最強の20代になれる!転職を成功させる4つのメソッド

巷では「20代での転職は成功しやすい。」「転職するなら20代のうちに」など謳われているが、果たして本当にそうだろうか。
プランや目的、自身の成長に合わせた転職ならもちろんアリではあるが、周りがそろそろ転職を考えている、もう既に転職した、知人に誘われた、などモヤモヤっとした動機で転職を考えているのならば、現職に留まり実績を上げていく事の方が大切なのではないかと思う。
転職で成功したなら未だしも、失敗してしまったら、一気に魅力のない経歴に堕落する。
たくさんの転職を検討する20代に会って気づいた点、私が改めて思う、20代の転職を成功させる為のメソッドをシェアしたい。

1.20代で転職する場合、決めたら心して転職活動せよ

新卒で入社して現職で活躍されてからまず1回目の転職。これに関しては言うまでもなく、引く手あまた。どの企業も正直喉から手が出るほど欲しい戦力である。
なので転職する側、20代からしたら、“自分は売れる“という錯覚に陥りやすい。
よっぽどのブラック企業でない限り、まずは現職で仕事を続け、社会人としてのマナーを学んだり、現職企業での自分の役割、現職企業へ貢献をするための術、パフォーマンスの上げ方、今後自分が仕事でやりたい事を見出す為の時間に費やした方がベターかと思う。
しかしやはり2年から3年ぐらいすると“転職してみようかな”、“他でも活躍の場があるのでは”と思ってくるのも自然だ。しっかりと決断して転職活動に挑もう。冒頭でも申し上げたが、1回目の転職は引く手あまた。しかし20代で、これが2回目、3回目となると話は別だ。短期間で仕事を何度も変えているとなると、いかなる理由であっても採用側に取っては、企業カルチャーに合わないのでないか、またすぐに辞めてしまうのではないか、など懸念の塊だ。1回転職したならば、はたまたこれからするのなら、できるだけやりがいを持って、長く働ける企業なのかどうか、実績を上げ経験値を増やせる企業なのかどうかをしっかり把握して転職をしよう。安易に転職して後悔が残る経歴にならないよう心して転職しよう。

2.一人で転職活動せず、アドバイザーを挟んで情報収集

20代で転職をする際、ほとんどの場合が初めての転職になるかと思う。右も左もわからない状況で一人で転職活動をするのは少々危険だ。何度も言うが20代で何度も転職を繰り返してしまっては残りのキャリアに支障をきたす。アドバイザーを挟むことにより、よりリアルな転職事情や時期、適切な判断がしやすくなる。では一体アドバイザーとはどのような存在なのか。

知人 社会人になったばかりで周りに転職について相談する相手がいない場合、自分をよく知っている学生時代の先輩や恩師などに相談してみるのもいいだろう。冷静な判断ができる為にも第三者の意見は貴重だ。
転職成功者 同僚や先輩などが転職した後、もしくは自社に転職で入社した人など、どのような転職方法だったのか、なぜ転職したのか、転職して後悔ないのか、など情報収集をするのもいいだろう。他人の転職を客観視した時、自分の状況と比較できるヒントが見える可能性も出てくる。
転職エージェント 言うまでもなく転職のプロ。前者との違いはズバリ案件数。業界の情報や現在の案件状況、自分が今転職するべきタイミングなのか、など長期的プロセスで相談してみよう。

まずはしっかりと情報を集め、アドバイザーとなる人に相談し、ブレがないか軌道修正しながら転職活動をしよう。

3.求人票に記載されていないと安心するな!転職回数は重要ポイント

20代はまだ即戦力で採用というよりかは、採用後、自社で活躍ができるかどうかにウェイトを置いて採用するケースが多い。仮に未経験の職種に応募したとしても採用される可能性はよっぽど職種が前職からかけ離れていない限り、若干高い。
しかし20代の案件を扱っていると、ほとんどの企業が求人票でリクエストしてくる内容で、最も多いのは「転職回数」だ。ここは求人票に記載されていないことが殆どだが、どの企業も過去の転職回数を過剰に懸念する。
転職回数が過去1回。今回で2社目。
もしくは転職回数が過去2回。今回で3社目。もあるが、殆どがやはり今回で2社目。
お気づきかもしれないが、ほぼ第二新卒採用だ。
定着しない社員は懸念の何者でもない。せっかく育成に投資したにも関わらず辞められてしまっては元も子もない。
既に転職回数が増えてしまっている人は、過去は変えられない。しっかりと過去の転職理由を払拭できる材料を準備し応募しよう。また初めてこれから転職を考えている人は、次の企業で長く働け、自分が成長できるのかどうかしっかりと情報収集し、企業に応募しよう。

4.面接官はココをみている!20代で身に付けておくべき3つの素養

では実際、面接官は採用する際、何をみているのか。
ここでは20代を採用する際、面接官が見ているポイント、また重要としている3つの素養を紹介したい。

PASSION(パッション)
仕事をする上で、パッション(情熱)は絶対と言っていいほどあった方がいい。パッション=あなたの本気度、とも言える。あなたのパッション、本気度で人を魅了する事ができるか。この人と仕事がしたいと思わせれるか。パッションがある人は、例え営業で失敗しても、プレゼンでうまくいかなかったとしても、間違いなく何かしらのインパクトを残している。ここが重要になり、必ずや後にチャンスがやってくる。人はあなたのパッションに共感し、感動するのだ。
POTENCIAL(ポテンシャル)
ポテンシャルを話すうえで、私がいつも表現する言葉がある。
Book Smart<Street Smart この言葉はぜひ頭に入れておいて欲しい。
Book Smart=勉強ができる人は成績が取れる勉強法をマスターしている。しかし必ずどこかで限界が来る。キャパを超えた時、応用が利かなくなる事がある。
Street Smart =生き残る術を全て現場から学んでいる。それが「知りたい」気持だったり「学びたい」という気持ちだったりする。
その好奇心がポテンシャル、今後の伸びしろを大きく変える力となる。
勉強ができる事も大切だが、社会は現場力を重要としている事を肝に銘じて頂きたい。
良い大学を卒業しても、自分で切り開いていく力がないとどの世界に行っても生き残っていけないのである。
CONTRIBUTION(コントリビューション)
コントリビューションとは、仕事の中で学びを探し、吸収し、期待に応え、企業に貢献する事であると考える。お金をもらいパフォーマンスで返す。Give and takeの関係だ。
しかし20代の頃は、企業側からTake する事の方が多いのではないだろうか。
入社間もない若手社員に莫大な費用を費やし教育し、現場では手取り足取りサポートをし、クーラーの聞いたオフィスで仕事をし、更には給与まで貰っている。まだまだ未熟ではあるが、必ずや企業に貢献したい、というガッツがあるかどうか。いかがだろう。

20代はネットワーク(人脈)構築の時期でもある!

20代で仕事以外でやっておく重要なことがもう一つある。それはネットワーク構築だ。これからはネットワークが財産になる。早いうちからネットワーク構築を意識すると、20代後半、30代で飛躍的に違いが出てくる。誰と繋がり、誰から情報をもらうか。
アドバイザーとなる人脈も更にでき、行きたい企業からダイレクトにスカウトがくる可能性だって増える。
3つの素養を身に付け、ネットワークを構築し、転職で誰にも負けない最強の20代になろう!

Talisman編集部

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