IT業界は、テクノロジーの急速な進化により、他の産業を凌ぐスピードで変革を続けています。2024年は、AIの進化、クラウドコンピューティングの拡散、IoTの普及がさらに加速し、これらの技術がビジネスと日常生活に深く浸透しました。このような環境下では、IT業界で働く人々だけでなく、この分野への転職を考えている方々にとっても、最新の業界知識とITリテラシーの習得が不可欠となっています。
本記事では、IT業界への転職を検討されている方々に向けて、最新の業界動向を踏まえたおすすめの書籍を紹介します。エンジニア、Webデザイナー、プロジェクトマネージャーなどの職種別に分類し、それぞれの分野で求められる知識やスキルの習得に役立つ本を厳選しています。
目次
IT業界転職にあたって業界知識は必要か?
IT業界への転職、特に未経験からの参入を考える際、業界や志望職種に関する基本的な理解は不可欠です。この知識は、応募書類の作成や面接対策において重要な役割を果たすだけでなく、転職後の適応と成長にも大きく影響します。
単なる表面的な情報収集ではなく、技術トレンド、ビジネスモデル、業界構造など、多角的な理解を深めることが重要です。また、知識の習得は一時的なものではなく、継続的な学習と更新が求められる点にも留意し、常に最新の情報にアンテナを張り、知識のアップデート続けることが、IT業界でのキャリアを成功させる鍵となります。
効率よく業界知識を得るには「本」が良い理由
他業界からIT業界へ転職を考える人にとって、業界知識を効率的に身につけるなら、本を読むことがおすすめです。もちろんWebを利用して、IT業界についての情報を集めることは可能です。リアルタイムでの業界の動きや新しい情報に関しては、書籍よりも鮮度が高い情報が得られるケースもあるでしょう。
一方、本の場合は効率的かつ体系的に業界知識を習得することができます。2024年の現在、デジタル情報が溢れる中で、書籍が依然として効果的な学習ツールであるといえます。転職志望者にとっては、企業研究や面接対策などに必要な情報も入手できるのでおすすめです。
【書籍の優位性】
- 情報の質と深さ
- 専門家による厳選された情報と、より理解しやすく編集された構成
- 業界全体の俯瞰的理解を通した体系的な知識構造の習得
- 長期的なトレンド分析と洞察を得られやすい
- 集中力と理解度の向上
- WEBページにありがちな広告や、媒体運営者の意図的な誘導といった干渉が少ない
- 深い没入感による効果的な学習ができ、電子書籍と併用すればスキマ時間の有効活用も可能
志望している方向性別に本を選択しよう
IT業界と一口に言っても、皆が同じ方向を向いているわけではありません。もちろんすべてのIT分野に共通する業界の基礎知識もありますが、異なる分野の人にとっては未知のものも多いでしょう。そのため、やみくもにIT業界の知識だから知っておくべきというのではなく、志望している分野や職種などのテーマに沿って、業界研究に取り組むのが賢明な方法です。
IT業界志望者のテーマ別おすすめ本15選
ここからはIT業界の解説本を、以下のように志望者のテーマを分けた上で、おすすめの本を紹介していきます。
- 全てのIT業界志望者が読むべきおすすめの本3選
- エンジニア志望者におすすめの本3選
- Webデザイナー志望者におすすめの本3選
- マネジメント方面志望者におすすめの本3選
- Webマーケター志望者におすすめの本3選
全てのIT業界志望者が読むべきおすすめの本3選
目指している職種を問わず、IT業界を志望するすべての人に役立つおすすめの本を3冊紹介します。
ITロードマップ2024年版
野村総研による「ITロードマップ」調査をベースとし、これから情報技術がどう変わるのか、どのようにビジネス、経済、社会に受け入れられて行くのかを予測します。2024年に大きく発展を遂げた生成AIのトピックはもちろん、スペーステック、ネイチャーテック、セキュリティ関連のトピックも網羅されています。
- IT業界の包括的な動向を把握できる
- 技術戦略の立案に役立ち、経営者から実務者まで幅広い層に適している
- 著者は野村総合研究所 IT基盤技術戦略室 NRIセキュアテクノロジーズで、ロングセラーの定番本
【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド[改訂第5版]
