転職志願者に人気があるコンサルティング業界の中には、現在さまざまな系統のコンサルティングファームが存在します。日系企業だけでなく、大規模な外資系の企業がしのぎを削る業界です。戦略系や総合系ほかファームの系統もいろいろあって、どこに応募するかで迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
そんな方のために、今回はおすすめ企業を紹介するコンサルティングファームのランキングを作成しました。ユーザーのみなさんからの声や売上、年収などを総合的に判断し作成した系統別おすすめランキングTOP5を紹介しますので、転職先選びの参考にしてください。
目次
コンサルティングファームの代表的な5系統とは?
コンサルティングファームの分野は非常に多いのですが、整理して集約すれば以下の5系統に分類できます。
●戦略系コンサルティングファーム
●総合系コンサルティングファーム
●IT系コンサルティングファーム
●経営コンサルティングファーム
●人事コンサルティングファーム
このようにコンサルティングファームを5系統に分類していますが、傾向として多くのファームの業務が多様化、包括化しつつあります。実際に他の系統の要素も十分兼ねているところが多く、ある情報で戦略系に分類されていたファームが別の情報で総合系やIT系に分類されていることも、珍しくありません。ひとつのファームが、どれかひとつの系統に限定することが難しくなってきている現状も、認識しておきましょう。
転職先を選ぶためには、気になるコンサルティングファームのプライオリティに対して、あなた自身のスキルや資質が活かせるかどうかをよく考えて選ぶことが大切です。その視点が明確であれば、選考段階でも自己アピールが選考担当者に響き、お互いにマッチングした転職となる可能性が高まります。
ここからは、それぞれの系統におけるコンサルティングファームの特徴を紹介します。
戦略系コンサルティングファーム
戦略系コンサルティングファームとは、企業の戦略の策定、および実行を包括的にサポートするコンサルティングファームです。主に欧米を拠点にしつつ、グローバル展開をしている企業が多いです。
そういった企業もローカライゼーション、つまり国や地域に応じた業務の最適化も着実に進んでいる企業もあります。現在では、以前のように欧米流のグローバルスタンダードを当てはめていくだけのやり方ではなく、日本のクライアントが抱える課題に密着したコンサルティングを手がけるようになっています。
従来は、大企業の経営者に分析をもとにした提案をプレゼンする、華やかな印象がありました。しかし、現在は提案だけでなく、クライアント企業の内側に入り込んで実行面までサポートするアグレッシブな傾向が見られます。つまり戦略系コンサルティングファームに転職すれば、机上のコンサルティングではなく、企業の懐に入って内側からビジネスを立て直すという、コンサルタントとして非常にやりがいのある仕事を経験できる可能性があります。
そのためにもコミュニケーションスキルを含む、ヒューマンスキル を日々磨いて臨みたいものです。
戦略系コンサルティングファーム・ランキングTOP5
戦略系コンサルティングファーム・ランキングTOP5を紹介します。
第5位:A.T.カーニー株式会社
高い専門性や可視化を重視する成果の実現、クライアントとの密接な協働を最大の強みとする世界規模のコンサルティングファーム、アメリカのA. T. カーニーの日本法人です。政府系機関や外資系企業の多くに対して、戦略にはじまりオペレーション、IT導入に至るまでの包括的なサポートを展開しています。
第4位:株式会社ドリームインキュベータ
元BCG日本の代表者をはじめとする幹部によって組織された、日本発のグローバル戦略コンサルティングファームです。単なる戦略コンサルティングではなく、企業経営や産業創出に携わることができる力量を持っています。アジアではシンガポール、中国、ベトナムに現地法人を積展開しており、成長の勢いが増すアジアと日本産業界のパイプ役として、日本企業のアジア展開をサポートしています。
第3位:ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド
アメリカに本部を置く、世界的コンサルティングファームであるベイン・アンド・カンパニーの日本法人が置かれたのは1981年です。マッキンゼー・アンド・カンパニーおよびボストン・コンサルティング・グループと合わせて3大戦略ファーム「MBB」と呼ばれている、その一角でもあります。デジタルイノベーターをはじめとした外部とのパートナーシップによる専門性の強化が生み出すカスタマイズされた手法で、持続可能な結果を短期間で実現させるサポートに優位性があります。
第2位:株式会社ボストン・コンサルティング・グループ
