英語を使った仕事と言えば、まず思いつくのが「外資系企業」です。
外資系企業は毎日英語漬けという部署も多く、英語能力を活かしたバイリンガルとしては最適の職場環境に思えます。
ところが、現実の外資系企業は「英語」以外にも、日系企業と歴然とした差があります。
今回は「外資系企業による英語の仕事」をテーマに、7つのポイントをご紹介しようと思います。
ポイント1:英語力は意外に低い
既に外資系企業での勤務経験をお持ちの方にはご理解いただけると思いますが…国内の外資系企業で働く従業員の「英語力は意外と低い」というケースも少なくありません。
多くの企業では「英語が必須」であるものの、バイリンガルには遠く及ばない方も少なくありません。
言うでもなく、バイリンガルレベルの方にとって、これは大きなチャンスです。
ポイント2:専門スキル
外資系企業で働くには「どれだけの成果を残せるか」が大切です。
日系企業と比べて高い年収に見合った能力が求められるため、英語スキルに甘んじず専門性を持つことが大切です。
もちろん、転職においてもこれは同様。外資系企業での転職、とりわけマネジメント職への就職を検討する場合、強く求められる要素です。
ポイント3:コミュニケーション能力
外資系企業ではいわゆる「コミュ力」は必要です。
残念ながら外資系企業の転職面接においても、「能力は十分だが人格的に問題がある」と判断され、選考落ちとなってしまう方は少なくありません。
言うまでもなく、外資系企業は「仕事の効率」が最優先です。しかし、仕事に奢り他者に対する配慮を欠いた行動は、やはりマイナスと評価されるでしょう。
ポイント4:タイムマネジメント
外資系企業では残業や休日出勤は好まれません。「がんばった!」ではなく、「どれだけ利益が出たか」が重視されます。
残業や休出が仕事の成果につながらない場合、「英語力以前に時間管理がなっていない」とみなされるでしょう。
転職時は残業や休出による「努力家」アピールは控え目に。
ポイント5:向上心・勤勉性
外資系企業は現状維持で留まっていられるほど、甘い世界ではありません。
既に痛感されているように、周囲は常に自己研鑽を怠らない従業員ばかり。将来へのキャリアアップも自己責任で考えなければなりません。
英語スキルに勝っていることに甘んじていると、いつの間にか追い抜かれているかもしれません。
ポイント6:積極性
外資系企業の会議の様相は、日本人が見ると「常に紛糾」。様々な主義主張が飛び交う戦いの場です。日系企業のように大人しくしていると、
〇 会議を理解していないのでは?
〇 売り上げにつなげる気がないのでは?
〇 体調でも悪いのだろうか?
と心配されてしまいます。意味もない消極的な姿勢は決して得とは言えません。
ポイント7:簡単に離職・リストラされる
日系企業との最大の違いです。転職がマイナスと評価されない一方で、成績が上がらない従業員は簡単にクビにされてしまいます。
日系企業のように、「従業員は家族」と守ってもらえる場所ではありません。
まとめ
外資系企業の特徴をまとめてみましたが、如何でしょうか。外資系企業で働くためには、英語能力意外にも様々な「ワークスタイルの変化」が求められます。