皆さんは、男性同士と女性同士の人間関係、どちらの方が悩みが多いイメージがありますか?
マイナビ転職の調査によると、20~30代の女性351人のうち60.8%の方に「男性が多い職場の方が働きやすい」イメージがあるといいます。
なぜ女性が多い職場は働きづらいと思うのかという質問では、「人間関係が面倒くさそう」「女性同士は会話の内容に気を遣いそう」といった人間関係で悩むイメージが多いようです。
また、同アンケートでの「職場の女性との人間関係で困ったことがありますか?」という質問では、64.5%の方が「はい(困ったことがある)」と回答しており、実際に女性同士の人間関係に悩んでいる方が多いことが分かります。
そこで、今回は職場での女性同士の人間関係で注意するべきことや、職場の女性と良い人間関係を築く方法をお伝えしていきます。
目次
職場の人間関係で気をつけるべき女性
お局さんに目をつけられないようにしよう
職場での女性同士の人間関係で特に注意したい人物が「お局さん」です。
職場での発言力があり、目をつけられるとトラブルに巻き込まれるなど面倒な問題が発生する可能性があります。
しかし、お局さんをうまく味方につければ、逆に人間関係がうまくいくことがあります。無理に媚びなくても良いのですが、謙虚な姿勢で接し、相手を立てるように振舞ってみましょう。
同僚の嫉妬は上手く交わそう
次に注意するべきなのは、同僚の女性です。同僚は最も仲良くしやすい存在ですが、同時にライバルでもあります。
上司に褒められたり仕事で成果を出したりすると、同僚に妬まれてしまうこともあります。
嫉妬が原因で嫌味を言われた時などに仕返しをしてしまうと、余計にヒートアップをしてこじれてしまいます。嫉妬されないように、自慢話はせずに、相手の良いところを見つけて褒めるようにしましょう。
職場の女性同士の人間関係でトラブルになりやすい行動
どんな行動が原因で職場の女性同士でトラブルになってしまうのでしょうか。女性同士の人間関係で標的になってしまう例としてよく挙げられる行動を見ていきましょう。
空気が読めない
職場で女性に敵視されている方は、空気が読めていないということがよくあります。
特に女性は集団で行動し、協調性を大切にする傾向があります。そのため、周りの人とずれている発言をしたり、悪目立ちをしてしまうと仲間はずれにされてしまうことがあります。
それぞれの社員の性格をよく観察して、「この人はどのように接したら喜ぶのか」「この人に言ってはいけないことは何か」などといった空気を読むことも大切です。
目上の社員に対して失礼な行動を取っている
「正しく敬語が使えない」「挨拶をしない」など、職場での振舞いとして基本的なことができていない場合も、目をつけられてしまうことがあります。
同僚や後輩にも礼儀は必要ですが、上司や先輩に対して失礼な振る舞いをしてしまっていると、さらに非難の的となってしまいます。例え年齢が自分より年下でも、立場上上司や先輩にあたるのであればしっかり敬語で話さなくてはいけません。
職場の女性と良い人間関係を築くためにはどうしたら良い?