BCGの略称で知られる、アメリカのボストン・コンサルティング・グループの日本法人です。本体は世界50ヶ国に拠点を展開する世界的なコンサルティングファームとして名が通っています。世界規模の企業上位500社のうちの、実に3分の2がBCGのクライアントという圧倒的なシェアを誇っている企業グループです。
第1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン
第1位はアメリカ発で拠点を南米やヨーロッパ、東欧、アジアに持つ世界最大級のファームの日本法人であるマッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパンです。外資系コンサルといえば、まずここが頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
世界的にもコンサルティング黎明期からの大御所でありながらも、「デジタルマッキンゼー」と称して、ITを深く企業戦略に絡めた手法でコンサルティングのトレンドをリードする強みを誇っています。日本の企業も、目下デジタル環境が目まぐるしく変化する渦中にあります。マッキンゼーは以前からそこに着目しており、現在携わっている案件の過半数はデジタルに特化したものです。
総合系コンサルティングファームとは
総合系コンサルティングファームとは、経営陣から一般社員まで含めた、企業全体の課題の解決策の立案やそのためのシステム開発、そして導入や運用までを一貫して引き受けるコンサルティングファームです。サポートのあらゆる段階を網羅して対応できることから「総合系」と呼ばれています。
特徴は、「業界」と「機能」で各部門を分けており、幅広くあらゆる業界やテーマに対してコンサルティングを行うことです。採用においては、企業全体としてではなく部門ごとに中途採用を積極的に行っている点も、転職志望者には見逃せません。
つまり総合系コンサルティングファームに転職すれば、あなた自身が最も興味がある分野にフォーカスしたコンサルティングを手がけられる可能性があります。そのためには、得意分野の知見をいっそう深め、専門性を高めておくことが役に立つでしょう。
総合系コンサルティングファーム・ランキングTOP5
総合系コンサルティングファーム・ランキングTOP5を紹介します。
第5位:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
MUFGグループのコンサルティング分野を担うファームです。大企業はもちろん、中堅・中小企業まで幅広いクライアント層に対し、マネジメントシステムや経営戦略、人事戦略などを中心とした総合的なコンサルティングを展開しています。
クライアント企業のリクエストに合わせてカスタマイズする、オーダーメイド型のコンサルティングやパッケージ型のコンサルティングを担当するのは各分野の卓越したスペシャリストです。
関連企業や提携機関を活用した、実効性が高いソリューションには定評があります。近年では大手クライアントに対する、根幹的な経営戦略テーマのコンサルティングを積極的に展開しています。
第4位:株式会社シグマクシス
三菱商事グループが持つ知見やノウハウを活用し、新しいコンサルティングビジネスモデルを展開するファームです。幅広いポートフォリオで案件を獲得しています。2013年末にマザーズ上場を果たし、インキュベーションや事業投資などのリアルビジネスにも積極的です。
第3位:PwC コンサルティング合同会社
世界的コンサルティンググループであるPwCグループの一翼を担っている、日本では最大規模のファームです。かつて純粋な戦略策定や総合的なコンサルティングを展開し、グローバルベースではパブリックセクターに強みを持っていたファームであるベリングポイントの流れを汲んでいます。
蓄積されたグローバルベースのノウハウで、クライアントが直面する困難な経営課題の解決に取り組み、国内市場はもとよりグローバル市場での競争力を強化させるサポート力を持つファームです。
第2位:デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
世界4大会計事務所の一角であるデロイト トウシュ トーマツのメンバー企業であるデロイト トーマツ コンサルティングの日本法人です。クライアント企業への提言から戦略の立案、実行まで一貫してサポートするファームといえます。
クライアントの持続的かつ着実な成長を促すコンサルティングサービスだけでなく、新産業創造や社会課題の解決をもってクライアントと社会貢献をするというビジョンを標榜しています。
第1位:アクセンチュア株式会社
第1位は本拠地がアイルランドの、世界最大級のコンサルティングファームの日本法人であるアクセンチュア株式会社です。幅広くさまざまな産業に対し業務改善やIT導入、広告などのコンサルティングサービスを展開しています。
