【転職理由】「やりがいがない」はアリ?やりがいを持つ方法から面接の答え方まで

「今のやりがいが感じられない」というのは、転職を決意した理由として非常に多く挙げられる理由です。

やりがいが感じられないということは会社に何かしらの不満があることが考えられますが、面接でその不満をそのまま話すわけにはいきませんよね。

また、「なぜやりがいがないと感じているのか」「どうしたらやりがいを感じられるのか」ということが分かっていないと、転職活動もうまくいきませんし、この先もやりがいを感じられない危険があります。

この記事では、やりがいを見つける方法と、面接での転職理由の答え方をお伝えします。

「やりがいがない」という漠然とした理由で転職するのは危険

今、「仕事にやりがいがない」と感じている方は、どうしてやりがいを持てないのかはっきりしていますか?

漠然と「やりがいがない」と感じているだけという方は、どうしてやりがいが持てないのか、その原因を具体的に考えてみましょう。

「仕事が簡単すぎてつまらない」「目標がない」「仕事内容が合っていない」「人から評価も感謝もしてもらえない」「給与に不満がある」など、つきつめていくと具体的な原因が見つかります。

この原因が分からないと、別の会社に転職したとしても状況が変えられず、やりがいが持てないままになってしまうかもしれません。また、面接の時にも、やりがいを感じられない理由を具体的に話す必要があります。

何を求めているかを明確にすることでやりがいが見つかる

やりがいを持てない原因が分かったら、自分の求めていることは何かを考えてみましょう。自分の求めていることが分かれば、それを手に入れるためのやりがいを見つけられます。

そもそも仕事のやりがいとはどんなことでしょうか。それは、以下の3つに分類されるでしょう。

社会から評価されること

1つめは、他者から自分の仕事を認められて評価されることです。

業績を上げることはもちろん、社会貢献をしていると感じたり、「あなたに頼んでよかった」という言葉をもらったりすることでも、大きな充実感を得られます。

特に、自分にしかできない仕事を見つけることができ、それで評価を得られたら、満足感も大きくなるでしょう。

十分な報酬が得られること

2つ目は、自分の果たした仕事に対する十分な報酬が得られることです。

給与はもちろんですが、お客様から感謝の言葉をいただくことや、チーム一丸となって大きな仕事をやり遂げた時の達成感も「報酬」といえるでしょう。

理想の将来につながること

3つ目は、今やっている仕事が理想の将来につながることです。

「一軒家に住みたい」「昇進したい」など、誰しも理想とする未来を持っているでしょう。今の仕事をすることで理想の将来に近づけるかどうかが、仕事のやりがいを大きく左右します。

例えば、今やっている仕事が簡単すぎて成長するチャンスがないという状況の場合、このまま仕事を続けても理想の自分に近づけないため、やりがいを失ってしまいます。

まずは仕事のやりがいを見つけるための行動をしよう

転職活動をする前に、まずは今の職場でやりがいを見つけるための行動はしたかを確認しましょう。

次のセクションで詳しくお話しますが、面接で転職理由を話す時には、現職で状況を改善するためにどんな行動を取ったのかを話す必要があります。

また、転職をしなくても、少し行動を変えるだけでやりがいが見つかるかもしれません。

以下のことを実践し、やりがいが感じられるかを試してみましょう。

自分の得意なことを考える

やりがいがないのは、自分の得意なことが分からないからかもしれません。

「これなら誰にも負けない」というような得意なことが見つかれば、仕事をすること自体が楽しくなります。

また、得意なことをさらに伸ばすことで評価もされるようになり、ますますモチベーションが上がるでしょう。

働く目的を見つける

「なんのために働いているのか?」働く目的を見失っているから、やりがいがなくなっているのかもしれません。

「働く目的がない」という方は、新しい趣味や、行きたいところを作るのもよいでしょう。例えば旅行を趣味とすれば、行きたいところに行くための資金を稼ぐというのが、働く目的にできます。

仕事内容を変えてもらう

仕事内容を変えればやりがいを得られるということもあります。

今やっている仕事に成長感や達成感を感じられないのであれば、新しい興味のある仕事をやらせてもらえないか、上司に相談してみましょう。

今いる部署で希望の仕事ができなければ、部署異動の希望を話してみてもよいでしょう。今の仕事が嫌だからという消極的な言い方ではなく、「新しくこんなことに挑戦してみたい」という前向きな話し方を伝えれば、希望を通してもらいやすくなります。

