キャリアプランを考えるヒントになる!おすすめのキャリア関連本16選

キャリアプランを考えるヒントになる!おすすめのキャリア関連本16選

職場でのキャリアアップや転職などの目標を考える際に大切なのが、キャリアプランを組み立てることです。そしてキャリアプランを考えるヒントになるものとして、キャリア関連の本が挙げられるでしょう。

とはいえ、時代の流れで価値観が変化して働き方が多様化してきた現在、キャリア関連の書籍は膨大な数にのぼります。その中から、自分の立ち位置にフィットするものを見つけるのは、難しいかもしれません。

今回の記事ではおすすめのキャリア関連本を、選びやすくするために年齢層やシチュエーションによっていくつかに分類して紹介します。キャリアアップや転職について検討中のみなさんは、ぜひ参考にしてください。

目次

キャリアプランと書籍

キャリアプランを組み立てるのが初めての人や苦手な人にとって、自分自身の現状の価値観や世界観の中で進めようとしても、煮詰まってしまうことが多いですよね。そういった場合に必要なことは、視点を変えたり視野を広げたりすることです。そのために必要なのは、情報や触発です。

時には友人や先輩との話が役立つ場合もあるでしょう。しかし、必ずしもあなたが考える方向の助言をもらえるとは限りません。一方、書籍は購入する前に内容の要約された紹介文やレビュー、書評、口コミなどである程度の予備情報が得られるでしょう。つまり、まったくの見当違いの書籍を入手するリスクが低く、あなたの知りたい方向性にあうものが選びやすいでしょう。

書籍は著者の経験、体験や試行錯誤から得た知恵を整理し、体系立てて書かれているので理解しやすくなっていることが多いです。また、著者の体験以外にも、取材によるさまざまなエピソードから得られるノウハウも学べます。つまり、さまざまな生き方を追体験できるのが、書籍から得られる最大のベネフィットです。情報量が増え、追体験によって触発されることで、自分が進むべき道に焦点が合ってはっきりして見えてくることもあるかもしれません。ここで紹介するキャリア関連本の中で、あなたの考えている方向性に合いそうなもの、あるいは強く興味を惹かれるものがあれば、よく検討した上で読んでみてください。

35歳までに読んでおきたいキャリアプラン形成に役立つ本5選

20代および35歳までの人におすすめの、キャリアプラン形成に役立つ本を5冊紹介します。

  • 未来をつくるキャリアの授業 最短距離で希望の人生を手に入れる!
  • 35歳までに読むキャリア(しごとえらび)の教科書 就・転職の絶対原則を知る
  • ストラテジック・キャリア―ビジネススクールで教えている長期的キャリア戦略の7つの原則
  • 「目標が持てない時代」のキャリアデザイン 限界を突破する4つのステップ
  • 転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール

それぞれの内容を見ていきましょう。

未来をつくるキャリアの授業 最短距離で希望の人生を手に入れる!

この本はキャリアコンサルタントとして、多くの人材を名だたる外資系企業への転職に導いた著者が、実例を交えて成功のためのキャリアデザインを解説する内容です。

東京大学が2017年に、学部3〜4年生を対象としてキャリアプランニングに関する講義を行いましたが、この本は教材として使用されました。この著者は、特別な人脈や資格、実績もない普通の人材を、何人も難関企業に転職させたことで定評があります。

この本において著者が解説しているのは、キャリアの最終ゴールを設定し、そこに至る最短のロードマップを戦略的に組み立てるための思考法やテクニックです。それらは迷いを確信に変化させるきっかけになるでしょう。キャリアアップや転職を目指す中で、具体的な進め方に迷っているビジネスパーソンにおすすめです。

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35歳までに読むキャリア(しごとえらび)の教科書 就・転職の絶対原則を知る

この本はどうすれば自分の人材価値を高めて、望むキャリアの方向に進むことができるのかを具体的な事例に沿って解説しています。

ひと昔前のような、勤務先の企業にしがみついていればなんとかなる時代は終わりました。大企業に入ることが、イコール成功でもなくなっています。40歳を超えると年収が頭打ちになり、徐々に下がっていくことも珍しくない時代です。

