転職先として人気があるコンサルティング職ですが、実際にどのような仕事をしているのか分からない方も多いのではないでしょうか。コンサルティング職は、一言で表すと企業の相談役というポジションになり、専門知識やコミュニケーション能力などが求められます。
そこで今回は、コンサルティング職の仕事内容や必要なスキルについて解説します。
コンサルティング職へ転職する際どのようなスキルが求められるのか、ぜひ参考にしてみてください。
コンサルティング職の仕事について
ここでは、コンサルティング職の概要について解説します。
コンサルティング職とは?
コンサルティング職とは、主に企業が抱えている課題を見つけ解決策を提案する仕事です。コンサルタントという仕事はアメリカで発祥し、外資系ファームが日本に進出したことで国内でも広く知られるようになりました。
コンサルティング職の仕事内容
コンサルティング職の具体的な仕事内容は、取り扱う企業の業種やプロジェクトによって異なります。
IT系の企業がクライアントの場合、システム構築や運用指導など現場のサポートがメインになる機会も多いでしょう。また、会社経営に対するコンサルティング職では、経営の課題を見つけ出し経営戦略を立て、円滑に事業を進められるような提案をします。さらに、資金調達やM&Aの支援などをするケースもあり、業務内容はさまざまです。
自分の経験や強みを活かせるファームに入社することが、広く活躍できる場を持つきっかけとなるでしょう。
コンサルティング職に必要なスキル
コンサルタントの仕事には、幅広いスキルが求められます。
ここでは、特に必要とされるスキルについて解説します。
コミュニケーション能力
コンサルタントに最も必要とされるのが、相手の意図や要望を正確にくみ取るコミュニケーション能力です。クライアントが抱えている潜在的・顕在的な悩みを正確に引き出すために、しっかりコミュニケーションを取ることが必要とされるためです。
自分たちの抱えている課題を明確に言葉にできないクライアントもいらっしゃいます。
そのような場合でも、クライアントの代わりに課題を言語化し、解決策をまとめなくてはなりません。丁寧にクライアントの話を聞き取り、建設的な議論をするためにも、コミュニケーション能力は重要です。
専門的な知識
関わる業種の問題に対して的確な解決策を提案するためには、専門的な知識が必要です。
たとえば、IT系企業がクライアントの場合は、システム領域の知識が求められるでしょう。専門的な分野に関連する資格を保有していることが、転職の際に有利になる場合もあります。
しかし、コンサルティング職に必ずしも資格が必要というわけではありません。
クライアントの悩みを把握し、いかに貢献できるかという点が最も重要です。
英語力が必要なケース
外資系ファームで働く場合は英語力を必要とされることも多々あります。
クライアントが外国人の場合、英語で交渉をおこなうため、読み書きだけではなく実践的な英語力が求められます。
以前は企業によって、TOEICやTOEFLなど試験の点数が重視されるケースもありました。
しかし近年では、試験の点数よりも、スムーズに英語で交渉できるかどうかが重要とされる傾向にあります。そのため、試験の点数よりも、いかに実践的な英語力を身に付けられるかに重きを置かれる場合もあります。
コンサルタントの給料について
コンサルタントの平均的な給料は、500万〜2,000万円が目安です。
所属するファームの規模や役職によって給与は異なりますが、一般的な役職ごとのベース年収の例を挙げます。
- コンサルタント歴0~3年のアナリスト・コンサルタント…500万~1,300万円
- コンサルタント歴2~10年のマネージャー…1,400万~2,000万円
- コンサルタント歴5~15年のプリンシパル…1,700万~2,500万円
- コンサルタント歴7年以上のパートナー…2500万円以上
この他に業績賞与として、ベース給与にプラスして支払われます。
コンサルティング職は企業の相談役
コンサルティング職は、さまざまな分野で課題を抱える企業に解決策を提案する仕事です。業種によっては専門的な知識が必要な場合もあるため、現在のキャリアを活かした方が有利に転職できます。
コンサルティング職に就きたいのであれば、コンサルティングファームへ就職するのが一般的です。自分に向いている分野に迷う方は、転職サービスを利用するものよいでしょう。
タリスマンの転職サービスなら、それぞれの強みを発見しスムーズな転職をサポートします。
コンサルティング職への転職を成功させたい方は、ぜひタリスマンへご相談ください。