エンジニア志望者の転職活動に役立つエンジニアの勉強会を徹底解説!

エンジニアに転職することを目指して、独学やスクール学んでいる初学者の人は、エンジニアの勉強会の存在は知っていても、まだ実際に参加したことが無い場合が多いのではないでしょうか。
ひとりで勉強していると、以下のようなことを考えるかもしれません。
「正しい勉強法ができているのだろうか?」
「この勉強は役に立つのだろうか?

そのようなエンジニア志望の初学者におすすめできるのが勉強会です。この記事ではエンジニアの勉強会の意義やメリット、参加する際の注意点などについて解説していきます。

エンジニアの勉強会、その意義と内容

最初にエンジニアの勉強会の代表的な4種類のフォーマットを挙げておきます。
【もくもく会】
参加者がテーマに沿って黙々(もくもく)と自習する勉強会
【セミナー】
講師を務めるエンジニアが登壇して講義を受ける勉強会
【ハンズオンセミナー】
エンジニアの講義を受けながら参加者は実際に手を動かす勉強会
【ライトニングトーク会】
参加者同士が発表しあう勉強会

もちろん、以上の4種類ですべてのエンジニアの勉強会をカテゴライズできているわけではないかもしれませんが、おおむね4つのどれかに属すると考えられます。
では、エンジニアの勉強会の持つ意味合いに目を向けて見ましょう。

エンジニアのための真面目な勉強の場

総括的にいえば、エンジニアの勉強会とはIT技術を向上させたり、新しい情報を学んだり、一緒に勉強をしたり、発表したりする真面目な勉強のための集いを意味します。
規模は公民館の会議室で行う小規模なものから、大きなホールで開催されるものまでさまざまです。プログラミングスクールのイベントとして有名なエンジニアを講師に招くセミナーも勉強会のひとつになります。
また、最近では新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、リアルでの開催は減っているのが現状です。一方で、オンライン勉強会の方は浸透してきており、今後もますます普及していくことでしょう。

各勉強会のテーマは多岐にわたる

取り上げる内容も多種多様です。初学者向けのプログラミング言語の基礎をテーマに、実践を通して指導してくれる勉強会や、スマホアプリの作成方法について学ぶものもあれば、創造力を育むためのディスカッションのようなハイクラスの勉強会もあります。
参加者に関しても、初学者からベテランエンジニアまで幅広い人びとが対象です。いわば、誰にとってでも自身のレベルに合うものが、探せば見つかるでしょう。
エンジニアの勉強会が行われる目的は、IT業界の最新トレンドや最先端技術についての情報交換や集う人たちが学習のモチベーションを上げさせること、参加エンジニアが交流の輪を広げること、などがあります。
勉強会はおおむね研修や会議などのように堅い雰囲気はありません。リラックスした気軽な雰囲気で実施されるケースが多いようです。楽しく幅広い知識を学べる場いえるでしょう。

勉強会とは似て非なるもの「ハッカソン」とは?

エンジニアが集う機会としては、勉強会とは別に「ハッカソン
と名付けられている交流会があります。
このハッカソンは参加者をチーム分けして、何らかの成果物を作り上げることをゴールとするイベントの要素が強い単発的な集まりです。
それに対し勉強会は、専門知識や最新情報を得たり、モチベーションやクリエイティビティを高めたり、エンジニア同士のネットワークを広げたりという地道な目的を持った人たちが集まった会であるという違いがあります。

勉強会に参加して得られるメリットとは?

エンジニアが、勉強会に参加することによって得られるメリットを整理してみました。

価値ある情報を取得できる

勉強会ではIT業界のトレンドの情報を得ることができます。今後どのような分野が伸びていき、どのような技術が求められるのか、どのような開発環境が主流となりそうかなどを知ることができるでしょう。
あなたが自身のキャリアアップやスキルアップを考える上で、今後ニーズが見込まれる分野の情報は価値があります。
また、勉強会によっては経験豊富なスペシャリストや有名なエンジニアが講師となり、培われたノウハウや最先端の技術などの有益な情報を教えてもらえるチャンスもあることでしょう。
彼らに直接質問できたり、アドバイスを受けられたりというのは、またとない貴重な機会です。

