作業効率アップで差をつけろ!ITエンジニアがこだわりたいデスク周り

ITエンジニアがこだわりたいデスク周り

長時間をPCの前で過ごすITエンジニアやプログラマーにとって、デスク周りの環境は作業効率や生産性に大きく影響する要素です。
また、腰痛や肩こり、腱鞘炎などの健康トラブルを防止するためも、快適なデスク環境は必須と言えます。

本記事では、エンジニア視点で注目すべきデスク周りの要素や、選ぶ際のポイントについてご紹介します。

デスク周りの環境はエンジニアの作業効率や健康に影響大

ITエンジニアやプログラマーにとって、デスク周りの環境は作業効率に影響する大切な要素です。
オフィスで働く社員であっても、自宅で働くフリーランスであっても、多くのエンジニアがデスク周りにこだわりを持っていることでしょう。

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というのも、ITエンジニアのデスクワークは

  • 同じ姿勢で座りっぱなし
  • モニターとにらめっこ
  • コーディング等でキーボードを叩く

という作業を「長時間に渡って」続ける場合が多いため、環境が作業効率や健康に与える影響が非常に大きいのです。

デスク周りの環境が快適であれば、作業に集中しやすくなり、それだけ業務の効率もアップします。
また、疲れにくい環境を用意できれば、長時間の仕事でも精神的・肉体的ストレスがかからず、健康を損なうリスクも減らせます。

デスク周りにこだわるITエンジニアというと、単なる凝り性やガジェットオタク気質と思われることがあるかもしれませんが、それ以上に作業効率や健康に大きな影響があることに注目しましょう。

デスク周りにはどんな要素がある?

デスク周りにはどんな要素がある?

一口にデスク周りと言ってもさまざまな要素がありますが、作業効率や健康にとくに影響があるものとしては、以下の要素が重要になります。

インプットデバイス

キーボードやマウス、トラックパッドなどの入力用デバイス。

アウトプットデバイス

情報を表示するディスプレイや、サウンドを聴くためのヘッドフォンなどの出力用デバイス。

支持・設置のためのツール

本人を支える存在であるイスや、ディスプレイを設置するデスクボード、モニターアームなど。

細かい位置調整のためのツール

パームレストやリストレスト、クッションなど、個人に合わせて細かい調整をするためのツール。

キーボード|ITエンジニアやプログラマーの相棒

長時間のタイピング作業を行うITエンジニアやプログラマーにとって、キーボードは最も重要な仕事の相棒と呼べる存在です。

ちょっとした打鍵感やサイズの違いでも、長時間の作業では無視できない影響を与えてきます。
打ちやすく、タイプミスしにくいキーボードならば、作業効率は向上します。逆に、キーピッチやキーストロークが微妙に合わないだけでも、タイプミスにつながって作業効率の低下や精神的ストレスの原因になるでしょう。

また、キーボードが本人に合っているかどうかは、健康面にも大きな影響があります。
打鍵感が合わないと指先の痛みにつながりやすいし、自然な形でタイピングができないと手首の痛みや腱鞘炎、肩こりなどの原因にもなってしまいます。

そのため、ITエンジニアやプログラマーにとってのキーボードは、

  • 打鍵感が自分に合っているか(キースイッチの種類やキーストロークなど)
  • サイズや形状が合っていて負担がないか(キーピッチやエルゴノミクス形状など)
  • キー配列

などに注目して、ハイエンドキーボード選ぶのが良いでしょう。

【関連記事】
生産性や健康にも影響!エンジニアにおすすめのキーボードと比較ポイント

ディスプレイ|表示量や作業効率、目の疲れに影響

作業の生産性を高めるためには、ディスプレイ環境にも注目しましょう。
多くのITエンジニアやプログラマーは、デュアルモニターやトリプルモニターなど、2つ以上のディスプレイを使うことで生産性を高めています。

たとえばプログラミングに際しては、エディタによるコーディング画面だけを表示すれば足りるわけではありません。その他にも仕様書や関連資料、ブラウザなど、さまざまな情報を表示する必要があります。

複数のディスプレイを用いることで、これらの情報をまとめて表示できるようになり、いちいちアプリウィンドウや仮想デスクトップを切り替えることなく作業が進められるようになるのです。

また、ピボット機能を搭載したディスプレイならば縦置き表示することで、より大量のコードを一気に表示できるようになるので、ITエンジニアやプログラマーならばぜひチェックしたい機能と言えるでしょう。

ディスプレイ環境は、作業効率や生産性を高めるだけでなく、目の疲労低減にも影響します。
最近のディスプレイの中には、ブルーライトやフリッカーなど目の疲れにつながる要素を低減する機能が搭載されている機種もあります。

