タリスマンのRPOは、様々な業界、職種、採用規模における専門知識を持ったリクルーターを即戦力として、採用チームに組み込むことが可能です。
本記事では、実際の事例からRPO導入のメリットや、採用プロジェクト支援の具体的な内容・実績をご紹介しています。今回は2023年の支援実績から、外資系製薬企業様の事例を掲載します。
RPO(採用業務代行)導入時の問題
Open Positions 40名に加え、大型採用プロジェクト(70名)案が浮上している中、人事ヘッドと採用担当者の急な退職で採用担当者が不在となる状況でした。
募集職種
以下のように幅広いポジションで人材が必要な状況でした。
- MR
- CRA
- MSL
- Medical Affairs
- R&D プロジェクト関連
- 薬事
- コンプライアンス
- 品質
- 安全保証
- マーケティング
- サプライチェーン
- Finance
- New product BD etc.
ファーストアクション
プロジェクトマネージャーは状況に合わせて、フルサイクル(End to End)での業務支援が必要と判断し、人事・採用経験値の高いリクルーター1名をアサイン。即時採用業務支援活動を開始しました。
活動範囲としては採用計画、プロファイリング、人事として面接参加、オファー金額提出、クロージング、入社手続き開始までの人事業務に至るまでを対応(社内公募、異動、転籍、Agency 管理、人事採用システム管理含む)しました。
実施した具体的なアクション
採用計画の把握
採用ポジション毎の進捗状況、課題の確認、新規採用予定などを把握し、業務プロセスを可視化。優先順位付けを行いました。
部門面談
部門担当者と採用要件、期待値の調整を実施し、定期的なUpdateミーティングを持ちました。
ソーシング
部門担当者からの情報を主要協力エージェントにミーティングを通じて共有し、目線合わせを実施。
候補者の経歴書をレビューし、部門に推薦する。レビューの過程においては、志望動機、転職理由等の最低限の情報は事前にヒアリングしたうえで共有することで、面談調整や面談自体の効率化を図りました。
推薦した候補者の部門書類選考においては必ずフィードバックをもらうようにして、微妙な視点のズレを補正しながら期待値の調整も行い、紹介の質を上げていきました。
面接
経歴を確認し、コンピテンシー面接(適性面接)を実施し、採用ミスマッチを防ぐアクションを取りつつ、常に部門からのフィードバックをもらい、候補者像をさらに絞り込んでいきました。
ポテンシャルの高い候補者の場合、モチベーションや、業務上や環境において気にするポイントを面接で押さえておき、2次面接以降の担当者にはその情報を連携していきました。
クロージング~内定
ポテンシャルの高い候補者は早期の段階からクロージングを意識し、他社の選考が進んでいる場合は、しっかり状況をつかんでおき、情報共有に努めました。
オファー受諾の決め手となる候補者の要件を早期に掴んで、クリアにしておくと共に、マーケットレンジを理解し、適正なオファー金額を申請、提示するように働きかけました。
RPO導入成果
Open Positions においては31ポジションをクローズに導きました。また、約70名の大型採用プロジェクトについても計画立案を通して関連部門、サードパーティーと連携し、タイムリーにプロジェクトを開始へつなげることができました。
成功ポイント
- 部門と採用に関する要件、期待値合わせを即実施、主要エージェントとも情報のMeetingを行い採用要件、期待値に近い候補者を上げる事で採用を加速できた
- 社内各部門と信頼関係を構築し、大型プロジェクトの計画もスムーズに進行させた