タリスマンのRPOは、様々な業界、職種、採用規模における専門知識を持ったリクルーターを即戦力として、採用チームに組み込むことが可能です。
本記事では、2024年の採用業務支援実績から、外資系総合不動産サービス企業におけるファシリティマネジャー、及びファシリティコーディネーターの中途採用業務を支援した事例を紹介します。採用の期限がある難しいポジションに対して、選考フローにスピード感を出すための工夫をしながら、成功に導いた事例となります。
RPO(採用業務代行)導入時の問題
予算が限られており転職エージェント経由での採用ウェイトは一定以下に抑制する必要がある中、一方で一部ポジションでは採用期限が決まっており、スピード感のある採用が求められていた。
募集職種
- ファシリティマネジャー
- ファシリティコーディネーター
ファーストアクション
まずは採用プロセスを把握したうえで、採用フローのマニュアル、オファー面談や人事面談のスクリプトを作成。
RPO導入時にかかるオーバヘッドタイム(業務に慣れ、軌道に乗るまでの時間)を可能な限り短縮するアクションをとった。
実施した具体的なアクション
主に以下のような取り組みでクライアント企業の採用業務を支援しました。
ソーシング
- Hiring Managerと要件のすり合わせを実施し求める人材のスキル、経験、資質について具体的にヒアリングし、その情報を基にジョブボードでの求人票の立ち上げ。訴求ポイントを絞りながら、LinkedInや過去の接点などに積極的なスカウトを行った。
- エージェントミーティングを通じて目線合わせを実施。相互理解を深めながら、求める人材像について明確にした。
- 予め候補者の履歴書を1次スクリーニングし、その後人事面談で本スクリーニングを実施することで効率化した。
エージェントフォロー
エージェントと個別にスカウト要件のすり合わせを実施。現在パイプラインにいる候補者のレジュメを一緒に確認しながら、マッチしそうかを判断し、解像度を上げていった。
部門面接
候補者の希望業務や条件等を面接前に共有し、面接での訴求ポイントのカスタマイズに繋げた。
戦略立案
Hiring Managerと週1回の頻度でミーティングし、進捗の共有と課題、一週間でやることをディスカッションしながらブラッシュアップしていった。
RPO導入成果
- エージェント以外の採用方法で月2-3名の採用を実現し、予算の制限をクリア。具体的には、リファラル採用を増やすために競合他社出身の社員への声掛けを強化するなどのアクションを徹底。
- 採用の期限があるアカウントについて、期限内に採用することができた。
- 面接日程調整のスピード感を上げることで選考プロセスの時間を短縮し、選考中の辞退率が改善した。
成功ポイント
- 忙しい面接官には日程調整や面接結果を直接聞きに行ったり、面接官へのフォロー回数を増やした。また面接官を減らして日程を確定させたりなどのアクションを徹底することで全体の選考スピードを上げることができた。
- 採用実績のある方の経歴等の情報収集や書類選考においては、Hiring ManagerとFace to Faceでのコミュニケーションを心掛け、関係構築を意識。タイムリーにフィードバックをもらえるようになり、効率化できた。
- ジョブボードは検索方法を定期的に変更、スカウト理由をスカウトメールに明記するなど、母集団形成における質・量を担保できた。