社会のDX化を後押しする注目の企業にインタビューし、企業パーパスを紐解きながら、社風や当該企業で働くことの魅力とメリットを紹介していく連載企画「DXグロース企業図鑑」。
今回は、「あらゆる産業とFintechの融合」をミッションとして掲げ、日本の大手企業をはじめ、欧米のグローバル企業や東南アジアの企業に対してFintech領域のコンサルティング及びプロジェクト実行支援サービスを提供し、創業わずか5年弱で東証グロース市場に上場も果たしている急成長中の企業、「Atlas Technologies株式会社」の代表、山本浩司氏にインタビューさせていただきました。
インタビュアー:タリスマン株式会社代表 盛内文雄
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目次
山本社長の経歴について
ーー 山本さん、本日はよろしくお願いいたします。
Atlas Technologies株式会社、代表の山本です。よろしくお願いします。本日は私自身の話とAtlas Technologiesという組織が今、国内あるいは海外でどのような事業活動を営んでいるかというのがちょっとでも伝わればいいな、というところでお話をさせていただければと思います。
20代は宇宙人?
ーー フィンテックの業界で起業される前は宇宙関連の業界にいらっしゃったということですが、このことについて最初にお聞かせいただけますでしょうか。
私個人のキャリアを少し振り返らせていただくと、20代、10代後半は「宇宙人」でした(笑)。
学生時代も色々な国際会議に連れて行っていただいたり、宇宙のイベントに参加させていただいたり、宇宙関連のサマースクールに行かせていただくという活動をしていました。
20代に関しては、宇宙業界で起業を志し実際に宇宙業界で働くことになります。一番初めのプロジェクトは、“日本人宇宙飛行士を選抜しましょう”というプロジェクトだったんですね。
当時、2008年くらいでしたが、「日本の宇宙飛行士を選びます」というところで私自身は試験を作って運営する側でした。ちょうど漫画の「宇宙兄弟」が話題になりましたが、まさにその舞台裏で仕事をしていたという感じですね。
宇宙飛行士を選んだ後にアポロ13のような世界で、実際に似たような仕事をしていました。筑波(宇宙センター)の「ミッションコントロールセンター」というところで管制官(フライトコントローラー)をやっていました。そこでは、国際宇宙ステーションや、今は引退しましたが、スペースシャトルのプランナーをやっていて、頭にヘッドセットを乗せながらNASAやロシア、ヨーロッパの人達と一つの大きな国際プロジェクトにプランナーとして携わり、官の立場でビジネスの世界、官の世界、アカデミックの世界、3つを繋ぎ合わせるという産学連携みたいな仕事もさせていただいたのが20代です。
ですので、フィンテックの「フィ」の字もなくどちらかというと「宇宙人」として過ごしていたというのが大きな過ごし方です。
なぜフィンテックへ?
ーー どこからフィンテックへの変更につながったんでしょうか。
簡単に言うと、その時挫折をしました。
18歳の時から宇宙産業で起業したいなという考えはありましたが、なかなかあれほどの重厚長大産業で当時を考えると、ちょうど30歳になったぐらいの時点では、自分の資質と能力では宇宙業界で起業するというのはなかなか難しいな、というのがすごくシンプルな、一旦ピボットする大きな理由です。
「宇宙産業で起業」、これがその時点では難しいというところが素直にありましたが、では宇宙産業を一つ諦めたとしても、起業は諦めないぞ、という想いは18歳の時から持っていました。
37歳までには起業したいという20年プランもありましたので、どういう産業を宇宙の代わりに持ってこようかということを1年半ほど探しており、最終的にはそれがフィンテックでした。
「では、何でフィンテックだったの?」っていうと、色々自分なりに考え10年、20年、30年と耐えられるテーマや、国内だけではなくてグローバルなテーマ、社会にインパクトを与えるようなテーマ、そういったものを色々並べていきました。学生時代にバックパックで30カ国以上旅をしていく中で感じたのは、世界中に価値が生まれていく一方で、経済的な価値、社会的な価値が世界を移動していくのは非常に難しい。その一つの形態を変えた姿がお金だとすると、その価値が日本に閉じることなく世界中で移動していくというのは、結構壮大なテーマだなというところから、それが金融につながり金融だけだとまだまだ広いので、解像度を上げて決済というテーマを設定しました。
「フィンテックで起業しよう」というのがちょうど30歳を迎えた頃です。
ーー それがソフトバンクペイメントサービスさんに入られた頃だと思いますが、過去のソフトバンクペイメントサービスさんでのご経験で活かされているという部分、それはもしかしたら貴社の強みにも繋がるかもしれませんが、そのあたりはいかがでしょう?