この本はITの常識をビジネス上の武器にするための内容を解説しています。累計出版部数が7万部を超える本です。新技術の背景や付加価値とそのつながりまでが、体系だって理解できるように書かれており、高く評価されています。DXに関してや注目すべき技術分野、クラウド、サイバーセキュリティ、IoTなどの変わらず重要であり続けるITトピックなども盛り込んでいます。
特典として、掲載図はすべてパワーポイント用データとしてダウンロードが可能であり、著作権フリーで利用ができます。知識を学ぶだけでなく、学んだ知識を積極的にビジネスの実践に活かしたい人におすすめです。
- 最新のIT技術とトレンドを視覚的に理解できる
- 生成AIやDXなど最新の話題にも対応。PowerPointデータが提供され、学んだ内容を実践に活かせる
キタミ式イラストIT塾応用情報技術者
この本は応用情報技術者試験に向けた構成となっており、専門性はやや高くなりますが、すべての解説をイラストベースで行っており,とてもわかりやすいのが特徴です。
東京大学先端科学技術研究センター長や放送大学大学長も務めた工学博士岡部洋一先生によって監修されています。
- イラストを用いた分かりやすい解説
- 応用情報技術者試験の対策にも有効
エンジニア志望者におすすめの本3選
IT業界の中で、エンジニアなどの技術系職種を目指す人におすすめの本を3冊紹介します。
若手ITエンジニア 最強の指南書(日経BPムック)
この本は若手エンジニアに必須とされる、知識とスキルを網羅して解説しています。若手エンジニアにとっては、多くの知識やスキルを身につける必要があります。システム開発のエンジニアリングや技術に関連する知識、マネジメントのノウハウ、そして日常の仕事を円滑に進めるためのヒューマンスキルなど多岐にわたります。
それらの知識を20のテーマに体系化し、テーマごとの7つの重要ポイントを図解も添えつつわかりやすく解説しています。IT業界のエンジニアを目指す、若い方におすすめです。
詳しくはこちら
ITエンジニアのための業務知識がわかる本 第5版
この本はITシステム開発の入門書として、欠かせない業務知識を解説しています。現代の情報システム開発を担うITエンジニアは、ITスキル以外にもシステム開発に必要な業務知識も求められます。しかし、それらの業務知識は多種多様で、未経験者が全体像を理解するのは困難です。
本書は、そういうエンジニアの仕事に必要な業務知識の入門であり、最新の社会情勢と関連法規に対応して書かれています。エンジニアが業務を理解することで、ユーザーと同じ言葉で適切なソリューションを提案できるよう、必須の知識を体系的にまとめています。
- ITシステム開発に必須の業務知識を効率的に学習可能
- 会社経営、財務会計、人事管理、販売管理など主要分野の知識を解説
21世紀最強の職業 Web系エンジニアになろう AI/DX時代を生き抜くためのキャリアガイドブック
この本は現役エンジニアにして人気YouTuber、オンラインサロンの主宰者でもある著者が、Web系エンジニアになるために必要な知識、ノウハウ、キャリアステップのすべてを丁寧に解説しています。
彼はWeb系エンジニアを「需要と将来性」「報酬」「スキルのポータビリティ」「働き方の柔軟性」「フリーランス案件の充実度」「他職種との掛け算の容易性」「ジョブチェンジの実現可能性」「業務のオンライン上の完結性」が全て満たされる職業と主張します。数あるエンジニアの職種の中でも、特にWeb系エンジニアを強く志望している人におすすめです。
- Web系エンジニアの包括的な情報提供
- 著者の豊富な経験に基づき、現場の実態に即した形で必要なスキルやキャリア戦略を解説
Webデザイナー志望者におすすめの本3選
IT業界の中で職種として一定の人気がある、Webデザイナーを目指す人におすすめの本を3冊紹介します。
1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座[第2版]
この本はWebデザイナーの入門講座として、HTMLとCSS、およびWebデザインに関して初学者に必要なすべての知識を解説しています。最新のWebサイトの作り方が、一挙に学べる内容で、知識ゼロの状態からでもHTMLとCSSの基本を体系的に学べます。モバイルファースト、アニメーション、トレンドデザイン、HTML Living Standard、WebPなど最新の情報も掲載。
