「転職活動にSNSを活用したい」そんな時にLinkedInに登録しますが、どうすれば転職活動に活用できるのかわからない方もいるでしょう。
実はたった4つのステップを押さえるだけで、LinkedInを活用して転職が可能です。今回は、LinkedIn初心者に向けて、転職活動に活かせる4つのステップについて解説します。何から始めれば良いか分からない方でも、この記事を読み終わる頃には転職活動に向けてすべきことが明確になっているに違いありません。
目次
LinkedInについて
LinkedInとは、アメリカで誕生した世界最大級のビジネス特化型SNSのことです。海外のビジネスパーソンの間では人気のSNSですが、日本ではまだ知名度は高くありません。
LinkedInの特徴は、さまざまな人脈を広げられる点です。SNSのように、友達申請をしたりメールでやり取りしたりできるため、採用担当者へ直接アピールできます。
また候補者をキーワード検索で探している採用担当者も多いLinkedInでは、プロフィールの内容が重要です。プロフィール内に詳しい経歴や実績を記載すれば、キーワード検索に引っかかり自分を見つけてもらえるでしょう。
採用担当者の求める人物像に自分がマッチしていれば、スカウトされることもあります。プランには、有料・無料があり、それぞれで使える機能が異なりますそのため、転職活動をしようと思っている方は、ぜひ一度登録してみてください。
LinkedInの機能や登録方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
LinkedInを転職に活用できる理由
SNSであるLinkedInを転職に活用できる主な理由は、以下の3つです。
- 自分のスキルや経歴を公開できるため
- 人事担当者とつながれるため
- 企業の情報収集がしやすいため
まずLinkedInでは、実績や経歴、スキルなど履歴書に乗せるような情報をプロフィールに掲載できます。プロフィールは、自分の経歴やスキル、実績などを公開できます。場合によっては、企業や人事担当者が興味を持って連絡をするかもしれません。
次に、他のユーザーとの交流ができる点も転職活動では有利に働きます。気になる企業の担当者と交流を持つことで、自分を自然にアピールできるでしょう。
最後に企業のページや投稿を見ることで、情報収集ができるのも転職活動では重要なポイント。希望する企業がどのような人物を求めているのかを事前にチェックできれば、効率的にアピールできます。
また企業のプレスリリースを見ることで、転職先の企業の最新事情を把握できます。このようにLinkedInのSNSとしての機能を十分に活用できれば、転職活動を有利に進められるでしょう。
LinkedInを転職に活用する4つのステップ
LinkedInを転職に活用するためには、4つのステップを踏むことが重要です。それぞれのステップについて解説します。
プロフィールを登録する
LinkedInに登録したら、まずはプロフィールを登録しましょう。LinkedInのプロフィールは、履歴書の代わりになる重要な部分です。そのため、スキルや経歴など、空欄を作らずしっかり記載することがポイント。特に目立った実績や専門スキルがあれば、正確に記載しましょう。
またプロフィールの画像は、履歴書の写真に使うようなビジネスライクなものが最適です。顔がしっかり写っている画像が良いでしょう。服装は、スーツもしくはビジネスカジュアルにして、清潔感を出しましょう。
また、風景画や複数人で写っている画像、ふざけて撮影した画像は、信頼されにくいため避けた方が無難です。一般的なSNSではなく、ビジネス色の強いSNSであることを忘れないようにしましょう。
検索機能で求人を探す
プロフィールの登録が終わったら、求人検索機能を使って、自分から企業へ応募しましょう。ホーム画面のヘッダーメニューにある「求人」を選択すると、勤務地や職種、契約形態などから求人を検索できます。もちろんキーワード検索も可能です。
また検索しなくても、自分のプロフィールに合ったおすすめの求人情報が表示されることもあります。
求人情報には、LinkedInからそのまま応募できるため、大変便利です。応募済みの求人情報は、一覧で確認できるため、重複応募の心配もありません。応募履歴は、自分からしか確認できないため、転職活動を知られたくない方でも安心ですよね。
コンタクト機能を使って人脈を広げる
LinkedInには、コンタクトやInMail機能などのコミュニケーションツールが充実しています。このような機能を使って、気になる企業の人事担当者と交流してみましょう。
ホーム画面のヘッダーメニューにある「つながり」を選択すると、自分のプロフィールに関連した業界や似たようなポジションの人が表示されます。共通点の多い人であれば、会話の糸口も見つけやすいため、この中から興味のある人へつながり申請をしてみましょう。
