カバンの上にきれいに畳んで置くことがマナーです。ぐちゃぐちゃに丸めて置くと、だらしない印象を与えます。また床の上に直接コートを置くのは、マナー違反になるため注意しましょう。面接では、持ち物の扱い方まで見られていると意識し、丁寧でスマートな動作を意識することが重要です。
そのため、面接までに適切なマナーと立ち振る舞い学びましょう。面接時の立ち振る舞いが分からない方は、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
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面接用のカバンを選ぶ際の注意点
最後に、面接に持っていくカバンを選ぶ際に注意すべき点についてご紹介します。
高級ブランドは避ける
高級ブランドと一目で分かるカバンは悪目立ちしてしまい、ビジネスシーンに合わないため避けた方が無難です。しかし、ブランドのロゴが大きく入っていなければ、面接に持っていっても問題ないでしょう。高級ブランドのカバンは、素材が良く縫製もしっかりしているため、長持ちするカバンが多いです。長く使えるカバンを探している場合には向いていますが、面接では避けましょう。
カジュアルすぎるカバンはNG
派手なカラーや個性的なデザインのカバンは、普段使いの印象が強いため避けましょう。カジュアルな印象のカバンは、スーツと合わないため、ちぐはぐなイメージを与えてしまいます。またデニムやナイロン製もカジュアルに見えるため、避けた方が無難です。カバン選びに困ったら、スーツと合っているかどうかを基準にすると良いでしょう。
複数バッグを持たない
面接の際は、荷物を極力減らし、カバンはひとつにまとめましょう。特に女性は、メイク道具やストッキングの替えなど小物が多いため、カバンを2つに分ける方もいます。しかし、必要以上の荷物を面接時に持っていくのはマイナスイメージです。遠方から面接に来て荷物が多い場合は、コインロッカーに荷物を預けて、面接には最小限の荷物で参加しましょう。
リュックは避ける
リュックは、カジュアルに見えてしまうため、面接では避けましょう。最近では、ビジネスカバンの代わりにリュックを使うビジネスパーソンも多いですが、転職活動の際は通常のビジネスカバンが無難です。社会人としてのマナーを見られる面接では、よりビジネスらしさを意識したカバンを選びましょう。
まとめ
面接に持っていくカバンは、ビジネスシーンに合ったシンプルで落ち着いたものが無難です。また面接では、カバンを立てて置くことがマナーのため、自立式を選びましょう。ビジネスの場にふさわしいスマートな印象を壊さないアイテムを選ぶことがポイントです。持ち物までしっかり気を配り、面接官の印象をアップしましょう。