面接の平均的な回数、面接官を知り、タイムスケジュールをスマートに管理!

いざ転職活動が始まり、書類選考を勝ち抜き面接の依頼が舞い込む。面接日程の設定をいよいよ行う頃、ふと思う。。。面接って何回あって、一体誰と会うの???
気になる、面接って何回あるの?誰と会うの?問題。
もちろん企業規模や役職の債務、案件の緊急度によっても内容が変わってくる。
今回は面接回数と面接官、面接官パターンについてそれぞれ深堀りしてみたい。

面接回数を知り、転職にかかる期間をアジャスト!

ここでは面接の平均的な回数をご紹介したい。
もちろん職種のレベルによって変わってくる。重要なポジションになればなるほど回数は増していく。
面接回数を知る事により、転職にかかる今後の期間を知ることができる。どれぐらいでオファーが出るのか、そして何月入社になるのか、など逆算してスケジュールをアジャストする事ができる。

レベル別 回数
第二新卒 約2回
スタッフ職 約2回
シニア職 2回~3回
エグゼクティブ職 3回~4回

あくまでも平均的な回数で、企業規模にもよって決定権が変わってくるので回数は前後します。
通常10日以内には返事が来て、もし次のステップに進むのであれば次の面接の設定を行うので、だいたい平均して1か月で2回ほど面接が設定できるイメージだ。
もちろん企業によっては3回組むケースもあるが、求職者も仕事をしながらの転職活動で、忙しい中でのスケジューリングになると、そう何度も面接の日程を組めるものではない。ましてや地方から都市部に面接の訪問しようもんなら半日、いや、まる1日つぶれる事もある。
また面接官も仕事をしながら面接業務をこなさなければいけないので、求職者同様、スケジューリングが大変だ。なのでやはり月に2回面接をするのが平均的ではないだろうか。
そうなると、面接回数が2回のポジションの場合は、その月内、もしくは月をまたいだ翌月中旬には結果が出るという計算になる。
タイムスケジュールが理解できれば、入社時期が把握でき、退職に必要な段取りを早い段階で準備する事ができる。

例外:
エグゼクティブクラスや重要ポジションに関しては3~4回と記載しているが、グローバル面接、社長面接があるので上記よりも回数が増える可能性がある。その理由として、面接を進めて行くにつれ、この人にも会って面接をして欲しいなど人数が増えたりなど、企業側のリクエストが出てくる可能性があるからだ。
またポテンシャル採用など、現在オープンしていないポジションに対して採用枠を確保する場合、適切な面接官を検討したり、また部をまたいだ面接官との面接を設定し、採用するに値するか慎重に進る必要があるからだ。

面接官は一体誰だ!誰と会うかで準備も変わる

ではいつ、どのタイミングでどの面接官に会うのか。企業のスタイルやプロセスによって変わってくるので、ここでは誰と会うかに焦点を絞って話していきたい。

1.人事
2.HRBP
3.上司・部門長
4.社長
5.グローバル採用担当者、もしくはグローバルの上司

1.人事
いわゆる採用窓口。企業における採用担当者を指します。
ある程度の職種については把握しているが、現場の声はあまり把握していない。
面接でもどちらかと言うと、具体的な職務内容に沿ったジャッジより、自社のカルチャーに適しているか、順応性はあるかなどの、人物評価のジャッジがメインになる。また過去のパフォーマンスについて経歴書を見ながら確認したり、給与の確認をしてくる傾向がある。

2.HRBP(部門付人事)
上記の人事よりも、より現場に近い
従来の管理・労務中心の人事とは異なり、ビジネスモデルについての深い理解や、事業サイドの責任者やスタッフに積極的に働きかけて人材開発・組織開発を遂行する。
経営的な視点に立ち、リーダーシップ育成も含めた人材開発にも取り組む。その為面接になるとかなり詳しく既存企業でのパフォーマンスや業務に関しての質問をしてくる。また応募してきた職種の業務内容も熟知している為、深く話ができる。
その分しっかりと準備しなければ面接で落とされてしまう。

3.部門長や本部長
今回採用される部門の直属の上司、俗に言うレポートライン。またその上司にあたる本部長クラスの担当者との面接です。
HRBP同様、質問してくる内容は既存企業でのパフォーマンス、業務に関して、職位に対しての成功事例や、実績部分が中心になることがほとんど。もし入社に至った際には、貴方のどの部分が即戦力として活かせるかを探りながら会話が展開されることが多い。したがって面接官の話をよく理解し、会話がかみ合っているかどうか、自分の回答が貴方の面接官を唸らす事ができるかが鍵となる。

4.社長
その名の通り、社長面接。
もし社長面接があるのなら、最終面接で登場する事がほとんど。またエグゼクティブなど重要ポジションに対して社長が面接する事があるが、ほとんど社長が面接する事はない。しかし小規模の企業で最終決定をする際に社長と面接する場合もある。要は企業の方針次第で社長が面接するケースがある。

5.グローバル採用担当者、もしくはグローバルの上司
こちらも社長面接同様、エグゼクティブクラスの職位、グローバル直結職位、立ち上げ企業でグローバルに上司がいる場合などに行われる。
もちろんではあるが面接の全てが英語で行われる。

どの面接官がどのタイミングで出てくるかをしっかり把握!

面接の進め方として、4次面接まで行く場合、下記のようなパターンが一般的ではないだろうか。
1次面接 人事 ➡ 2次面接 HRBP ➡ 3次面接 上司・部門長 ➡ 4次面接 社長

組み合わせとしては、下記の場合もある。
あくまでもイメージで、企業規模により面接回数が変わるのでご留意頂きたい。
(企業規模が大きいほど業務が細分化されるため面接官の数も増えてくる)

2回の場合
人事➡上司・部門長
人事➡HRBP、上司・部門長
HRBP➡上司・部門長
HRBP、上司・部門長➡社長

3回の場合
人事➡HRBP➡上司・部門長
人事➡HRBP、上司・部門長➡社長
HRBP➡上司・部門長➡社長

4回の場合
人事➡HRBP➡上司・部門長➡社長
HRBP➡上司・部門長➡社長➡グローバル

面接官の出てくるタイミング、パターンは何度も言っているが、様々だ。
面接が入ったらしっかり確認しよう。特に個人で転職活動を行っている場合は自分で確認と管理をしなければいけない。聞きにくい質問になるかもしれないが、しっかり確認しよう。
転職エージェントを介している場合、エージェントが持っている情報を隈なく収集する事。
そしてこちらも同様、エージェントに面接は何回あり、誰と会うのか確認。
過去の求職者が受けた面接官からの質問や、印象などできるだけ情報をもらい、自身の準備に備えよう。

まとめ

面接回数や面接官に関しては事前準備が不可欠だ。せっかく面接ステージにコマを進めたにも関わらず、準備不足で不合格になっては元も子もない。忙しい現職の業務をこなしつつ、事前に情報を収集する事により、あなたの貴重な準備時間を短縮する事ができる。
また複数の企業を応募すれば、同時進行で面接の依頼が舞い込み、面接回数が増加する可能性だって出てくるはずだ。この案件は面接が何回あるか、面接回数が多い企業なのか少ない企業なのか、ペース配分を考えて面接を設定する戦略的な術も必要不可欠だ。
また面接官のパターンを知る事により、当日での緊張がかなり解れるであろう。
孫氏の名言からにもあるように、「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」
面接回数、面接官、パターンを知る事により、面接に挑む準備をすることができ、内定を勝ち取る事ができる。
さあここはしっかり戦略を立てましょう!

Talisman編集部

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