この本では、そんな時代に20代や30代のビジネスパーソンはどう向き合うべきかを教え、動機と能力をベースに35歳までに稼ぐ力をパワーアップすることを提案しています。自分の人材価値を高めるための動機や能力はどこにあり、どのように開発すべきかなどが事例を挙げて解説されます。35歳までの、まだ自分の強みを確立できていないと悩んでいるビジネスパーソンにおすすめです。

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ストラテジック・キャリア―ビジネススクールで教えている長期的キャリア戦略の7つの原則

この本では、マッキンゼーやアメリカ国務省および国防総省で戦略策定に携わってきた著者が、キャリア戦略の手法を解説しています。

この中で展開されるのは、自分の持っている人材価値を活かせるキャリアに出会うためのエクササイズとケーススタディです。実際にビジネススクールで人気を博している、キャリア戦略コースの内容でもあります。著者の主張は、キャリア戦略と事業戦略のコンセプトは原則的に同じであるということです。

事業戦略とキャリア戦略を同じコンセプトで捉えなおして、自分の人材価値を天職と呼べる仕事につなげるためのロードマップの作り方、およびそれを実行するためのエクササイズとケーススタディが満載されています。本書は膨大な数の仕事の中から自分に合ったものを選び、不確実性を克服するための考え方を具体的に示唆してくれるでしょう。自分のスキルに自信を持ちながらも、最適な方向性が決めきれずに迷っている若手から中堅のビジネスパーソンにおすすめです。

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「目標が持てない時代」のキャリアデザイン 限界を突破する4つのステップ

この本は著者が提唱する「4つのステップ」という、自身の限界を超える新しいキャリアデザインの方法を伝えています。
著者は現代を、かつてなら描けた順当なキャリアパスが、想定外のことが起こって目標が突然無意味になるような時代であるとしています。しかしその反面、目標を失った先にいる新しい自分と出会えるチャンスがあり、それを活かすための方法論が以下の4つのステップであるという主張です。

ステップ1.キャリアの目的を育てる:「目標主義」から「目的主導」へ
ステップ2.体質改善に取り組む:「自分ひとりで考える」から「他者と考える」へ
ステップ3.目標をたくさんつくる:「絞り込む」から「たくさんつくる」へ
ステップ4.キャリアを楽しく実験する:「綿密な行動計画」から「楽しみながらの実験」へ

働き方が多様性を持つ時代に、かつて想像していた自分を超える心躍る働き方に出会えた事例も多く紹介されています。キャリアセミナーに参加して講師の話を聞きながら、ワークショップを受けるようなイメージで読み進むことができて、実践の糧となるでしょう。何かを変えたい、でもどうすればいいのかわからないと煩悶する新人から10年選手までのビジネスパーソンにおすすめです。

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転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール

この本は世界有数のビジネスSNSを運営する、アメリカ流働き方の最前線企業「LinkedIn」の日本代表である著者が、「望み通りのキャリア」を手にするための新しい「転職のOS」を教えています。

企業の雇用に対する価値観が急速に欧米型へと変わりゆく日本で、これからキャリアアップするためには転職のOSをアップデートすべきだというのが著者の主張です。キャリアの途上では、やりがいはあるが上司と合わないとか、会社の方針に不満だが転職しても状況が悪くなるかもしれないという場合があるかもしれません。あるいは、待遇はよいが裁量が少なくやりがいがないなど、一般的に仕事にはトレードオフがつきものです。

年収、やりがい、働く環境、ワークライフバランス、人間関係、会社の将来性などの要素の何かを得ると何かを失うことが多く、妥協点を見出して働くのがかつてのキャリアの価値観「転職1.0」でした。しかしもはや、日本のビジネスパーソンを取り巻く環境は変化しています。新時代に求められる転職の思考および行動様式「転職2.0」にアップデートすれば、これまでのキャリアに関係なく、何も失わず妥協しない働き方を手にすることができると著者は説いています。これまでは多くの妥協に甘んじてきたけれど、これから社会に対して反転攻勢に出たい前向きなビジネスパーソンにおすすめです。

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35歳を過ぎてからキャリアプランのヒントになる本3選

35歳を過ぎて、ベテランの域に差し掛かったビジネスパーソン向けのキャリアプランのヒントになる本から、おすすめを3冊紹介します。

  • 働くひとのためのキャリア・デザイン
  • ビジトレ:今日から始めるミドルシニアのキャリア開発
  • ミドルシニアのための日本版ライフシフト戦略

個別に内容を見ていきましょう。

働くひとのためのキャリア・デザイン

この本は、一見偶然に流されているように思える生き方も長期的にはプラスの価値を生むと教えてくれます。そのために必要な、昇進や転職などの人生の節目に自分を見つめ直して、そこからの方向性をじっくり考えるキャリアデザインがテーマです。

