エンジニアに向いている人のはどんな人?向いてない人との違いは?

「自分はエンジニアに向いていないのかもしれない」
「エンジニアの適正とはなんだろう?」

とお悩みの方へ。専門職であるエンジニアには適性があり、向いている人や向いてない人の特徴があります。

この記事では、エンジニアに向いている人と向いていない人の特徴や、「向いていない」と思ったときの対処法について解説します。

エンジニアに向いている人の特徴

システムエンジニアやネットワークエンジニアなど、「エンジニア」といってもその種類はさまざまです。ここでは、それらの種類を包括的に見た「ITエンジニア」に向いている人の特徴をご紹介します。

新しい技術が好き・興味がある

ITツールは、開発言語もフレームワークも日々新しいものが生み出されています。エンジニアは、そんな日々進化している技術を自発的に学び、進化についていかなくてはいけません。

逆の考え方をすると、新しい技術を突き詰めれば30年以上のベテランよりも高いスキルを習得できるのです。この部分はIT業界の大きな特徴ですし、そこを「面白い!」と受け取る人は向いているでしょう。

人とコミュニケーションを取ることが好き・苦にならない

1人黙々とパソコンに向かうイメージを持たれやすい職業ですが、実際にエンジニアとして働いている人は、イメージとは全く違うことを体感しているでしょう。

エンジニアは、あらゆる方面でコミュニケーションを必要とする職業です。

エンジニア同士なら専門用語で効率的に話し合い、「ITは疎いのですが…」というお客様には専門用語をかみ砕いた丁寧な説明をしなくてはいけません。つまり、営業職と同じくらい「説明する力」が求められます。

また、お客様の「こんなシステムを作りたい」「こんなことに困っている」という要望もくみ取るのがエンジニアの仕事です。

「人の話を聞き、ニーズをくみ取るのが得意」という人は、実は大変エンジニアに向いているのです。

作業の効率化に興味がある

エンジニアが設計するシステムやサービスは、「仕事の効率化」がベースにあります。「毎日おなじ作業を繰り返している」「膨大な仕事をなんとか効率化したい」という悩みを解決するためには、「どうやったら効率化できるだろう?」という考え方が欠かせません。

言い換えると、「手のかかる作業に直面すると、すぐに効率化を考えてしまう」「無意味なルーティンを繰り返すと、なんとか自分で工夫したくなる」という人はエンジニアに向いている人といえます。

エンジニアに向いていない人の特徴

エンジニアに向いている特徴があれば、「向いていない特徴」もあります。どんな特徴か見ていきましょう。

ものづくりに興味が持てない・好きではない

エンジニア職は、専用のシステムを開発したりWebサービスを作ったりといった「ものづくり」が基本です。チームで協力して何度もテストを繰り返して作ったシステムは、エンジニアにとっては大事な作品となります。

しかしものづくりに魅力を感じない場合、システムが完成しても「大変だった」「しんどかった」というネガティブな感情が強くなりがちです。

上記のような場合、「次の開発業務も頑張ろう!」とモチベーションを高めることはなかなか難しいでしょう。

生真面目すぎる

真面目なイメージのあるエンジニアですが、生真面目すぎる人はあまり向いていません。新しいシステムを作るエンジニア職では、思いがけないトラブル(バグ)が付き物。納期や要件など、厳しい条件と常に戦う必要があります。

進捗が遅れている時やトラブルが発生した時、「予定通りに進められなかった」と自分や他人を必要以上に責める人にとって、エンジニアは辛い職業です。

社会人として、お客様と決めた納期を破ってはいけません。しかし、不測の事態で納期が遅れることもありますし、厳しすぎる要件はお客様と話し合って「折衝」することもあります。

そんな時は、ある程度「仕方がない」と柔軟に対応できる精神力が必要なのです。

新しい技術に興味が持てない

エンジニアに向いている人として「新しい技術が好き・興味がある」という特徴を挙げました。つまり反対に「新しい技術に興味が持てない」という人は、あまりエンジニアには向いていません。

日進月歩のIT業界で、古い技術にこだわるタイプは働きにくさを感じるでしょう。新技術を使ったプロジェクトに参加することになれば、勉強は欠かせません。

「新しい技術の勉強やスキルアップは苦痛」と感じる人は、エンジニアに向いていないでしょう。

エンジニアに向いているかどうか不安になったらやること

エンジニアに向いていない人の特徴をご紹介しましたが、1つ当てはまったからといって「向いていない」と判断することはありません。

「自分はエンジニアに向いているのかな?」と思ったら、なにか行動を起こしてみると考えや状況が変わることもあります。

第三者に意見をもらう

自分がエンジニアに向いているか悩んだら、ひとりで悩まずに第三者に相談してみることは有効な手段です。同じ職場で働く同僚や先輩、気の置けない友人などに相談すると、自分では思いつかないような客観的な意見がもらえることもあります。

また、「周りに相談しにくい」「転職も視野に入れている」という場合は転職エージェントに相談することもおすすめです。あなたの適性を判断した上で、今とは異なるエンジニア職を紹介してくれるでしょう。

スキルアップをする

「向いていない」と悩む人の背景には、スキル不足を痛感したり仕事が難航したりといった状況が少なくありません。そんな時は、スキルアップに注力してみましょう。

働きながらエンジニアとしてスキルアップする方法は、以下の2つがおすすめです。

・書籍で勉強する
・オンラインスクールで勉強する

上記はどちらも自分のペースで勉強できますから、仕事とも両立しやすいでしょう。スキルアップは、エンジニアとしての今後に悩む人にとって大きな自信につながります。

まとめ

この記事では、以下のことをご紹介しました。
・エンジニアに向いている人
・エンジニアに向いていない人
・「向いていない」と感じた場合の対処法

専門職であるエンジニアには、向いている人・向いてない人がいます。「自分は向いていないのかも?」と思ったら、一度冷静に自己分析をしたり周りに相談したりして見つめ直すのも有効です。

「向いていない」と判断したら、今とは違うエンジニア職に就くのも1つの手段です。あなたの「天職」が見つかるよう、応援しています。

Talisman編集部

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