それでは、職場の女性と良い人間関係を築くためにはどうしたら良いのでしょうか。
否定をしない
自分と価値観が違うと感じる相手の意見でも、真っ向から否定をしないようにしましょう。
例えば、年上の女性があなたにアドバイスをしてくれるけれど、考え方に賛成できない、もしくは仕事以外のアドバイスは要らないので放っておいてほしいと迷惑に思うことがあるかもしれません。
しかし、その女性が本当にあなたの力になりたいと思ってアドバイスをしてくれているのであれば、それを否定されたことで心が傷ついてしまいます。
相手を傷つけてしまったことが原因で人間関係がうまくいかなくなってしまうこともあるため、注意をしましょう。
嫉妬されるような話をしない
女性の嫉妬を買うような話をしないように注意をしましょう。職場の女性同士で、恋人や家庭などプライベートの話をすることもあるでしょう。ここで、充実していて幸せなアピールをしてしまうと、嫉妬を買ってしまうことがあります。
女性は、幸せな話よりも、辛い話や苦労話に共感をする傾向があります。ですので、職場では幸せであるアピールよりも、苦労している話をした方が共感が得られ、人間関係もうまくいく可能性があります。
謙虚な姿勢で接する
職場で、特に女性と話す時は謙虚な姿勢で接することを心がけましょう。
仕事をする中で注意をされたことに対して疑問に思うことがあっても、「ご指摘いただきありがとうございます。」とお礼を言うことで、素直に受け入れる姿勢を見せることができます。
その上で疑問に思うことを質問すれば、相手も嫌な気持ちにはならないでしょう。仕事に対する認識をすり合わせることで、業務を円滑に進めることにも繋がります。
悪口に参加しない
職場での女性の人間関係では、その場にいない人の悪口を言い合うことがよくあります。悪口を言い合っている時は仲間意識が生まれるかもしれませんが、実際には「自分も知らないところで悪口を言われているのではないか?」と不信感を抱いてしまい、結果的に職場全体の人間関係を悪化させてしまう原因になります。
また、他人の悪口に「そうだよね~」などと軽く同意をしただけでも、職場で悪口を言った張本人にされてしまう危険性もあります。
悪口を聞かされた時はただ話を聞くだけにして、賛同しないように気をつけましょう。
仕返しをしない
職場の女性に嫌なことを言われたら思わず言い返したくなるかもしれませんが、仕返しをするとさらに相手の攻撃を強めてしまい、お互いにより嫌な気持ちになってしまいます。
例えば「マウンティングをしてくる女性にイライラする」という悩みをよく聞くことがあります。マウンティングをされたと感じたら、対抗するのではなく、それ以上会話を続けずに聞き流すようにしましょう。
これを何度か続けていると、相手が「反応しないから面白くない」と思い、あまりマウンティングをとるような話はしてこなくなるでしょう。言い争いも防げるため、人間関係を良好にすることも期待できます。
職場の女性同士の人間関係に悩まないためのポイント
頑張って行動しても一向に人間関係が改善しない場合は、無理に仲良くする必要はありません。職場の女性同士の人間関係に悩まず、なるべくストレスを感じなくさせるポイントをお伝えします。
仕事に集中する
当たり前のことかもしれませんが、仕事に集中することを一層意識してみましょう。仕事に集中すれば、周囲の女性の人間関係があまり気にならなくなるはずです。
また、仕事で成果を出せば、職場の女性達に頼られる存在になることができます。「人間関係を良くしたい」と思っているあなたが皆に認められることで、人間関係も改善していくかもしれません。
仕事とプライベートをきっちり分ける
仕事とプライベートを割り切って考え、その姿勢を周囲にも見せるようにしてみましょう。
プライベートで誘われても無理に付き合わなければ、だんだんと職場の女性から誘われることも少なくなり、余計なストレスを抱えずに済みます。お誘いを断る時は「誘ってくれてありがとうございます。」とお礼を言った上で、丁寧に断るように気をつけましょう。
信頼できる人に相談する
職場の女性全員と仲良くしようとすると、気を遣って疲れてしまいます。そこで、職場に信頼できる仲間を1人でも作って、人間関係での悩みを相談できるようにしましょう。
職場に相談できる人がいない場合は、職場以外の友人や家族でも構いません。直接解決には繋がらなくても、1人で抱え込まずに話を聞いてもらうだけでストレスが軽減されます。
派閥に属さない
職場で女性同士のグループの派閥があると、派閥同士で争いになったり、陰口を言い合ったりしがちになります。
「人間関係の争いに巻き込まれるのが疲れた」「今いるグループの人とは実はあまり気が合わない」と感じたら、思い切って派閥に属さないで単独行動をすると楽になることがあります。
ランチに誘われても、「お弁当を持っているので」「仕事を急いで終わらせなければいけないので」などの理由をつけて断ることで、集団行動をしない人という印象を与えることができます。
部署を異動する
部署を異動して関わる人が変われば、案外人間関係が改善するということも有り得ます。上司や人事部に相談して、部署異動を申し出てみましょう。
今、女性の多い部署で人間関係に悩んでいるのであれば、次は女性よりも男性が多い部署を希望してみると良いかもしれません。
まとめ
職場での女性同士の人間関係は大変だと感じることも多いかもしれません。まずは、職場の女性の性格を掴み、空気を読んだ発言をすること、そして相手に失礼と感じさせない振る舞いをすることを心がけましょう。
色々と試してみたけど人間関係が改善しないという場合は、あえて職場の女性と必要以上に関わらずに距離を取ることで、人間関係に悩むことが少なくなると考えられます。少しでも自分がストレスを感じない環境に身をおくということも大切にしてみましょう。