外資系企業は高収入ってホント?なぜ収入が高いの?

外資系企業と言えば高収入をイメージする人は多いと思います。実際に、日系企業の平均年収はおおよそ430万円に対して、外資系企業の平均年収は800万円台とされているので、その差は歴然です。

そもそも、外資系企業のすべてが高収入なのでしょうか?さらには、どうして外資系企業は日系企業よりも高収入なのでしょうか?

今回は、外資系企業が高収入という噂の実際のところや、高収入の理由や仕組み、そして外資系企業で高収入を狙うための方法などをご紹介します。

外資系企業は高年収?

まず、外資系企業が実際に高収入なのか、実際のところをご紹介します。

業界全体の平均年収は約2倍

外資系企業の平均年収は800万円台で日系企業のおおよそ2倍です。日系企業で年収1,000万円を超える人は全体の4%程度で、2,000万円を超える人になるとわずか0.4%程度です。(参考:https://www.l-boshi.com/130/

これに対して外資系企業は、管理職で2,000万円、コンサルティングファームで活躍するコンサルタントになると数億円を稼ぐ人もいると言われています。外資系企業は「年収の幅の広さ」も特徴と言えるでしょう。

次に、業界ごとに外資系企業の年収の実態を見ていきましょう。

金融業界

外資系企業の中でも金融業界の年収は高いことで知られています。とくに「投資部門」の平均年収は1,200万円から4,000万円で、インセンティブによる報酬が大きいことが特徴です。

コンサルタントファーム

激務や重責の印象が強い外資系コンサルタントファームも高年収です。平均年収が1,800万円で、パートナーと呼ばれるポジションでは1億円以上になることもあります。

IT業界

幅広い業種があるIT業界ですが、外資系企業なら平均年収は650万円から2,500万円と高額です。役職やインセンティブによって差が大きいものの、平均すると1,000万円ほどです。

メーカー系

メーカー系企業も日系と比較すると高年収です。平均800万円程度ですが、長年勤務している場合や役職に就くことで1,000万円を超えるケースも珍しくありません。

外資系企業の年収が高い理由

次に、なぜ外資系企業は年収が高いのか理由を見てみましょう。外資系企業の年収が高い背景には評価制度、給与制度、そして外資系企業特有の文化が影響しているようです。

成果主義で評価するため

日系企業では長年勤めている人ほど年収が上がる傾向がありますが、外資系企業の評価制度は「成果主義」や「実力主義」がほとんどです。

多くの企業では評価によって、基本給にプラスされるようにインセンティブ給が支給されるため、貢献度が高いほどインセンティブが多くなって高年収になる訳です。

インセンティブは企業ごとに異なるものの、基本給の数%から100%と、広い幅があることが特徴です。外資系企業では、インセンティブによって高収入になると覚えておくと良いでしょう。

福利厚生制度の違い

外資系企業は日系企業のような福利厚生(残業代、退職金、住宅手当、子育て支援、通勤手当など)を用意していないことがほとんどです。

外資系企業の多くは、終身雇用や長年勤務を前提にしていないため、福利厚生の内容が薄く、給与体系そのものが異なります。その分、毎月の給与や年収を高く設定しているので高年収になりやすいのです。

転職が多いため

外資系企業では従業員の転職が日常茶飯事です。雇用する側は、同じ人を雇用し続けるよりも、優秀な人材を循環させるようにして経営する傾向があります。そのためには、常に優秀な人材を惹きつける必要があることから、必然的に高年収になるとされています。

長く働くよりも、短期間であっても高いパフォーマンスを発揮する人材を求める外資系企業特有の文化と言えるでしょう。

企業の資本力があるため

日本で展開している外資系企業の多くは、自国で成功を収めている場合がほとんどです。つまり、十分な資本力を持っています。このことから、人材確保に対する費用に多くを費やせるため、高年収に結びついているのです。

外資系企業で高年収を狙う方法

外資系企業で高年収を狙うために重要なポイントは「転職エージェントを使った企業選定」そして「面接やレジュメの対策」のふたつです。

転職エージェントを使った企業選定

外資系企業への転職や高収入を目指す際に重要なポイントになるのが企業選定です。企業のウェブサイトを通じて求人情報を探すこともひとつの手段ですが「転職エージェント」を利用するのがおすすめです。

転職エージェントの中には外資系企業への転職を得意とするエージェントや、一般公開されていない求人情報を持っているエージェントもあります。なによりも、企業選定が効率的かつ的確に出来ることが魅力です。

まずは、自身が活躍できる業種や業態、希望する年収、環境などを整理したうえでエージェントに相談しましょう。専門家のアドバイスを聞きながら企業選定をすることは高年収への第一歩です。

面接やレジュメの対策をしよう

外資系企業への転職を成功させるためには面接やレジュメの対策は不可欠です。自身のアピールポイントを簡潔かつ的確に伝えることはもちろん、人格面も評価してもらえるように準備しましょう。

転職エージェントでは、面接時の効率的なアピール法や改善点のアドバイスをはじめ、レジュメの書き方などのサポートもありますので、積極的に活用しましょう。

まとめ

外資系企業は日系企業と比較した場合、平均年収が2倍とされており高収入であることは間違いありません。高収入の理由には、成果主義という評価制度をはじめ、給与体系の違い、外資系企業特有の文化などがあります。

高収入を目指して外資系企業へ転職を考えている場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。効率的で的確な企業選定はもちろん、面接対策やレジュメのブラッシュアップなど、専門的な視点で力になってくれます。転職エージェントの力を借りつつ、高収入の実現、キャリアアップを目指しましょう。

Talisman編集部

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