まさに盛内さんが仰る通りで、ソフトバンクでのフィンテック事業の経験がなければ今の自分もないですし、今のAtlasもないな、というのは強く思っていることです。
これはどういうことかというと、いくつかその当時の原体験がありまして、「宇宙人からフィンテックに」というところで知識もなければ経験もない。ソフトバンクは懐が深いなと思うのですが、まさに彼らも2012年ぐらいにVISA、Mastercardのライセンスを取り、クレジットカード会社のようなビジネスをグループ内でも始めました。2014年に私は、ソフトバンクペイメントサービスに入りましたが、日本ではまだ「フィンテック」という言葉自体がないくらいの時期です。その中でもソフトバンクカルチャーとしてファイナンスとテクノロジーが融合されるビジネスをやるんだ、というところがございましたので、そこでApple、Amazon、PayPal、VISA、Mastercard、あるいは国内の様々なプレイヤーの方々と事業企画としてビジネスをご一緒させていただいたことで知識や経験、事業の立ち上げなども学びました。あとは何よりも、ソフトバンクも国内通信キャリアとしての文脈でファイナンスを取り込んでいるというところでしたが、色々な産業の方にとって、すごい市場がここにはあるなと思っていましたが、それに対してサービスの提供をできるコンサルティング会社やファームがほぼないという、このギャップを見つけたというのも原体験として今の起業につながっていますね。
創業当時の苦労
ーー 最初はお一人で始められたということで、苦労などいろいろあったと思いますが、そのようなエピソードがあればお話をお伺いしたいです。
やはり人もなく、お金もなく大企業に所属することでの情報もなくなり、何もないゼロの状態ですね。振り返れば、そんなに苦労したこともないのかなと結果論では思うのですが、当時は、中古のパソコンと資本金50万円、この二つだけだったんですね。オフィスもなく何もない状態で始まっているので、志はあっても実際に収益を上げる展望もその時点ではない中で、お金の心配ももちろんありましたし、こういったことをやりたいなという熱い思いを持っていてもその時点では、「Atlas?何それ、おいしいの?」という具合でした(笑)。
そのぐらい誰も知らない存在だったので、人もお金も情報も何もない中で一個一個やっていかないといけないんだなという焦りのような、「本当に独立したんだ、自分次第なんだな」というあの感覚は今でも覚えています。
上場へのターニングポイント
ーー 2018年に創業されて2022年に上場という、非常に速いスピードで上場まで持っていかれていますが、最初1名で始められて、ターニングポイントみたいな部分というのはどうでしょうか?
やはりターニングポイントというのはありました。結果的にトントントントンとうまくビジネスが進んでいくんですね。
そうすると、その当時のAtlasは誰も知らない存在ですが、クライアントの方々を見ると国内通信キャリアのNO.1の会社さんですとか、国際ブランドのグローバルに活躍しているプレイヤーの会社さんですとか、いわゆる素晴らしいエンタープライズの方、あるいはブルーチップと呼ばれる非常に洗練されたブランドを持っている方々とのプロジェクト支援の機会をいただいてたんですね。
それがちょうど1年目、あるいは2年目の最初にかけて非常に順調な滑り出しができた時に上場した直接的な理由でもありますが、素晴らしいクライアントや素晴らしい我々Atlasのメンバーを見ると、そういった組織や人にふさわしい会社にしないといけないと思い、ではそれが何なのかというとシンプルに、社会的に公器な存在と言われる公開会社、上場企業なのかなと。
創業した2018年1月から1年経ち、IPOを目指したのが2019年の春先ですね。
社会課題への想い
ーー 大きな企業様とのプロジェクトをたくさん抱えていらっしゃって、そういう意味では社会的なインパクトもものすごくあるのかなと思うのですが、どういう想いでやっているかみたいなところのお話をお伺いしたいです。
ーー 今、政府がキャッシュレス化を2025年までに40%と目標にしており、前倒しできているということですけれども、とは言え、日本のキャッシュレス化は、他の国と比べるとまだまだなんですよね。そういう状況で、フィンテック専門のコンサルティング・実行支援をされているAtlasさんの、社会課題に関する想いとか、その辺はいかがでしょうか。
あらゆる産業とFintechの融合、これが今ミッションとして掲げていることなんですね。
それを抽象的な話だとして、具体の話を一方でさせていただくと、決済は非常に身近だと思っております。私も今朝コンビニに立ち寄りコーヒーを買おうとした時に、現金を出すよりはクレジットカードや、電子マネーを利用するので個人の日々の活動の中でもお金の受け渡し、決済は非常に身近なものですし、企業活動についてもそうですよね。
