転職エージェントとの面談でなりたいキャリアに軌道修正!

転職活動を始めて、まず最初にだいたい皆さんが行う事は登録サイトに登録する事からだと思う。転職エージェントとの面談はその次のステップにあたる。
初めて転職エージェントと面談する人。何度かすでに面談の経験がある人。それぞれではあるが、改めて初めての人は基本の流れを確認、何度か面談している人は再度復習という事で実際転職エージェントと、どのように面談し、面談後どうなるのか見ていきたい。

おさえておこう、面談になるまでの流れ

転職エージェントと面談に至るまで、下記のステップがあげられる。

1.転職エージェントに登録
2.エージェント社内で適切な担当コンサルタントが選ばれ、担当者から直接連絡がくる
3.面談日決定
4.面談当日

上記の4ステップで早ければ2日~3日、遅くても1週間以内にアプローチから面談当日が設定できる。1週間以上連絡が来ない転職エージェントは、残念ではあるが縁がなかったと考えよう。1週間以上待たせるのは論外である。
1番の転職エージェントに登録する際に、ご自身の履歴書、職務経歴書、英文の職務経歴書が必要になるので、事前に準備しよう。
2番の、転職エージェントから連絡がくる際、エージェントによってはメールで連絡がくる場合もあるが、直接電話で連絡がくる場合もある。電話の場合、少し面談形式のような形になった後に面談日の設定があるかもしれないが、落ち着いて対応しよう。
身に覚えのない電話番号だからといって着信拒否などしないよう、またコール音、留守番電話設定がプライベート過ぎたりしないよう、最低限のビジネスマナーは心得ておこう。
何事も第一印象が重要です。
3番の面談日の設定ですが、できるだけ多く選択肢を設けよう。もちろん双方時間が命である。チマチマと調整可能日程を小出しに提案していたら、時間の無駄である。一発で決めれるよう、候補日は複数、また時間帯も長めに取れる時間を確保してエージェントに提案しよう。
4番。いざ面談当日。面会以外の面談方法と、実際当日に必要なものや、流れを次から追ってご紹介しよう。

直接会う以外にもまだある。2種類の面談方法の特徴

 
もちろん会って面談するに越したことはない。しかし、求職者は全国津々浦々、各地にお住まいである。インターネットの普及で今や海外に在住でもFace to faceで面談ができるようになった。時間も場所も気にせず日程を調整できる。
ただそれでもやはり、時間と場所が許すのであれば是非直接会って面談頂きたいところではある。
それではそれぞれの利点を説明しよう。

1.面会面談
 まずは直接会って、自分を見てもらう、という事ではあるが、ここは逆にあえて転職エージェントサイドの見解を話していきたい。
われわれエージェントはなぜ面会面談をしたいのか。人となりを直接確認し、経歴書に載っている以外の人柄や経験、ポテンシャルを実際会って感じたいのです。
より良いスキル等を確認できれば、エージェントが持っていた想定していた案件以外にもハイレベルな案件も紹介できる可能性も出てくる。その求職者の可能性を広げる為にもやはり会って面談した方が効果的なのである。また求職者側も、自身を担当してくれるエージェントの確認もできる。大切な自身のキャリア形成を一緒に作り上げて行くという意味では、貴方も転職エージェントを見ておく必要があるのではないでしょうか。

2.電話面談、SKYPE/LINE/FACE TIMEなどオンライン面談
冒頭でお伝えしたように、求職者は全国津々浦々。大都市に転職エージェントのオフィスがある為、地方にお住まいなどでエージェントに訪問できない、またエージェントサイドからも求職者へ訪問できない場合。また現職が忙しく平日に時間がとれない場合は電話面談が有効だ。
また海外在住で日本に帰国予定で、日本での仕事を探している求職者にも便利だ。
今ではテクノロジーの進化により、SKYPEやLINE、FACE TIMEなどのツールで面会が可能になった。もちろん面談なので、なるべく人がおらず、騒音のない場所で落ち着いて話せる環境や、時間を確保できるよう準備しよう。

転職エージェントとの面談で必要なもの

既に職務経歴書は登録時に送っているはずなので、エージェントとの面談には特別必要な持参物はない。もちろんエージェントがリクエストしてきた際にはリクエストされたものを準備して頂きたい。
エージェントは貴方の履歴書や職務経歴書をもとに質問してくるので、もし手元にプリントアウトした資料や、PCを開けておくと話もスムーズに進むかと思う。
服装もビジネスマナーに沿った装いで当日を迎えて下さい。
あまりにもカジュアルすぎたり、露出が多いと転職エージェント言えども、印象が下がってしまいます。

いざ出陣!転職エージェントとの面談の進め方

転職エージェントの面談は、実は実際の面接の予行練習にもなる事をご存知でしょうか。
侮ることなかれ。面談の内容、質問は実際の企業面接のような流れで進む。緊張するかもしれないが、何事も経験が今後の転職活動の結果に物をいう。
面談の流れを把握し、事前準備を行い、自己アピールがしっかりできるよう挑もう。

スタンダードな面談の流れ
1.自己紹介
2.経歴の確認
3.今後の希望(業界や職種などの希望確認)
4.現在の転職市場情報の共有
5.案件の紹介
6.経歴書添削や今後の転職活動の流れについて
7.質疑応答  

ほとんどの場合は担当者と1対1での面談です。場合によっては担当者とその担当者のチームメイトでに面談で2対1の可能性もあります。
所要時間はだいたい1時間前後を見ておいた方がいいでしょう。
特に日本人は自分を褒める事が苦手な国民であると私は感じます。ありのままの自分を出し、自信を持ってコミュニケーションをとって頂ければ問題ないでしょう。
あまりに自信過剰な場合や、謙遜し過ぎる方の場合、必要であれば転職エージェントサイドから指摘があるかもしれませんが、自身を見つめ直すチャンスと捉えて頂ければと思います。

転職エージェントが聞いてくる質問への答え方

転職エージェントとの面談は、貴方がその転職エージェントに就職するかどうかの面談ではないことは十分承知済みではあるかと思う。転職エージェントが貴方にふさわしい案件を紹介する為の面談であることだ。
ここでしっかり理解して頂きたい事は、貴方の過去の経歴や実績、今後の希望や、現在の状況、現職でのいたたまれない出来事など、包み隠さず話して頂きたい事だ。
転職エージェントの質問の裏側には、貴方の転職への本気度、貴方の可能性やポテンシャル、貴方の転職のタイミング等をしっかり把握する事であり、今後の貴方の転職スケジュール、タイムテーブルを作っていく事なのです。

転職エージェントと面談するメリット

今すぐ転職したい人も、そうでない人も、今後の為に1度話は聞いてみたい、などそれぞれ経緯は違うかもしれない。下記メリットをまとめてみた。

•絶対に応募しなければいけないというプレッシャーはない
•今後のなりたい自分、なれる自分のキャリア形成の相談ができる
•改めて自身のポテンシャルを確認する事ができる

忙しい合間をぬって、転職エージェントと話す価値はあるのか。もちろん、相性の問題もある。1番最初にコンタクトしたエージェントが適切でない可能性も出てくる。また逆に 貴方にポテンシャルを感じた際、社内の他のエージェントを紹介される可能性もある。
自分に合った転職エージェントに出会えるよう、複数の転職エージェントに会う事をお勧めします。
また転職エージェントに任せっきりや、言われるがままにせず、“一緒にキャリア形成を行う”という向き合う姿勢で面談しよう。

Talisman編集部

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