特にIT方面では、IBMに迫るレベルのシステム開発、運用等を手がけるという、ITコンサルティングの側面も兼ね備えている企業です。フォーチュン誌が毎年発表している、世界中の企業を対象とした総収益ランキングである「フォーチュン・グローバル500」にも選ばれています。
IT系コンサルティングファーム
IT系コンサルティングファームとは、企業の経営課題を解決するため、基本的にITの活用を切り口にしたコンサルティング行うファームです。基幹業務を結合した「ERPパッケージソフト」を導入することによるソリューションや、全体の最適化を目指すサプライチェーンマネジメント、顧客管理システムの導入などが主なサービスです。
景気の低迷によってコストを削減すべく、経営のスリム化を目指す企業が多くなり、アウトソーシングとしてIT系ファームが請け負う業務も多岐にわたります。つまりIT系コンサルティングファームに転職すれば、一般的にはそれほど多く関われない異なったジャンルにおいて生産性の向を目指す多様な案件を手がけられる可能性があります。
そのためにも、ITスキル以外にあらゆる分野に通底するするビジネスの基本知識を身につけておくことが賢明です。
IT系コンサルティングファーム・ランキングTOP5
IT系コンサルティングファーム・ランキングTOP5を紹介します。
第5位:日本オラクル株式会社
アメリカのオラクル・コーポレーションの日本法人です。日本に進出した1985年以来、ハードウェア製品ならびにソフトウェア製品を市場に送り出すかたわら、コンサルティングの分野にてソリューションやサポートサービス、教育事業などを展開しています。
1999年株式公開、2000年に東証一部上場を果たしました。オラクルはSaaS事業をも展開しており、さらにPaaS型やIaaS型サービスの展開をも視野に入れています。
第4位:株式会社 日立コンサルティング
日立製作所の完全子会社であるファームです。コンサルティングサービスによって培われたノウハウと、日立グループが誇るテクノロジーを駆使して、実効性が高いコンサルティングを展開します。システムインテグレーションは日立製作所が担い、日立コンサルティングはITコンサルティングとビジネスコンサルティングに特化しています。
情報戦略や事業戦略の策定から経営、業務改善、組織変革のサポートまでの包括的なコンサルティングが特徴です。
第3位:株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
システムインテグレーションを担うNTTデータが母体となり、その頭脳部分として戦略立案や新規事業の支援、IT戦略およびマネジメントのコンサルティングに特化したファームです。
NTTデータの営業力を駆使して案件を受注できるので、取り組むべき案件が安定的に入ってくるという優位性を持っています。
第2位:株式会社クニエ
NTTグループのコンサルティング分野の中で、専門性の高いコンサルティングで、日本企業の発展をサポートしています。とりわけ「グローバル展開」に力を入れ、受注案件の6割以上はグローバルプロジェクトです。日本企業の海外進出をサポートする案件や、新興国の成長をサポートする案件となります。
また、現地法人に任せずに日本からコンサルタントが現地に赴いて、調査から戦略浸透、折衝まで手掛ける手法も特徴的です。
第1位:日本IBM:GBS(グローバル・ビジネス・サービス – ビジネスコンサルティング)
第1位はIBMグループの中の、世界最大級のコンサルテイングファームの日本法人である日本IBM:GBSです。コンサルティングにかかわってきた豊富な実績をベースに、世界中のIBMグループと連携を密にしながら企業のコンサルティングやサポートを展開しています。
日本IBM:GBSでは、「コグニティブ・ソリューション」と「クラウド・プラットフォーム」の提供が現在の2大テーマです。前者は到底マンパワーでは処理しきれないような膨大な情報群を理解して、関係性や知見を見出しつつ洞察を導き出すコグニティブ・コンピューティングによるコンサルティングを意味します。後者は主流になりつつあるデータ保存やアプリケーション実行やWeb上で展開できる基盤を企業に導入して経営効率や生産性を向上させるコンサルティングです。
これら時代の最先端のソリューションをメインに扱うので、転職すれば最新の知見を身につけながら人材価値を高めることが可能でしょう。
経営コンサルティングファーム
概念的には戦略系ファームに通じるものがありますが、戦略系のカテゴリーがほとんど外資系ファームに牛耳られているのに対し、このカテゴリーの大半は日系ファームが占めています。
従来から経営コンサルタントとして多くの企業をサポートしてきた、歴史のあるファームが名を連ねています。