政府、公共の世界でも同じように決済は行われているので、少し俯瞰すると、決済に無縁である業界業種は個人レベルでも組織レベルでも国レベルでも決してないと思うんですね。そういった意味では、社会的な課題の解決につながるとも思っていますし、実際にそのようなことを直接的にクライアントの皆様のプロジェクトを支援することによって感じます。
例えば、一つクレジットカードの商品を出すというときに我々のプロジェクトの裏側、そのプロジェクトの先には1000万単位でお客様を有しているクライアントさんもいらっしゃいます。
我々自身がスタートアップなので、1000万人に影響を与えるというのは現時点ではなかなか現実的ではないのですが、クライアントの皆さまのプロジェクトのご支援を通じてであれば我々の価値もさらにレバレッジをかけて1000万、何千万と、それが日本だけでなく海外でも同じような規模の社会的なインパクトを与えられるというところは、非常に今のビジネスをやっているモチベーションの一つでもありますし、ダイナミズムを感じる瞬間でもありますね。
中期事業戦略について
ーー 少し具体例を出していただきましたが、現在から近い未来に向けた事業戦略についてもお伺いしたいです。
例えば今から3年、5年という形で、いわゆる一つの会社さんで言う中期的なプランについて例え話をさせていただきますと、”3階建ての家を作りましょう”というイメージで、1階については、まずはフィンテックのコンサルティングビジネスをしっかりと、さらに実績を積み増していこうと考えています。決済という分野の横には、バンキング(銀行)みたいな話やあるいはキャピタルマーケッツのような証券だったりインシュアランス(保険)があったり金融という大きな海の中でも決済(ペイメント)は一部分なので、まずこのお家の1階建てとしては祖業である決済、ここはしっかり固めていく。しかし、まだまだ取れていない広い海がそこには広がっていますので銀行、証券、保険というのは1階建て部分でしっかりコンサルティング、戦略から実行支援まで固めていこうと思います。
次、2階も作りましょうということを今行っています。これは何かというと、”Why Atlas?”というところにつながる話でして、1階建て部分にはコンサルタントの知見や、プロジェクトのデリバリーを通じて培ってきた知識の転用など、色々なものがありますが、2階にはさらにパートナーシップを取り込んで、アトラス自身のプロダクトやサービスではないのですが、そこに我々のコンサルティング機能を付加してさらに付加価値を上げていくソリューションの部分を現在進めています。その中には、サイバーセキュリティのような話もあれば、AIのような話、あるいはアナリティクスのような話、いろいろあります。
そういった尖ったプロダクトやサービスの提供をする方と我々のコンサルティングと組み合わせてより大きな価値を出していこうというのが2階建ての部分ですね。
3階建て部分はより非連続的な成長というところで、M&Aや、コンサルティングという枠を超えてというところを目指しています。
昨年、シンガポールで同業のフィンテックのコンサルティング会社を買収して、日本から東南アジアへ出ていく場合、海外からエントリーする場合、2wayでご支援を、創業以来やっていますが物理的にシンガポールにも拠点を持ち、プロジェクトの支援をするというところをM&A、あるいは新規事業の立ち上げ、というところが3階建て部分。
オーガニック成長から、さらに非連続な部分というところで目指しているというのが大きな家の作り方、ビジネスの展望です。
ーー 3階建てのお話がありましたが、1階建てで、結構マーケットとしては大きそうですね。
色々な機関投資家、個人の投資家、監査法人の方々ですとか、一種の競合となる他のコンサルティング会社の方々と話をしますが、やはり1階建てだけでも十分なマーケットがあると思いますので、ここはまずしっかり固めていかなければならないという思いは常に持っています。上場前後から、コンサルティングファームでビジネスを立ち上げてきたというメンバーもどんどん参画しています。
私と同じような形で事業会社側でフィンテック、あるいはシステムや、事業企画など領域問わず、中の人としてビジネスを2回3回立ち上げてきた人達が集っていますので、この広大なマーケットに対して、しっかり歩んでいける準備もできている状況です。
今後の採用計画について
ーー 具体的に、この1年間でこれくらい採用したいとかその辺のご計画はされてますでしょうか。
やはり上場企業ですので、マーケットに開示している予算の情報は当然採用の計画に紐づいていますので、社内的にもしっかりと採用に関する予算と、そこに対する実績も、日次で見ている状況です。
まずは今期、東京の人員を昨年対比で倍の人数にしたいと思っていますし、シンガポール側でのビジネスもメンバーをしっかりと採用していきたいと思っています。