ミドルエイジは疲れたミドルと元気なミドルに二極分化しています。ビジネスライフを納得して送るにはどうすればよいのかを著者は説きます。心理学にも造詣が深い著者は、経営学の分野でも人間の心の問題に深く関わる事象を研究してきました。それを活かして、自分らしく成長するためのヒントをキャリア研究や発達心理学のコンセプトを通じて紹介しています。ミドルを中心に、仕事と人生に向き合う世代のビジネスパーソンにおすすめです。

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ビジトレ: 今日から始めるミドルシニアのキャリア開発

この本で著者は、現代のような激動の社会でよりよいキャリアを歩むためのビジトレ(ビジネス×トレーニングの略語)を奨励しています。
あらゆるスポーツにおいてトレーニングが必要なのと同様に、ビジネスにもトレーニングが不可欠であるというのが著者の主張です。ただしこれまで、ビジネスのトレーニングに関して誰も教えてくれませんでした。変化の激しいVUCA(Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguity)の時代にどう働いていけばよいのかというのが本書のテーマです。

この本では、ミドルシニアがキャリア上で直面するであろう問題をひとつずつ解き明かしながら、それらをもり超えるために必要なトレーニングが提案されています。それは決して精神論や根性論ではありません。ミドルシニア社員を対象としたリサーチを通じて明らかになった現状をベースにした、現実的なトレーニングです。

また著者は、キャリアとは仕事面だけを指すものではなく、人生の生き方も含むものだと述べ、ビジトレは誰にでも行う意味があると説いています。よりよいキャリアの構築は現状維持では足りず、現状変革が必要となります。ビジトレは痛みを伴うことがあっても、その痛みが喜びへと変わるプロセスが体験できるでしょう。現状ではいけないと、後半生に向かって前向きに考えているミドルシニアにおすすめです。

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ミドルシニアのための日本版ライフシフト戦略

この本は人生百年時代と言われる現代で、ミドルシニアが生涯現役を目ざして未来を生き抜くために、自身の経験と知識を武器にする方法を徹底的に解説しています。

人事のスペシャリストである著者が伝授する、ミドルシニアが悠々と生きる方法のベースはライフシフト大学が教える「5つのM」の戦略です。80歳現役が珍しいことではなくなりつつあり、それに対して不安を感じるミドル以降のビジネスパーソンは多いでしょう。現在、彼らのニーズを満たすロールモデルやノウハウなどの情報量は不足しています。

本書はそういったミドルシニアが、自分の武器を意識して堂々と戦うための戦略を具体的に教えてくれるでしょう。将来の働き方に不安を感じるミドルシニアのビジネスパーソンにおすすめです。
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分野に特化したキャリアプランを考える本5選

特定の分野や領域、シチュエーションなどにフォーカスしたキャリアプランを考える本のなかでおすすめの本を5冊紹介します。

  • 外資系キャリアの出世術
  • エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド
  • エンジニアの成長戦略
  • SEで成功する人 ただのSEで終わる人 ―ITキャリアで勝ち残る7つの法則
  • CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド

それぞれの概要を見ていきましょう。

外資系キャリアの出世術

この本では外資系企業において、やりがいのある仕事をして高額年収を獲得し、自身の夢を実現させることを可能にする考え方を教えています。

アメリカでは、社員がいつのまにか窓ぎわに追いやられる事や過小評価されて退職を余儀なくされる事、理由を告げられないまま解雇される事が珍しくありません。こうした疑念に対する回答は会社のシークレットとされ、社員の目に触れることはありませんでした。

元副社長兼人事担当役員だった著者は、人事が行う内部操作の責任を担っていました。企業の利益を守りつつ、社員にはそれを伏せて進める操作です。だから著者はアメリカの企業の社員がリストラや降格、左遷、退職勧告にいたる決定を行う秘密のルールを熟知している立場です。