著者はWeb界隈やデザイナーであれば、もはやお馴染みの情報サイト『Webクリエイターボックス』の管理人、Manaさんです。
- 初心者向けの実践的な入門書
- HTMLとCSSの基本からWebサイト制作まで学べる
これからはじめるFigma Web・UIデザイン入門
WEBデザインやUI開発におけるスタンダードなツールとなったFigmaを初心者に向けて解説していますが、経験者にとっても網羅的に学べる内容となっています。デザイン制作のながれがつかみながら、ポートフォリオサイト、コーポレートサイト、ECサイト、といった作例に求められる調査や情報整理、フレームの用意やスタイル、プロトタイプの作成方法まで解説しています。
- Figmaの基本的な使い方から学べる
- UI/UXデザインの基礎知識を習得可能で、スタイルガイドの作成方法やプロトタイピングについても解説
HTML&CSSとWebデザインが1冊できちんと身につく本[増補改訂版]
この本はPCサイトおよびモバイルサイトのデザインの基礎力とHTML、CSSコーディングの知識が1冊で身につくように書かれています。通常Web制作の仕事に就く際にはHTMLとCSSを学ぶことがスタートですが、本書はそういった体系立てた文法学習よりも、コーディングとはどんな作業なのかをまず理解するための入門書です。
架空のカフェやショップのサイトをチュートリアル形式で制作しつつ、基本的なHTML要素やCSSの基本構造を学ぶことができます。ほかにも、レイアウトのテクニックやWebデザインおよびレスポンシブデザインの基本も身につきます。まったくの初心者からWebデザイナーに興味を持ち、目指している人におすすめです。
- PC版だけでなく、モバイルサイトのデザインも習得できる構成
- 「コーディングとはどのような作業なのか」を理解できるよう設計された初学者向けの入門書
マネジメント方面志望者におすすめの本3選
IT業界の中でも、プロジェクトマネージャーを始めとしたマネジメント方面を目指している人におすすめの本を3冊紹介します。
アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法(THEORY/IN/PRACTICE)
この本はものごとを成し遂げるために、行うべきことや行うべきではないことという実践的視点から、プロジェクトをマネジメントするための考え方やヒントを解説しています。著者がマイクロソフトにおいて多くのビッグプロジェクトを成功に導いた、豊富な経験とノウハウが詰め込まれた書籍です。
要求定義、仕様書、スケジュール、ビジョン、意思決定、政治力学、リーダーシップ、コミュニケーション、トラブル対策などのさまざまな角度からマネジメントを考察しています。マネジメント方面を目指す人や、その前段階としてチームリーダーを目指す人におすすめです。
世界一わかりやすいプロジェクトマネジメント 第4版
この本はAmazon Japanの「オールタイムベストビジネス書100」に選ばれたベストセラーです。リソースを巧みに管理し、納期と予算どおりにプロジェクトを完結させ、想定した利益を生み出す活動であるプロジェクトマネジメントの教材として、世界中のプロから推薦を受けています。
また、プロジェクトマネジメントのフェーズごとに、想定できるリスクを避けて成功に導くための実践的なノウハウやツール、チームを率いていくためのマネジメント上の実践的なアイデアなどを紹介しています。
プロジェクトマネジメントの国際基準「PMBOK」に完全準拠しているので、グローバルなプロジェクトにも対応できる内容です。IT業界のマネジメント職、特にプロジェクトマネージャーを目指す人におすすめです。
詳しくはこちら
「プロジェクトマネジメント」実践講座
この本は注目度が高まるプロジェクトマネジメントを、3つの視点と豊富な図解でわかりやすく解説しています。プロジェクトマネジメントの能力は、IT業界だけではなくどの業界でも求められ、注目度は高いというのが著者の主張です。その著者自身はプロジェクトマネージャー研修事業において、これまで2,000名ものプロジェクトマネージャーを育てた実績があります。
