「スカウトが届きすぎて読み切れない」「自分の経歴に合わないスカウトばかり届く」「テンプレート化されたスカウトばかり」
転職活動で、たくさんのスカウトが来るのは嬉しい反面、「さばくのが大変!」 そんな風に感じていませんか?
本記事では、タレントリサーチャーが、スカウトを送る側の立場から「どうすれば大量のスカウトから”本物のスカウト”を見極められるのか」や「無駄なスカウトを減らす方法」を解説しています。
※本記事は以下の動画をベースとした再編集版です。動画でも同じ内容をご視聴いただけます
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こんにちは!タリスマン株式会社 リサーチャーの高砂です。今回は転職活動でほとんどの人が経験する「大量のスカウトメール」問題への対応方法をお伝えします。転職活動をスムーズに進めるためのベストプラクティスを一緒に見ていきましょう!Talent Researcher
Kanako Takasago
スカウトを効率的に選別する方法
スカウト管理の基本
スカウト管理の第1歩は迅速にスカウトを選び分ける方法を知ることです。まずは、ご自身の目標に合ったスカウトに絞り込みましょう。
- 職種
- 勤務地
- 給与レンジ
- 企業規模
といった、重要な要素を基準にすることで、優先順位をつけやすくなります。
とはいえ、”〇〇様にお勧めの求人です” のように、詳細が記載されていないものもあると思います。
ここで重要なのは、転職サイトへ自分の情報や希望条件を詳細に登録しておくことです。
希望と合わないスカウトを防ぐ
希望条件が記載されていない場合、リクルーターは一般的なポジションを提案しがちです。
希望条件を具体的に記載することで、無駄なスカウトを減らすことができます。記載すべき項目の例を以下に挙げてみます。
職種: フルスタックエンジニア フルスタックエンジニア、マーケティングスペシャリストなど、具体的に使用言語: Python, Goほか 開発経験: 6年 職種がエンジニアの場合、開発言語の使用年数やレベルを記載しておくとスカウトする側にも伝わりやすく、無駄なスカウトが届きにくくなります希望勤務地: 東京、神奈川 フルリモート希望の場合は予め明記しておきましょう希望年収: 700万円以上 年収は最低ラインを記載しておきましょうリモートワーク: 可 希望勤務形態: 正社員 英語レベル: TOEIC850点 グローバル企業では英語必須の場合があるため英語レベルを記載することも重要です。特に英語を活かせるポジションを希望の場合は明記しておきましょうその他:スタートアップに興味あり 例えば、成長中のスタートアップ企業希望、外資系企業でのキャリアを希望などと記載すればリクルーターは希望に合わせたポジションを紹介してくれます
また、あまりにも的外れなスカウトばかり送って来られて困る場合、特定のヘッドハンターや企業をブロックできる求人サイトもあります。そのような機能も是非活用してみてください。
受け取った気になるスカウトに対してテンプレート質問を活用する
受け取った気になるスカウトに対して、リクルーターとやり取りをする際に事前に用意した質問のテンプレートを使うのもおすすめです。
ポジションの詳細や福利厚生について定型文で質問すると時間を節約でき、必要な情報を素早く得られます。例えば、次のような質問です。
「具体的な役割や責任について教えてください」
「このポジションの給与レンジを教えてください」
「勤務時間やチーム構成はどうなっていますか」
大量のスカウトを管理するのは、コツさえつかめば簡単です。明確な基準を設定し、テンプレートを活用することで、送られてきたスカウトや求人案内を効率的に仕分けして、応募判断ができるようになります。
ぜひ試してみて、理想のキャリアを築きましょう!
この記事の監修者:Kanako Takasagoのコメント私自身は一人ひとりの経験や職歴を把握しながら、日々丁寧なスカウトを送ることを心掛けていますが、やはり機械的にスカウトを送ってくる困ったリクルーターも多いのが現状です。
「転職活動をスムーズに進めたい」といったお悩みやご相談があれば是非お問合せください。私は普段、金融業界やグローバル企業などでのDX推進、プロジェクトマネージャー(PM)、セキュリティ関連のポジションをメインにご紹介しています。