日本企業の分野や風土を熟知して解決策を提案する手法は、外資系よりも一日の長があるといえるでしょう。ただし、経営戦略の多様化やデジタル化に従って、経営コンサルティングの領域も戦略系との境界が曖昧になりつつあります。つまり経営コンサルティングファームに転職すれば、クライアントに従来の枠を超えたデジタルソリューションを導入して日本型経営から一皮向けた経営スタンスに持っていくというダイナミックな仕事が経験できる可能性があります。
そのためにも、ITと経営の知識を有機的なアイデアとして形にできるように、双方を深く研鑽しおきたいものです。
経営コンサルティングファーム・ランキングTOP5
経営コンサルティングファーム・ランキングTOP5を紹介します。
第5位:株式会社タナベ経営
企業の持続的な発展をサポートする、典型的日本スタイルの「経営指南会社」といえるでしょう。メインターゲットとしての中小企業と向き合って、現場の営業から財務や投資に至るまで、総合的かつ包括的なコンサルティングを一貫して行うスタイルです。
全国で10拠点を展開し、上海にある子会社も含めてサポート体制を維持しています。地域の特性に合致したベストプラクティスを提案することが「売り」です。
第4位:山田ビジネスコンサルティング株式会社
公認会計士やメガバンク出身者などを中心に、事業再生などを手掛けるために設立されたコンサルティングファームです。M&Aやリストラクチャリング、ターンアラウンド、成長戦略や事業承継の立案、組織や人事の課題など、幅広い領域を手掛けています。とりわけ重視しているのが、机上の理論よりも実効性です。そのためプランニングだけに終わらず、現場の実行部隊としてクライアント企業の最前線に立ち、企業成長をサポートします。
第3位:株式会社船井総合研究所
経営コンサルタントの大御所として、第二創業期を迎える日本を代表するファームのひとつです。事実、日本最大級の規模を誇っており、手掛けるコンサルティングの種類も多くの業界をカバーしています。
とりわけ流通・サービス業が得意分野であり、大手から中小企業まで多くの企業をサポートしています。
第2位:株式会社野村総合研究所
野村證券が母体のシンクタンクの草分け的存在です。日本初の本格的な民間シンクタンクとして産業界のトップ企業や官公庁に対して、幅広いコンサルティングを展開しています。民間企業に対するコンサルティング能力に対する評価においては、外資系ファームと並ぶ高い水準です。また官公庁に対するコンサルティングは国内最高クラスの評価を得ています。
第1位:株式会社 経営共創基盤. Industrial Growth Platform, Inc. (IGPI)
第1位はクライアント企業に人材を投入するハンズオンスタイルによる、長期間でのサポートも行う株式会社 経営共創基盤です。特定の課題以外にも組織面や事業面・財務面が連動している本質的な課題にも対応しており、一般的な経営コンサルティングファームとは一線を画しています。コンサルティングファームの経験があるスペシャリストが多数在籍しており、メンバーがお互いに刺激を受け合いながら成長することができる魅力的な環境といえるでしょう。
人事コンサルティングファーム
人事コンサルティングファームとは、経営課題の解決を、人事や組織および制度改革の面からアプローチするファームです。人事のみならず企業戦略の立案や業務改革、システム導入など幅広いサービスを提供しているので、戦略系や総合系のようにクライアントの多様なニーズに柔軟に対応するファームが多く見られます。つまり人事コンサルティングファームに転職すれば、人事や組織に対するソリューションを中心としつつも、幅広いカテゴリーの案件が手がけられる可能性があります。
そのためにも、さまざまなコンサルティングの手法に関して、貪欲に研鑽する姿勢を持って臨みましょう。
人事コンサルティングファーム・ランキングTOP5
人事コンサルティングファーム・ランキングTOP5を紹介します。
第5位:ウィリス・タワーズワトソン株式会社
人事をはじめとしてリスクマネジメントや財務の領域において、業績向上をサポートするファームです。グローバル展開でおよそ1万4千名の社員を擁し、報酬や福利厚生、退職給付やタレントマネジメント、リスクと資本管理の分野でのソリューションを提供しています。
M&Aにおける人事面のデューデリジェンスやPMI、つまりM&A成立後の統合マネジメントのサポートも手がけています。
第4位:エーオンヒューイットジャパン株式会社
グローバルなネットワークを駆使して、組織人事および経営コンサルティングを包括的に展開するファームです。主要業務はグローバル組織人事やグローバル戦略、人材開発や人材育成、福利厚生コンサルティングなどのサービスラインとなります。
それぞれのラインで個別プロジェクトの遂行から総合的な提案まで、クライアント企業のニーズに応じたサービスの提供により、人材開発や組織変革、持続的な成長のサポートを標榜しています。
第3位:アビームコンサルティング株式会社