企業が本当は何を求め、何を避け、何を案じ、密室で何を話し合っているのか?誰を擁護し、昇進させるのか?なぜ失敗しても2度目のチャンスを与えるのか?そしてそういう重要な情報をなぜ社員に秘密にするのかを、著者は本書で明らかにします。勤務先からの自分に対する評価や待遇に関して、納得がいかないことが続いている外資系のビジネスパーソンに、その流れを変えるためのヒントとしておすすめです。

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エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド

この本はIT業界における技術系のマネージャーとそれを目指すエンジニアのために、IT業界の管理職に必要なスキルを教えています。

著者がテックリードからCTOになった経験をもとにした、マネジメントを担うエンジニアが歩むキャリアパスについての詳しい解説が骨子です。インターンのメンターをスタートに、テックリード、エンジニアリングリード、複数のチームをマネジメントする技術部長、そして経営にかかわるCTOなどに立場が変化することによって求められるものも変わります。

著者はそれぞれのポジションを定義しながら、求められるものを詳細に解説しています。本書ではマネジメントの採用や評価、チームが機能不全に陥った際のリカバリー方法、マネジメント職についてからのスキルレベルの維持など、幾多のハードルを乗り越えるための多くの知恵やテクニックを知ることが可能です。技術系マネジメントの全体を視野に入れ、キャリアアップする中での各フェーズで必要なスキルが学べます。

著者はアメリカのエンジニアなので、日本のIT企業との事情の違いも多少はあります。ただし日本も従来のメンバーシップ型雇用から、ジョブ型雇用に移行しつつある現状を意識する意味でも参考になるでしょう。マネジメント方面を志すエンジニアにとっての、キャリアプランを立てる具体的な指針の参考としておすすめです。
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エンジニアの成長戦略

この本は、人生100年時代ともいわれる現代を、エンジニアはどのように成長していき、長く現役であり続けられるのかということを教えてくれます。これからエンジニアの道を歩む人にとって、技術者として成長するために欠かせないことや転職する際の考え方などが説かれています。

それらの内容は、長期的なキャリアプランを設定するために必要なことばかりです。実際に10年前や20年前に読んでおきたかったという、読者の声が多く寄せられています。言及される内容は広い範囲にわたるので、若手エンジニアがエンジニアとして成長していく人生の全体像をつかめるでしょう。

ただし、個別の要素を深く掘り下げる趣旨の本ではありません。特定の要素を深く知りたくなった場合は、さらに他の書籍で調べましょう。IT業界のエンジニア不足による人材ニーズの増大や、エンジニアの職業としての人気が高まる中、エンジニアのビギナーの方が激増中です。そういう人たちに、今後の長い人生のロードマップを描いていくためにおすすめです。

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SEで成功する人 ただのSEで終わる人 ―ITキャリアで勝ち残る7つの法則

この本はITコンサルタントとしての経験豊富な3人の著者によって、SEが勝ち残るためのキャリア形成の指針や成功法則がわかりやすく解説されています。

SEをはじめとしてIT業界に従事する技術系の人たちにとって、将来に向けて自らの判断と行動でキャリアを構築しなくてはならない時代になりました。何か手を打たなければ、自分の人材価値が他者と差別化できず、業界内の人件費縮減の流れに飲まれて年収が低下の一途を辿ります。

この本は、「ITの進化はアナログへの回帰を促す」という考え方に立ち、先々のキャリアパスに不安を抱いているSEに向けて書かれています。今後の技術系の人たちに必要な直感力やコミュニケーションスキルをどのように伸ばすべきか、物事の全体を俯瞰して理解するシステム思考をどのように身につけるかなどを、実践する前提で解説している深い内容です。SEにとって将来のキャリアプランを前向きに、戦略的に考える糧となるのでおすすめです。

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CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド

この本は開発系の仕事に携わるエンジニア向けに、技術書ではなく手持ちの技術をどのように活かせばよいのかという視点で書かれています。 技術職を目指す人にとっての初歩的なこと、つまりどうすれば開発系エンジニアの仕事に就けるのかなどに始まり、開発系でのキャリアの伸ばし方までを詳しく解説した内容です。

開発系エンジニアとしての働き方にとって必要な情報が網羅され、仕事の種類が整理されているので、業界の実情を理解しやすくなっています。さらには、仕事への取り組み方の面だけではなく、余暇の望ましい過ごし方や、人生設計に関する内容にも触れられている書籍です。