自分で課題や目標を立てて取り組む

指示されたことを聞いて取り組んでいるだけだと、誰かに仕事を「やらされている」という気持ちになってしまい、やりがいを失ってしまいます。

そうではなく、自分自身で課題や目標を立てると、「自分から進んでこの仕事をやっている」という意識を持つことができます。

もっと成長するには何が必要か、もっと業務を改善するにはどうするか、自分なりに考えて、行動してみましょう。

積極的な姿勢は周囲の人にも良い影響を与えます。そうなれば職場全体のモチベーションや環境が改善し、あなたの評価にも繋がるでしょう。

「毎日同じルーティン作業だからつまらない」という方もいるかもしれません。ですが、単純な作業でも、もっと効率を上げるための方法を考えたり、より高い目標を掲げたりするなど、自分なりの課題や目標を作ることはできます。

転職理由はどう答える?

まずはやりがいを持つために自分で行動することが重要ですが、それでもやりがいを持てないようであれば、転職活動を始めてもよいでしょう。

転職活動中の企業との面接では、ほとんどの場合転職理由を聞かれます。

ここからは、転職理由が「やりがいがないから」という理由の時の、面接での適切な答え方をお伝えします。

こんな風に話すのはNG

まずはやってはいけない答え方から。

<NGな回答例>
転職を決意した理由は、今の仕事内容にやりがいが感じられないからです。仕事内容は毎日同じことの繰り返しで面白みがありません。ですが業務量は多く、忙しい時は連日残業続きです。その割に上司は評価してくれないため、やりがいを感じられずにいます。

今の会社への不満を並べているだけでは、面接で良い印象は与えられません。自分で状況を改善しようという主体性が感じられず、転職しても簡単に辞めてしまうのではと思われてしまいます。

また、「毎日同じことの繰り返し」「業務量が多い」「残業続き」など、抽象的な表現が多いことも、「自分自身に甘いだけでは?」と取られてしまう恐れがあります。

どんな仕事をしていたのか、残業は何時間で何日続いていたのか、といったように、具体的に根拠を話す必要があります。

今の環境でやりがいを感じるために取った行動を話そう

面接で良い印象を与えるためには、やりがいを持つために自分から行動を取ったというエピソードを話すことが有効です。

上司に相談したり、自分なりに目標を立てるなど行動をしたが、それでも今の職場だとやりがいが持てないというところまで話すようにしましょう。

どうしたらやりがいをもって仕事ができるかを具体的に話そう

これはどんな転職理由にもいえることですが、必ず転職したら何を実現したいのかを前向きに話すようにしましょう。

特に、その会社を志望する動機と合わせることが効果的です。

前職ではできなかったけどこれからやりたいことは何か、それを実現するためにどうして御社に入社しないといけないのかという内容にフォーカスして話しましょう。

「やりがいがない」という転職理由はこう回答しよう!

それでは、上記のポイントを押さえた転職理由のよい回答例をお伝えします。

<よい回答例>
現職では、自社の経理事務を担当しています。

よりスキルアップをするため、進んで勉強をし、○○の資格を取得しました。ですが、入社して2年経っても任される仕事は単調なデータ入力作業ばかりで、やりがいの面で物足りなさを感じています。

より広い業務に携わるために会社の仕組み作りや経営戦略立案にも関わりたいと希望を出しましたが、現職では各部門の担当者が埋まっており、難しい状況です。

そのため、経理事務として広い範囲の業務に関わることができ、よりスキルアップのできるチャンスが多い御社で、経理のスペシャリストを目指していきたいと考え、転職を決意しました。

まとめ

面接でやりがいを転職理由として話す時のポイントをもう一度整理してみましょう。

・会社への不満だけで終わらせない
・やりがいを持つため、自分なりに取った行動を話す
・どうすればやりがいが持てるのかを話す

この3つが、やりがいが持てる会社に転職するために、面接で良い印象を持ってもらうためのポイントです。しっかり押さえて転職活動に臨みましょう。

また、面接では、嘘をつかずに正直に話すことが大前提です。転職をスムーズにするためにも、まずは今やりがいが感じられない本当の理由を具体的にしましょう。

そして、やりがいを見つけるためにまだ行動ができていないという方は、まずは是非この記事で紹介した方法に取り組んで、行動を起こしてみてくださいね。

Talisman編集部

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