企業が求める人物は、目標を自ら設定し、リソース、コスト、スケジュールなどをコントロールして仕事を進められる人であり、それがプロジェクトマネジメントを理解し実践できる人材であるというのが著者の結論です。その上で著者は、プロジェクトマネジメントを「目標設定」「計画」「実行」の3つの視点と、プロジェクトの進捗に沿って解説しています。
IT業界のプロジェクトマネジメントを目指す人はもちろん、業界の枠を超えてプロジェクトマネジメントの仕事を目指す人にもおすすめです。
Webマーケター志望者におすすめの本3選
IT業界だけでなく広告業界や事業会社からも人材ニーズがある、Webマーケターを目指している人におすすめの本を3冊紹介します。
BtoBウェブマーケティングの新しい教科書 営業力を飛躍させる戦略と実践
この本はそれぞれの企業の戦略と戦術に則った、最強のWebマーケティングの営業モデルを構築する方法を解説しています。Webサイトのリニューアルや改善だけでは、マーケティングにはならないというのが著者の主張です。また、Webマーケティングのツールが多数登場していますが、それらを導入すれば課題が解決するというものではないとも断言しています。
この本は、Webマーケティングの基本的な考えから、自社に合う戦略と戦術の立て方、成功事例からみる実践方法までを1冊で学べます。Webマーケティングに取り組む際に考えるべきことを、総合的に理解できる、まさにWebマーケター志望者にとっての教科書と言えるでしょう。Webマーケティングを基礎から学びたい人や、すでに実践していて結果を出したいWebマーケティング担当者におすすめです。
はじめてでもよくわかる! Webマーケティング集中講義
この本はゼロからWebマーケティングを始める人から学び直しの人まで、Webマーケティングに携わりたいすべての人に向けた実践的な入門書です。幅が広いWebマーケティングの概念を俯瞰できるように、トピックごとに章立てして講義の形式で解説しています。
各講義の末尾には「考えてみよう」や「さらに深掘り」などの、理解を深めるための工夫もなされています。理解の度合いを確認するための穴埋め問題もあり、自身の理解度をチェックしながら読み進められるでしょう。初学者ながらも、真摯にWebマーケティングに向き合いたい人におすすめです。
図解デジタルマーケティング・ハンドブック
この本はコロナ禍により、一層その効用が注目されているデジタルマーケティングの技術を解説しています。デジタルマーケティングとは、Webマーケティングをその中に含みつつ、さらに広大な領域を対象とするインターネットマーケティングです。
PCやスマホのWebサイト周りに加え、インターネットTVやデジタルサイネージ、オンラインからのリアル店舗との連携、サブスク、D2Cなどの新たなビジネスモデルも包含した非常に広範囲なビジネスがデジタルマーケティングの対象になります。
SNSを顧客接点にさまざまなネットメディアを駆使して、最適なアプローチで最大の成果を上げるためにはどうするべきかという、壮大なテーマに対する回答をデジタルPRで多くの実績を持つ著者が解説しています。従来のWebマーケティングの枠にこだわらず、インターネットが関係するあらゆるメディアを武器にするデジタルマーケティングに興味がある人におすすめです。
IT業界おすすめ本を読んだ後に取り組むべきこと
IT業界のおすすめ本を読んだ後に、志望する職種を真剣に目指す場合にはアクションを起こす必要があります。それぞれの志望者別に、取り組むべきことを紹介しましょう。
エンジニア志望者が取り組むべきこと
エンジニア志望者がおすすめの本を読んだあとに取り組むべきことは、再現性がある以下の3つの方法のいずれかにトライすることです。
- IT人材不足からくるポテンシャル採用枠で転職
- プログラミングスクールで学びSIer企業に転職
- 独学&コスパでスキルを学びWeb系企業に転職
この中で自身に合った方法を取ることで、比較的スムーズにエンジニアに転職することが期待できます。これら3つの方法に関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