採用についてはビジネスに直結する大きな要素なのでしっかり進めています。
ーー コンサルタントの人物像や、求めるスキルセットについてもお話していただけますか。
大きく2つの条件としては考えています。
一つが、フィンテックが私共のフィールドなので、フィンテックの決済、銀行、証券、保険、あるいはその他の分野も色々ありますが、広い意味での金融業界での経験を有している方。
もう一つは、コンサルティング会社でもありますので、コンサルティングのご経験を持っている方。
この2つの要素がありますが、これらを両方満たす方は非常に稀ですので、すぐにご活躍いただけるという意味では、どちらかのご経験を有している方を求めています。
求める人物像
ーー 人物面やコミュニケーションスキル、ソフトスキルの部分で重要視されている部分はありますか。
いくつかポイントはありますね。
コンサルタントとして、クライアントの方々と日々接することがありますのでコミュニケーションがしっかり取れる方ということで一つ見ています。あとはやはり、大きなことにチャレンジしたいですとか、一人でできるプロジェクトというのはほぼありませんからチームで価値を最大化できる方がのぞましいです。
非常に苦しい局面も多々ありますので、そこで逃げない、嘘をつかないですとか、そういったいわゆるビジネスパーソンとしてのパーソナリティを含めた行動様式、思考様式というのも合わせてお話をさせてもらっています。
ーー 実際にご入社されている方のバックグラウンドもお伺いできればと思います。
いくつか実際のコンサルタントのケースでお話しさせていただくと、コンサルティング経験を有している方というのも増えてきました。
そうすると、やはり前職のコンサルティングファームと比較しAtlasという組織を見ていただくわけですが、一言で言うと「レベルが高いですね」「いい人がいますね」、この2つはよくコメントとしていただきます。ですので、そういったコンサルティング経験を有し、アトラスにさらなる挑戦というところで入社いただく方も多くいらっしゃいますが、フィンテックに関するプロジェクトのみを現在は扱っていますのでより専門性を磨き上げる、というところで活躍しているメンバーがまず一つのケースですね。
2つ目のケースは、コンサルティング経験はないけれども 金融のある領域(ペイメント、銀行、保険)のところで、そこの事業会社の中で企画やシステムの領域、業務運用、法的対応のレギュレーションなど、そういうスペシャリストも入ってきています。
そういった方々についてはやはりその分野の知識がある一方で、コンサルタントとしての振る舞いは、まだまだ身につけていかなくてはならない、身につけていきたいという方がいます。彼らに対してもコンサルティングの振る舞いができる人とチームを組み、互いに学び合い、ビジネススキルを含めたものを吸収しながら成長していき、自分の目指す金融のドメインという知識に対してコンサルティングというスキルも要素として掛け合わせて成長していく、というパターンもありますね。
3つ目のケースに関しては、少し切り口が違うのですが、ある会社を定年された方や一線を退く年齢になったシニアな方にも、私としてはご一緒したいなと思っていますので、そういった方々にも積極的にご入社いただいています。人生100年時代というところで、私が今42歳になり改めて、年齢じゃないなと思うこともあります。
例えば、ある非常に大きな企業を定年された方が創業初期にいらっしゃって、あるプロジェクトでご一緒した時に、「この方はすごいな!」と思いました。ですので「Atlasと一緒にやりませんか?」とお誘いしたんですよね。
ある種、社会制度として定年というものがシニアな方の持つ資質と能力とは関係なく線が引かれてしまう。そういった瞬間を迎える方々とお会いした時にも年齢に関係なく働いていきたい、その資質も能力ももちろん有しているという前提でAtlasと一緒に「やったろか!」と。
フィンテックのプロジェクトで価値を出していく、社会的なインパクトを求めたいという方は結構いらっしゃるので、そういった方々もお迎えしてジュニアな方々と組んでもらいコラボレーションするということも意識的に行っています。ですので年齢は、70歳間近から第2新卒ぐらいの25、26歳と、非常に年齢幅が大きい組織だと思います。
心の持ち方に関する信念
ーー 本日(Atlasさんに)お邪魔していますが、最初に伺った際にお出迎えしてくださったじゃないですか。「コンサルタントとしての振る舞い」というお言葉がありましたが、もちろんコンサルタントの業務、また専門知識としての振る舞いもあると思うのですが、心の持ち方とか、人との接し方みたいなところも合わせて体現されるのがすごいなと思いました。そのような部分に関して、山本さんのお考えとかお気持ちはあるのでしょうか?