長時間に渡って画面とにらめっこしながら仕事をするからこそ、ディスプレイ環境には妥協しないことが大切です。

マウス・トラックボール|スペースに注目

マウスやトラックボールなどの入力デバイスは、人によってはほとんど使わない場合もあるでしょう。
しかし、多用する人ならばキーボード同様にこだわりたいデバイスです。

マウスの本体はそれほど大きくないものの、操作するためのスペースが必要になります。
一方、トラックボールは本体が大型になる傾向にあるものの、本体を動かすためのスペースは必要ありません。
自分のデスク周りの環境や、使い勝手の好みなどに合わせて選ぶようにしましょう。

また、デスク周りでの使い勝手に影響する要素として、有線か無線かも重要になります。
無線式の場合は、ケーブルレスでスッキリ使えるものの充電や電池交換の手間がかかります。
有線式の場合は、ケーブルが邪魔になるものの、充電が不要な上にレスポンスが良いという特徴があります。

なお、マウスやトラックボールを選ぶ際には、当然ながらまず自分に合っているかどうかが重要です。手の大きさや形状は人それぞれなので、実際に現物を触ってみて選ぶのがおすすめです。

イス|長時間座っても疲れにくいものを

長時間座りっぱなしで作業するITエンジニアやプログラマーにとって、腰痛や肩こりは職業病とも呼べるほどに無視できない健康リスクです。
そのおもな原因となっているのが、イスが合わないことによる身体への負担や姿勢の悪さです。

いわゆるオフィスチェアもピンからキリまであります。
座面が硬かったり小さかったりするもの、背骨に無理な負担がかかってしまうようなものもあれば、人間工学に基づいたデザインで自然な姿勢を維持し、腰や背中への負担を減らしてくれるものもあります。

快適なオフィスチェとして有名なところでは、ハーマンミラーのアーロンチェアなどが挙げられるでしょう。筆者も20年来愛用しているイスですが、メッシュ地による体重の負荷分散や骨盤サポートといった特徴的な機能を備えています。

快適なオフィスチェアを選ぶ際は、「いかに疲れにくいか」に注目して、素材や形状を吟味しましょう。
また、各人の体型に合わせて細かい調整ができる機能も必須です。座面の高さ調整だけでなく、背もたれの角度やテンション、肘掛けの高さや角度など、なるべく多くの調整箇所があるものがおすすめです。

クッションひとつで大きく変わることも

ハイエンドなオフィスチェアは確かに快適で疲れにくいものの、どうしても高価になってしまいます。
また、オフィス環境では、キーボードのように「自分の好みのものを用意して使う」ことができない場合もあるでしょう。
そのようなときは、姿勢をサポートするためのクッションを利用してみるのもおすすめです。

座面の上に低反発素材のクッションを敷けば体重が分散されて疲れにくくなるし、姿勢を良くするための骨盤サポートクッションなどもあります。
比較的安価に、イスが身体に合わないことによるトラブルを解消できるので、腰痛などに悩んでいる人はぜひ試してみましょう。

デスクボード・スタンドなど|姿勢への負担軽減に活躍

本人を支えるイスの他に、ディスプレイやキーボードを支えて位置を調整するツールも重要。とくに健康面には大きな影響があります。

多くのディスプレイにはある程度の角度調整機能はあるものの、高さ調整の自由度はそれほど高くないのが一般的です。
ディスプレイの高さが目線と合わないと猫背になりがちで、これが腰痛や肩こりの原因になりやすいのです。

ディスプレイを適切な位置に配置するためには、デスクボード(デスク上に置くコの字型の台)やモニターアームなどを活用しましょう。
デスクボードならば台下のスペースにキーボードやマウスを収納できる、モニターアームならば作業内容に合わせて位置を変えられるといった特徴があるので、用途にあわせて選ぶようにします。
ノートPCならば、ノートPC用スタンドに載せることで画面を適切な位置に持ってくることもできます。

ディスプレイの位置調整は、複数台のディスプレイを利用する環境ではとくに大切な機能になります。
なるべく目線を動かさずにすべての情報を一覧でき、首に負担がかからないような配置を目指すと良いでしょう。

パームレストやリストレストも活用しよう

キーボードおよびそれを操作する手の位置調整には、パームレストやリストレスト、チルトスタンドなどの活用がおすすめです。

いくら良いキーボードを選んでも、それがすべての人にぴったりとは限りません。細かい調整をするためのツールで、より快適で負担の少ない作業環境を実現しましょう。

場合によっては、ハイエンドキーボードなどの高価なデバイスを買わずとも、こうした調整ツールひとつで疲労を軽減したり腱鞘炎を防止することもできます。

癒し要素|機能性だけでなく心のオアシスも

デスク周りの環境で忘れてはならないのが、精神面への癒し効果です。
確かに機能性や作業効率も重要ですが、集中力を保ちながら長時間を過ごすには「居心地の良い快適な巣」であることも大切なのです。

デスク上に置ける小さな観葉植物や家族などの写真スタンド、お気に入りのフィギュアなど、視界に入ってくるだけで心がリラックスできるような癒し要素を、ぜひ積極的に並べることをおすすめします。

Talisman編集部

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