後悔しない外資系転職!外資系出身者が教える3つのポイント
外資系企業というと、英語を使いこなし、年齢に関係なくチャンスを得られ、成果に見合う給与がもらえるイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
経済産業省の調べでは、日本国内に存在している外資系企業は約3000社となっています。
一口に外資系企業といっても、その社風や人事制度は千差万別。
今回は、あなたの求めているキャリアは外資系転職で叶うのか?外資系の実態や転職のポイントをご紹介していきたいと思います。
外資系企業とは
そもそも外資系企業とはどういったものを指すのでしょうか?定義としては“3分の1以上の株式を外国人もしくは外国法人が所有している企業”とされています。
(経済産業省「外資系企業動向調査(2017年)より)
例えばゴールドマンサックス、モルガン・スタンレー、マッキンゼー、アップル、グーグルなどは就職・転職先として人気の外資系企業です。
外資系転職3つのポイント
①外資系企業のメリット、デメリットを知らずに転職成功はなし
外資系を視野に入れているということは、キャリアアップをはかりたい、グローバルに活躍したい…などの望みがあるかと思います。その望みは外資系企業に転職することで、ほんとうに叶えられるのでしょうか。
メリット
・実力と成果次第で大幅な年収アップが可能(給与が高い)
・実力に見合ったキャリアパスの可能性が高い(男女や年齢による差別が少ない)
・自主性や主体性、創造性を重んじてくれる
・上下関係がフラットで社内の風通しがよい
・ワークスタイルに縛りがない
・様々なバックグラウンドや異なる文化を持つハイレベルな人材と一緒に仕事ができる。
・スピード感がある
(日系企業のように、何人もの上司に承認印をもらわないと出来ないということが少ない)
デメリット
・戦力にならなければクビになる可能性がある
・外資系企業に入社すればグローバルへのキャリアパスが開けるというわけではない
(むしろ日系企業が世界へ進出している昨今は、日系企業の方がグローバルに活躍する機会が得やすいといえます。)
・人材の入れ替わりが激しい
・殆どの企業では福利厚生がない・少ない
・ポジションによっては英語を使う機会がないこともある
・外資といえども横のつながりや接待が必要なケースもある
外資というと実力が重要視され、人間関係でのしがらみが少ないイメージがあります。しかし社内の関係もドライな付き合いが全てというわけではないので、逆に面倒に感じることもあるかも知れません。
②外資系転職に必要なスキル
外資系といっても切り口は様々ですが、総じて求められるスキルは、主に人間力(性格や忍耐力など)と専門的なスキルです。
外資系転職において、即戦力になる専門スキルを持っていることは必須ですが、どのジャンルにも必要な普遍的なポータブルスキルを見てみましょう。
外資系で勤めている人が大事だと口をそろえて言うのは以下です。
・柔軟性
・強い精神力
・自発性
・向上心
(・タイムゾーンが異なる場合に効率的に業務を進める能力)
多くの外資系企業の場合はワーキングスタイルが決まっているわけではなく、自分のスケジュール管理は自分でしなければなりません。成果を出すためには明確な目標と計画を立て効率的に業務をこなし続けていく力が必要です。
またその中でさらなるアドバンテージを目指すには、会社の方向性を捉え求められる役割をこなしていく、先見の明と行動力も欠かせません。
③あなたの要望、こんな所でも叶うかも!?外資系転職だけが選択肢ではない
外資系企業転職を視野に入れている方は、外資系企業なら自身の希望条件を満たすことができるのでは?と検討されていることでしょう。
しかしあなたの望みを叶える転職先は、外資系企業以外のところにある可能性も。
外資系企業を念頭に、以下のような日系企業にも目を向けてみると転職の可能性を広げることができるかも知れません。
グローバル化を推進している日系企業
現在グローバル化が進む中で、社内公用語を英語にする日系企業も登場するようになりました。
日系企業でも多種多様な人材を受け入れ、年功序列に限らない人事制度や柔軟なワーキングスタイルを取り入れている企業も増えている傾向にあります。
外資系企業のような文化をもつ日系企業の特徴
①異なる国の出身者や、多種多様なバッググラウンドを持った社員がいる企業
②経営者が外資系出身者、もしくは外資系出身者の多い企業
③国外クライアントを多数持つ企業
あなたの需要に沿った企業を選ぼう
どれが自分の要望に一番沿っているのか、まだ気づいていない自分の可能性はあるのか…希望条件と優先度などを具体的にリスト化し、本当に望むものは何なのか?しっかりと把握することが、満足いく転職の鍵となります。
外資系企業は、職の安定性が自分の実力次第になってしまうので、それをデメリットと捕らえる見方もあります。
しかし、外見よりも内面重視、英語力を活かし自分の実力を試す。かつ合理的に仕事をこなしたい。将来の転職の可能性も考慮に入れられ、積極性があり、邁進力がある。
そんな人には挑戦する価値がある業界です。
希望条件とあなたの市場価値を適正に判断し、転職を成功へ導くためには専門家に相談してみるのもいいでしょう。自分では気付くことのなかった可能性が広がるかも知れません。