日本企業の業務改革からグローバル展開のサポートまでをカバーする、35年を超える歴史を持つファームです。日本発かつアジア発のグローバルコンサルティングファームのトップを目指しています。
アジアと日本で5千名を越えるコンサルタントと各地のアライアンスパートナーの力で、クライアント企業の業務変革実現へのチャレンジをサポートするファームです
第2位: EYジャパン合同会社
世界4大会計事務所の一角である「アーンスト・アンド・ヤング」の日本におけるメンバーファームの統括的存在です。本体はコンサルティング分野での世界的なリーダーとして、全世界に24万名を超える社員が、共通の価値観に基づいて業務に就いています。
日本での各メンバーファームは人事や組織の監査、税務、法務、経営アドバイザリー、バッグオフィス、コーポレート・ガバナンス(経営統制)などがそれぞれの専門です。
第1位:マーサー ジャパン株式会社
第1位は資産運用や人事、組織、年金、福利厚生などの分野でのコンサルティングを展開するグローバルなファームの日本法人、マーサー ジャパン株式会社です。全世界でおよそ2万5千名のスタッフが44ヶ国を拠点に130ヶ国以上でパートナーとしてクライアント企業のさまざまな課題に取り組み、総合的なコンサルティングを展開しています。
日本法人も豊富な実績とグローバル・ネットワークを駆使して、あらゆる業界の企業や団体に対するサポートを行っているファームです。EYジャパン合同会社は、それらメンバーファーム同士の連携をサポートし、戦略を効率よく迅速に実行出来るようにアレンジする役割となります。
まとめ
転職志願者に人気が高いコンサルティング業界の系統を分類し、各系統のランキングTOP5とそれらのファームの特徴を紹介しました。あらためて各系統を上位から並べておきます。
総合系コンサルティングファームTOP5
第1位:アクセンチュア株式会社
第2位:デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
第3位:PwCコンサルティング合同会社
第4位:株式会社シグマクシス
第5位:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
外資系の世界的に名の通ったファームが顔を並べる中、日系ファームも負けていません。
IT系コンサルティングファームTOP5
第1位:日本IBM:GBS(グローバル・ビジネス・サービス – ビジネスコンサルティング)
第2位:株式会社クニエ
第3位: 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
第4位:株式会社 日立コンサルティング
第5位:日本オラクル株式会社
IBMなどのITコンサルの草分け的なファームの存在も大きいですが、日系のファームも多くの日本企業をサポートしてきた実績があります。
戦略系コンサルティングファームTOP5
第1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン
第2位:株式会社ボストン・コンサルティング・グループ
第3位:ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド
第4位:株式会社ドリームインキュベータ
第5位:A.T.カーニー株式会社
3大戦略ファーム「MBB」を含むTOP5で難易度は高いでしょうが、目指す価値があるファーム揃いです。
経営コンサルティングファームTOP5
第1位:株式会社 経営共創基盤. Industrial Growth Platform, Inc. (IGPI)
第2位:株式会社野村総合研究所
第3位:株式会社船井総合研究所
第4位:山田ビジネスコンサルティング株式会社
第5位:株式会社タナベ経営
上位すべてが、日本の経済成長を長きにわたってサポートしてきた自負を持つ企業群です。しかしながら、新しい時代に対応するべく変化しつつある段階なので、転職したひとにとっても、得難い経験ができそうです。
人事コンサルティングファーム・ランキングTOP5
第1位:マーサー ジャパン株式会社
第2位: EYジャパン合同会社
第3位:アビームコンサルティング株式会社
第4位:エーオンヒューイットジャパン株式会社
第5位:ウィリス・タワーズワトソン株式会社
経営コンサルティングファームとは対照的に、欧米流の人事や組織関連コンサルティングの上位ファームはすべて外資系です
このように、コンサルティング業界は外資系の進出も凄まじいですが、歴史ある日系企業も活躍しており、デジタル化のうねりでコンサル手法も多様化しつつあることも手伝って活気ある状況です。
ランキングで紹介した企業は一部で、ほかにも素敵なファームはたくさん存在します。ここでの情報も参考に、コンサルティング業界での転職活動を成功させましょう。