著者は約650ページを割き、全60章にわたってびっしりと、成功するためのスキルとその磨き方について具体的に解説しています。開発系エンジニアがキャリアプランや人生のプランを立てる際に役立つので、おすすめです。

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女性のキャリアプランを設計するためにおすすめの本3選

女性がキャリアプランを設計するためにおすすめの本を3冊紹介します。

  • 働く女性 28歳からの仕事のルール
  • 女性リーダーが生まれるとき 「一皮むけた経験」に学ぶキャリア形成
  • 仕事も人生も自分らしく イマドキ女性管理職の働き方

ひとつずつ見ていきましょう。

働く女性 28歳からの仕事のルール

マイクロソフト社で営業部長を務めた著者が自身の経験をベースに、働く女性が感じがちな先の見えない「モヤモヤ」感を「ワクワク」感に転換し、キャリアアップするための仕事の仕方を教えています。

内容自体は既存の良質なビジネス書と、大きく異なるわけではありません。ただし、女性の視点から、経験を交えて書かれているのでリアリティがあり、女性読者にとってイメージしやすいというのが本書の特徴であり魅力です。単なるノウハウ本ではなく、ひとりの女性社員としての筆者が仕事上で悩み、失敗し、その都度何を考えどう試行錯誤してキャリアの階段を昇ったのか、そのプロセスがいきいきと描かれています。

それを知ることで女性読者は、自分が抱えている悩みは、巨大企業の女性管理職でも同じなのだと知るでしょう。働く女性読者がその悩みに向き合い、折り合いをつけてキャリアの道を開くための背中を押してくれるので、おすすめです。

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女性リーダーが生まれるとき 「一皮むけた経験」に学ぶキャリア形成

この本は、女性リーダーの取材を四半世紀にわたって取り組み続けてきた著者が、日本国内および海外の女性役員にインタビューした内容をまとめたものです。

日本では、今でも政治や経済の世界での意思決定層は、「日本人」で「男性」で「シニア」という旧態然としたステータスです。世界経済フォーラムが2019年12月に発表したジェンダー・ギャップ指数において、調査対象の153ヶ国中日本は121位であり、過去最低の順位でした。女性リーダーの母数の少なさが、下位で低迷している大きな要因だといわれています。

一方、海外諸国では働く女性の現状に危機感を抱き、彼女たちを取り巻く環境は加速度的に変化している最中です。日本も意思決定層に占める女性の割合を増やさないと、変わらないどころか没落の危機に見舞われかねないと著者は警鐘を鳴らします。働く女性にとって、インタビューを通して聞ける彼女たちの声には、これからの社会を生き抜くヒントにあふれているのでおすすめです。
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仕事も人生も自分らしく イマドキ女性管理職の働き方

この本は、元「日経ウーマン」編集長である著者が、働く女性への豊富な取材経験と自らの管理職経験から、女性管理職の現状とケース別の働き方のノウハウを紹介しています。

ビジネスパーソンにとって管理職へのキャリアアップは、一般的に喜ばしいことでしょう。しかし、女性にとっては少し様相が異なると著者は主張します。管理職になりたくない女性は決して少なくないという事実がそれを物語っているでしょう。希望していない管理職に上げられて年上の男性社員が部下になり、しかも上司として疑問視されていることを感じて戸惑う女性、管理職になって拘束時間が増えて、育児と仕事の両立に困難を感じる女性など、男性にはないさまざまな葛藤があります。

管理職に抜擢された女性の中には、こうした不安から辞令を辞退する人もいます。それは女性のキャリアにおいて大きな損失だと著者は訴えます。そんな不安や葛藤に対峙する女性たちに対して、チャンスを生かして今後の人生の選択肢を広げることを勧め、そのためのヒントやアドバイスが詰まった内容です。管理職になって葛藤の日々を過ごす女性や、これから管理職になることに不安を感じる女性におすすめです。

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まとめ

キャリア関連の膨大な数の本から、年齢別と分野別におすすめ16選を紹介しました。ある程度絞り込まれているので、その中から興味が惹かれるものをさらにレビューなどでリサーチして検討してください。

紹介した本はいずれも、読者が主人公になりキャリアの道を堂々と勇気を持って歩めることとを願って書かれているという点で共通しています。これらの中から参考になる本を見つけて、ぜひ前向きで現実的なキャリアプランを描いてください。

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