8回連続で中途採用者の新人教育の様子をコーチングOne on Oneでお伝えしてきましたが、今回が最終回です。
篠原の各部署が納得できる優先順位でシステム改修案をまとめるためのマトリックス指標を説明するプレゼンテーションは成功したようです。
今日は、佐久間と菅沢とのOne on One です。
背景
彼らはオミヤゲドットコムという会社のプロジェクト推進部の社員です。
プロジェクトマネージャーの佐久間はチームメンバーの成長のためにOne on Oneをコーチングで行っています。今回部下の菅沢に新しい中途採用者が入社しました。篠原のミッションはMade in Japan以外の製品をより分けるEXOシステムの改修案のとりまとめです。
主な登場人物:
佐久間省吾 35歳 プロジェクトマネージャー
菅沢莉子 32歳 プロジェクトリーダー 佐久間にレポート
東堂聡志 28歳 プロジェクトリーダー 菅沢にレポート
篠原大輝 29歳 プロジェクトメンバー 菅沢にレポート
第1回目はこちらから
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<どんなテーマでもコーチできる人材になる>
コーチングのチェックポイント
沈黙は相手が考えている時間です。じっくり待ちます。
相手の話を聞いている時に心に浮かぶ様々な声をフィルターと呼びます。フィルターに気付いても出さない事が大事です。
達成したときの現象を決めておき、実際に現象を確認できたら、コーチもコーチされる側も確認して承認し、喜びを分かち合います。
まとめ
中途採用の新人教育は、全くの新人扱いではなく、キャリアある成熟した人間として行う必要があります。
それには、ティーチングとコーチングの割合をよく考えて対処しましょう。そして、部内部外でも適切な期間内に戦力となって生き生きと会社になじんで行ってくれるようにサポートします。
8回に渡ってコーチングOne on One のセッション例を物語形式でご紹介しました。ご自身が中途採用で入社する、もしくは、中途採用者の新人を部下に迎える方の役に立つことを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コーチングや今回のポイントのご質問など、ぜひFacebookやメールでメッセージください。お待ちしております。
*この物語に登場する人物名、団体名、システム等はすべて架空のものです。
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