転職成功者が語る!未経験業界へ転職成功の秘訣。
事業会社からコンサルティングファームへ転職
~ 20代 女性 Sさん ~
初めての転職で、見事コンサルティングファームに採用されたSさん。
面接の様子や転職の秘訣などお話を伺いました。
― 今回の転職は、初めての転職。特に20代の転職は選択肢がたくさんあったはずですが、なぜコンサルティングファームを選んだのですか?
事業会社も選択肢の1つとして考えていました。どの会社へ転職すべきか迷いもありましたが、27歳。このタイミングだからこそ、より厳しい環境に身を置き自分を成長させようと考え、今の会社を選びました。
ー現在の会社が第一志望でしたか?
はい。ただコンサルティングファーム以外に、他業界の企業も受けていました。
ー 面接はどのようなものでしたか?
「なぜ」の部分を深く質問される面接でした。「当社に入社したら何がしたいの」という質問から始まり、「なぜそれをしたいのか」「なぜそのように考えたのか」というように質問の深堀りをされました。
「なぜ」の部分を話す過程で、自分自身が今後何をしたいのかよく考えるきっかけになりました。
ー面接官は質問を深掘りする中で候補者の論理性などを見るわけですね?
そうですね。「今後何をしたいのか」という質問に対して、過去の経験と結びついているか、軸がぶれていないか、論理的な話ができているか、などを見られていたような気がします。
ー事前準備はどのようなことをしましたか?
過去を振り返り、自己分析をよくしました。これまでしてきたことや、今後何がしたいか、自分のどこが強みで、どこが弱みか、など。
普段自分と向き合うことがあまりないので、自分の将来のことを考えるよい機会になりました。
ー貴社には同じようなキャリアの方が他にもにいますか?
あまりいないですね。面接当初から、専門性を問われるコンサルティング業界に事業会社から入社する人はあまりいない、という話はされていました。
面接でははっきり「専門的な知識について今は少ないですが、それをカバーするために入社前に必要な資格は取得し、自分の強みを活かしながら、足りないスキルは補っていきます」という話をしました。
ー 面接の結果採用されましたが、何が評価されたと思いますか?
他の社員の方とはバックグランドが少し違いますよね?
違いますね。おそらくですが、評価していただいたポイントは自身の強みとして話していた、“コミュニケーション能力”の部分だと思います。
前職では広告の営業をしており、目標を達成できていましたが、それはやはりお客さんとの関係をうまく構築できていたからこそだと思います。営業での経験を話しながら、私の強みは“人間関係を構築する能力”であることをアピールしました。
専門的な知識があってもクライアントとのコミュニケーションを取ることが得意な人ばかりではないので、その部分を補うというか、うまく繋げるような役割を期待して採用してくれたのだと思います。
ー現在の仕事について教えてください
地方創生に係るプロジェクトに関与しています。地方の中小企業に対しては売上拡大や事業再生に係るアドバイスをしており、自治体に対してはまちにどのように人を呼び込み活性化させるか等をアドバイスしています。
ープロジェクトの中での役割、日々の業務について教えてください。
主な業務として、以下2つを紹介させていただきます。
① 事業者へ訪問し、悩みや将来のビジョン等をヒアリングし、状況の整理や課題の特定をしています。課題特定後は適切なソリューションを提案しています。
② クライアントの会議の取りまとめをしています。具体的な業務としては、議題の取りまとめや、資料作成、議事録作成などです。
Sさんのように、自身の強みと足りない部分を明確に把握し、企業が必要とするスキルを持っていることを、確実にアピールすることが転職成功の鍵です。
本来であれば、採用されるのは難しいと思われるバックグラウンドであっても、企業にポテンシャルを感じさせることが出来れば、採用されることも可能なのです。
逆を言えば、どんなに適正やスキルがあっても企業に伝わらなければ、当然ながら採用されるのは難しいでしょう。
あなたは、自分の価値を確実にアピールできる自信がありますか?