私が心がけていることもそうですし、組織的にそうあったらいいな、というのはありますね。
一つ事例を挙げると会社を立ち上げるフェーズは、ある種狂気に似たものがあると思いますし、自分が全て成果を出さないといけないという創業者、経営者の想いもあったと思います。
上場するまでは「山本がAtlasを支えているんだ」という、今思うと非常に傲慢な思いを持っていました…正直に申し上げると。
ただ、上場も間近になっていくと色々な関係者の方々に支えられてビジネスやコーポレートの基盤を整えていく過程の中でガラッと180度変わったんですよね。自分が支えているんじゃなくて、支えてもらっているんだなと強く感じるイベントもいくつかあったので、そこから特に自分の意識は変わりましたし、今Atlasの組織を見た時にもAtlasのメンバーだけで動いているのではなく事業活動はありますので、「謙虚にいきましょう」というところが具体的に備わっていったら嬉しいなと意識しています。
未来の仲間へのメッセージ
ーー すでにフィンテック業界にいらっしゃる方や、フィンテック業界に行きたいという方もこのコンテンツを見ていらっしゃると思うのですが、そのような方々に向けて何か最後にメッセージがあればぜひお願いします。
「こういう方々とご一緒したい」という形でお答えさせていただくと、まだまだ我々Atlasは小さな組織で、上場したとはいえ、大きな企業さまに比べると実績も知名度もない状態だと思うんですね。
ただ、それを「一緒に作っていこう、一緒に挑戦していこう」という熱量を持っていただいている方であれば、少なくともAtlasでご提供できる機会というのは結構面白いと思いますし、先程申し上げた、色々な価値観を体現しているメンバー、手前味噌ですが素晴らしいメンバーを揃えていると自負しています。
これからどんどん組織を大きくしていく過程で「誰と働くのか」というのが大事だとするならば、非常に素晴らしいメンバーがAtlasの中にはいてクライアントに価値を提供することを日々実現しています。
そういった形で、まだまだこれから成長していく小さな組織を素敵な仲間と共に大きくしていこう、というところに魅力を感じていただける方とはぜひお会いしたいですし、あまり採用関係なくお話しさせていただきたいです。もちろん願わくは、Atlasに参画していただいて活躍していただけると、そんな幸せなこともないので、そういった方々に出会って、Atlasを選んでいただいきたいと日々思っています。
本インタビューの動画版を以下よりご視聴いただけます
インタビューを終えて
タリスマン株式会社代表 盛内文雄
フィンテックコンサルの専業企業として上場を果たされているアトラステクノロジーズ株式会社の山本社長は、かつては宇宙産業で活躍された異色のバックグラウンドをお持ちであり、お会いするのを楽しみにしていました。
キャリアを築き始めたころの自分を「宇宙人」と称して場を和ませたり、エントランスでお迎えを頂くなど、その気配りや配慮から、周囲の全てをパートナーとして本気で尊重している姿勢が伝わってきました。日本に閉じることなく、インバウンドとアウトバンドの決済をコアに、広くかつ深くフィンテックビジネスを成長させていく戦略はとても魅力的。優秀なメンバーと共にそれを遂行していく環境は、きっと成長可能性にあふれていると思いますので、チャレンジしてみたい方は是非応募を検討してみてください。