タリスマンのRPOは、様々な業界、職種、採用規模における専門知識を持ったリクルーターを即戦力として、採用チームに組み込むことが可能です。
本記事では、外資系IT企業におけるITエンジニア・ITコンサルタントの中途採用業務を支援した事例を紹介します。2023年から2年4か月に渡ったプロジェクトで、部門単位ではなく西日本というエリアにおける部門横断の採用施策立案と実行を支援し、成功に導いた事例となります。
RPO(採用業務代行)導入時の問題
外資系特有の縦割り組織で、各部門からアサインされたメンバーで構成されるプロジェクトチームであったため、エリア採用における統一メッセージの発信や、部門横断施策の実施に懸念がある状況。
またダイレクトリクルーティングのチームが立ち上がったばかりで、業務経験の浅いメンバーが多く、業界理解や職種理解においても底上げが必要だった。
募集職種
- ITエンジニア
- ITコンサルタント
ファーストアクション
部門ごとではなく、エリアカットでの中途採用における課題の抽出と共有、課題解決の支援
実施した具体的なアクション
主に以下のような取り組みでクライアント企業の採用業務を支援しました。
ダイレクトリクルーティング推進
- IT業界の専門知識や、職務経歴の判断基準、及びスカウト文面等のレクチャーを実施し、ソーシングチームの底上げを図った
エージェントコントロール
- エージェントに向け、エリアにおけるタイムリーなデマンドの共有を随時実施
- キャリアアドバイザー向け説明会の企画、実施といったイベントの企画・運営サポート
カジュアル面談実施
- Job Boardからエントリーされた候補者のカジュアル面談を毎月50件程度実施し、その後の選考の確度を高めていった
RPO導入成果
- ITエンジニアの採用経験を豊富に持つRPOコンサルタントをアサインすることで、求められる開発環境や開発手法に関わるポイントの理解や、候補者のスキルジャッジおよび志向性の理解がスムーズとなり、採用プロセス全体を俯瞰的に見ることが出来た結果、採用拡大へとつながった。
- 対象者の検索方法や略歴からのスキル判断、スカウト文面までを丁寧に指導することで、スカウトの返信率、有効応募者の数を向上することが出来た。
成功ポイント
- アサインしたRPOコンサルタントは「西日本エリア」×「ITエンジニア」において企業内人事の経験を豊富に有していた。そのためダイレクトリクルーティングで利用している媒体の特徴や母集団の傾向、西日本エリアの各エージェントのサービスラインナップやデータベースの傾向などを理解しており、課題解決に向けた有効なアクションを的確に提案できた。このことにより母集団の形成に大きく貢献することができた。
- 部門ごとの縦割り組織が基本となる採用体制の中、プロジェクト専任のRPOとして従事することで、横断的、俯瞰的な観点から課題を抽出することが可能となり、必要に応じた課題解決をスムーズに行うことが可能となった。