転職志望者に人気があるエンジニアには、実務未経験者でも転職することが可能です。とはいえ、具体的にはどのような方法で転職すればよいのか、わからない人も多いですよね。今回の記事では、実務未経験からエンジニアに転職するための、具体的な3つの方法や勉強法について解説します。エンジニアへの転職を視野に入れているみなさんは、ぜひ参考にしてください。売り手市場のエンジニア、その仕事内容とは?エンジニアはIT企業もしくは一般企業におけるIT部門の、技術系専門業務を担当する職種です。エンジニアとひと口に言ってもその... エンジニアになるにはこれをやろう!未経験から転職できる3つの方法 - 35ish |
Webデザイナー志望者が取り組むべきこと
Webデザイナー志望者がおすすめの本を読んだあとに取り組むべきことは、Webデザインの制作に欠かせないHTML、CSSの知識やPhotoshopなどのツールの使い方を学ぶことです。それぞれにフォーカスした教材やオンライン講座、スクールなどで学ぶことができます。
前章の末尾で紹介した記事の中の「独学&コスパでスキルを学びWeb系企業に転職」はWeb系エンジニアを想定したものですが、Webデザイナーに共通する内容も多く含んでいます。教材やポートフォリオ作成に関して参考になるので、ぜひチェックして下さい。
マネジメント方面志望者が取り組むべきこと
マネジメント方面志望者がおすすめの本を読んだあとには、取り組むべきことは、業界未経験の場合とプログラマーの場合、SEの場合でそれぞれ異なります。業界未経験の場合は、IT業界でいきなりマネジメントの仕事に進むことは基本的に難しいです。まずは基本職種のプログラマーとして、業界に関わりましょう。
そのためには、独学やオンライン講座、プログラミングスクールや勉強会などでプログラミングの基礎を身につけてIT業界に転職するか、ポテンシャル採用で入って研修を受けつつ働き始めるなどで業界人となることが先決です。プログラマーとしてプロジェクトを何度か経験し、SEにキャリアアップしましょう。そしてプロジェクトマネージャーの補佐であるプロジェクトリーダーを経れば、マネジメントの仕事が射程距離に入ってきます。
すでにプログラマーの場合は、自らが担当する案件の理解を徹底し、バグの少ないプログラムの作成を目標にスキルアップを目指しましょう。その上で担当するプログラムだけでなく、プロジェクトの全体を把握しようと努め、プロジェクト内での自分の位置付けを把握し、他のチームとの関係を円滑にすることに注力するのです。そういう経験の延長線上でSEの領域に進み、プロジェクトリーダーへのキャリアアップを経て、マネジメントを目指しましょう。
すでにSEの場合は、自身が担当する仕様書のわかりやすさに注力し、成果物のクオリティを上げることを目指すべきです。プログラマーからもフィードバックを受け、仕様書を作るスキルをブラッシュアップしましょう。さらにプロジェクト全体の動きを理解し、チーム内のタスクの進捗をチェックする視点で仕事ができればプロジェクトリーダーへの道につながります。リーダーを着実にこなし、マネジメントを補佐できればプロジェクトマネージャーのチャンスは巡ってくるでしょう。
Webマーケター志望者が取り組むべきこと
Webマーケター志望者がおすすめの本を読んだあとに取り組むべきことは、Webマーケティング講座やスクールを受講することです。多くの講座やスクールがあるので、豊富な選択肢から選べます。迷った場合のおすすめのサイトを挙げておきましょう。
Googleが提供している「Google Digital Workshop」は、デジタルマーケティングを中心とした8種類のコースを無料で受講できます。Webマーケティングの知識がまだない初学者でも、図解も含めたわかりやすいレクチャーで学べます。全コースを修了すると「公認認定証」がもらえ、履歴書にも記載できるのでデジタルスキルをアピールするのに有効です。
また、世界最大級のオンライン学習プラットフォーム「Udemy」では、「Webマーケティング」で検索するとおよそ10,000件の講座があります。ほかにも、基礎から運用にも応用できる実践まで豊富なトピックを網羅したferretのWebマーケティング講座がおすすめです。検討する際の参考にしてください。
まとめ
IT業界に転職を検討しているなら、ネット情報に加えて自身の志望している方向性に関する本を読んでみることをおすすめします。情報鮮度はWeb情報には敵いませんが、掘り下げた内容や周到な検証において信頼に足るものが多いです。
IT業界を目指すみなさんはここで紹介した情報を参考に本を読み、またその後にやるべきことにチャレンジして転職を成功させましょう。