また検索窓に特定の企業名を入れて検索すると、企業ページを表示できます。特定の企業とつながりたい方は、キーワード検索も良い方法です。
スカウトされるようになる
プロフィールを充実させ、他のユーザーとのつながりが増えてくると、スカウトされやすくなります。スカウトをしている企業の人事担当者は、キーワード検索で候補者を探すケースが多いです。そのため、興味のある業界に関するスキルや経験をプロフィールに盛り込むと、見つけてもらいやすいでしょう。
LinkedInは海外への転職にも活用できる
海外や外資系企業への転職に活用できるところが、LinkedInの魅力です。日本よりも海外の方がLinkedInは普及しており、ビジネスパーソンだけではなく、外資系や海外の企業が多く登録しています。そのため、企業の情報や人事担当者とつながりやすいでしょう。
海外企業の人事担当者にアピールするのであれば、英語のプロフィールは必須です。そのため、日本語のプロフィールとは別に、英語でも作成することをおすすめします。
英語でのプロフィール作成は、ヘッダーメニューにある「プロフィール」から「プロフィールを表示」を選択しましょう。自分のプロフィールが表示されたら、左側の「別の言語でプロフィールを追加」をクリックします。言語タブで「英語」を選択すると、プロフィール作成画面が表示されるため、項目を埋めていきましょう。
LinkedInでライバルと差をつけるポイント
LinkedInで他の候補者と差をつけるポイントは、スキル欄を充実させることです。希望の業種に関するスキルや知識は、なるべく多く記入し積極的にアピールしましょう。
また、現時点で特別なスキルがない方でも、有料サービスのLinkedInラーニングを活用することで、スキルの獲得できます。LinkedInラーニングでは、ビジネスやクリエイティブなど16,000以上のオンラインコースを提供しています。
たとえば、Macを使ったExcelの基本講座やリーダーシップについて学べる講座などです。新卒から管理職向けのコースまであるため、自分のポジションに合ったコースが見つかるでしょう。
また第三者から推薦文を書いてもらうのも、差別化を図る良い方法です。第三者の推薦があることで信頼度が高くなり、ライバルと差を付けられます。推薦文はプロフィールに表示されるため、プロフィールを閲覧した人に効果的にアピールできます。仕事関係の相手やLinkedInで知り合った方から推薦文を書いてもらうと良いでしょう。
LinkedInを転職に活用する際の注意点
転職活動に便利なLinkedInですが、注意すべきこともあります。ここでは、LinkedInを利用して転職する際に、注意したい3つのポイントをご紹介しましょう。
セキュリティを強化する
LinkedIn以外のSNSでも言えることですが、セキュリティ面の強化はしっかりおこないましょう。セキュリティ対策が甘いとアカウントの乗っ取りや不正アクセスなどの被害を受ける可能性が高まります。これらの被害を防止するために、パスワードを定期的に変更したり2段階認証を取り入れたりすることが重要です。
怪しいアカウントに注意する
架空の人物を偽った怪しいアカウントには、十分に注意しましょう。他のSNS同様に、LinkedInでも詐欺やフィッシングメールが存在します。
怪しいアカウントを見極めるポイントは、コンタクト数とプロフィール画像です。たとえば、コンタクト数が極端に少ない場合、LinkedInできちんと活動していない可能性があります。またプロフィール画像にフリー画像を使っているアカウントは、架空の人物を偽っている可能性が高いでしょう。
もし怪しいアカウントからつながり申請やメールが来たら、無視した方が無難です。しつこいようであれば、LinkedInに報告するのも良いでしょう。
情報の公開範囲を設定する
プロフィールやメールアドレスなど登録情報は、公開範囲が設定できます。在職中の会社に内緒で転職活動をしている方は、公開できる範囲を設定した方が良いでしょう。たとえば、LinkedInにサインインしていない一般の人には情報を非公開にすることも可能です。自分の状況に合わせて、適切に情報の公開範囲を選びましょう。
まとめ
企業や人事担当者と直接つながれるLinkedInは、自分から積極的にアピールして転職したい方におすすめです。特にLinkedInが普及している外資系企業へ転職したい人は、登録してみましょう。SNSや転職エージェントなど、さまざまなツールを使って情報を集め、転職活動を成功させましょう。
さらに効率的に転職をしたいのであれば、LinkedInと合わせて転職エージェントの登録もおすすめです。そこでおすすめなのが、タリスマンです。各分野に精通した専門のコンサルタントが、ハイレベルな転職のスカウトをご案内します。まずは一度求人を探したり、転職エージェントと面談しましょう。