金融機関からFintech(フィンテック)企業への転職を望む管理職人材が増えています。
急進的なIT企業が突如Fintech(フィンテック)分野に参入する機会も多く、金融業界出身のスペシャリスト採用に対して、高い評価を行っているからです。
また、既存の金融機関によるFintech(フィンテック)参入も著しく、この分野において大手銀行がIT企業と連携を打診するケースも増えています。
そこで今回は、Fintech(フィンテック)企業での管理職採用を望む方を対象に、採用のためのポイントをご紹介しようと思います。
Fintech転職でカギを握るのは「金融業界でのスペシャリスト(専門)経験」
Fintech(フィンテック)企業は金融系人材に対して、スペシャリストとしての経験を求めます。
Fintech(フィンテック)企業はこれまで銀行が担ってきた決済や融資審査・投資商品など複数の領域で既存の金融機関と競合しますが、これらの企画はいずれも高い金融リテラシーが求められるからです。
これらは当然、システム企画や開発において不可欠となる要素。
金融機関に勤務しながら非効率的なシステムに疑念を持ち、新たな企画立案を行える人材はFintech(フィンテック)企業にとって貴重です。
こうした理由から、Fintech(フィンテック)企業は金融や投資など各業界のスペシャリストに対しても、管理職としての席を用意しています。
Fintech業界ではマネジメント経験が高く評価される
ベンチャー系Fintech(フィンテック)企業は総じて平均年齢が低く、40~50代の人材が少ないところが特徴です。
これは業界自体が若く、組織として成長過程にあることを示唆している反面、十分なマネジメント経験を持つ人材の不足を意味しています。
あらゆるサービスにおいて、マネジメント担当者の手腕は企業の行く末を左右します。
そのため、Fintech(フィンテック)業ではマネジメント経験を持つ40代~50代の金融系出身者をコンサル系人材として迎える事例も多く、こうした経験はスペシャリストとしてのスキルと合わせ、採用時に高く評価されやすいと言えるでしょう。
外資系Fintechでは英語理解も求める
外資系Fintech(フィンテック)では、金融リテラシーを持つバイリンガル人材を管理職として迎える事例も増えています。
日本市場でスタートアップを目指すこれらの企業は、本国スタッフと円滑なコミュニケーションを取れる人材を管理職に据えたいと考えているからです。
ただし、Fintech(フィンテック)ク企業は金融機関同様に、一言一句誤りなく理解できなくてはならないほど高い英語スキルを必要とします。
外資系金融機関での業務経験を持つ人材なども、採用に有利と言えるでしょう。