アウトプットする機会が得られる

勉強会では必ずしも、全員が発表しなければならないわけではありません。しかし、誰かの発表に耳を傾けることで触発され、あなた自身も他の参加者に自分が取り組んでいる内容などを説明したりする機会もあるでしょう。
そういう環境にいるとアウトプット能力が自然と身につき、知識をより深く理解できるようになるのです。
そもそも情報は、インプットしただけではまだ情報のままといえるでしょう。自分の中に入れた情報を書いたり語ったり何らかの形にすることが、公開か非公開かを問わず、アウトプットになります。
アウトプットすることで、その情報に対する理解は深まるものです。そしてそれが公開であれば、第三者に伝えるためには自ずと構成や表現を工夫することになるので、その作業を通して理解がよりいっそう深まります。
いうなれば情報は、良質なアウトプットによって「技術」に変わるものだといえるでしょう。しかしながら、初学者はアウトプットの機会が少ないのも事実です。よって、積極的に勉強会でアウトプットするとこは技術力を高めることにつながります。
また、ハンズオンセミナーにおいては講義中に、あなたも実際に手を動かして学習することが可能です。これも立派なアウトプットになります。
講義を聞くだけでなく、実際に手を動かした方がより実践的なスキルとして身についていくことも認識しておきましょう。

人脈が広がる

勉強会では多くのエンジニアたちと交流して、人脈を広げることも可能です。勉強会をきっかけに、エンジニアのコミュニティに加わることも意義があります。
情報だけでなく、いろいろなエンジニアの考えていることを知るだけでも、よい刺激になるでしょう。勉強会には興味を持った他業種の人が集うこともあります。
女性エンジニアだけに特化したものなど、ターゲットを絞りこんだ勉強会もあるのです。
また、勉強会にはあなたと同じ悩みを持った初学者や転職志望者と知り合いになることもできます。そういう人たちと意見交換をすることで、客観的に自分のレベルを認識することも意味があるのです。
ほかにも、職場とは違って情報交換や悩みの共有を行いやすく、エンジニア仲間を増やしやすい環境といえます。特にエンジニアは横のつながりが強い職業のひとつです。
エンジニア仲間が増えれば、悩みの相談や共同作業の話なども望めます。切磋琢磨できる仲間がいるだけでも、エンジニアとしての成長速度は速まるので、勉強会に参加して積極的に人脈を広げてみましょう。

実力あるエンジニアの話を聞ける

エンジニアの勉強会は誰もが自由に発表できるタイプのものもありますが、本来専門的な技術について学ぶものです。技術に精通している実力あるエンジニアから直接話が聞けるものもあり、それらはかなり有益といえるでしょう。
彼らはあなたがつまずきやすいところや、理解できずに苦しんでいるところを熟知しています。学習書よりもリアルな説明による実践向けの指導を得る機会もあるのです。

モチベーションが上がる

勉強会に参加して、今までどう頑張ってもつまずいてきたような課題を解決できることがあります。また、似たような悩みを持っている人たちと出会ったりして、ともすれば折れそうになる心がポジティブになることもあるのです。
勉強会への参加によって、ひとりで学ぶ孤独感や焦燥感から解放されます。多くの気づきを得たり触発を受けたりすることで、モチベーションが大いに上がることも期待できるでしょう。

エンジニアの勉強会に参加するときの注意点

エンジニアの勉強会に参加するにあたって、いくつか気をつけるべきことがあります。項目別に詳しく説明していきましょう。

参加する前に目的を明確にしよう

テーマや規模、フォーマットが異なる、実に多くの勉強会が開催されます。後ほど紹介する勉強会を探せるサイトを見れば、非常に多くの勉強会が日々開催されていることに驚きを覚えるかもしれません。
よく選ばずに勢いで参加して、思っていたのと違うなどとならないようにしたいものです。そのためにも、自分が勉強会に参加する目的を明確にしてから選びましょう。
あなたの目的にフィットする勉強会に参加できれば、得難い有意義な時間が過ごせるはずです。

費用や参加者への勧誘に注意

勉強会の中には無料のものや、わずかの費用で参加できるものだけでなく、高額な参加費を要する営利目的のようなものもあります。事前に費用をしっかりと確認しておきましょう。
営利目的ではない勉強会の参加費は基本的に、500~1,000円程度に設定されていることが多いはずです。オンラインでは無料のものが大半となります。
また、勉強会という体裁でその実態はリクルーティングや資格取得や勧誘販売の窓口になっている場合もあるのです。参加費は安くとも、終了後にしつこい営業を受けることもあります。
そのような勉強会を避けるために、扱うテーマ以外の部分も含めてしっかり選ぶことも大事です。間違って参加してしまったときは、勧誘に対して要らないものは要らないと毅然と断りましょう。
勉強会を選ぶ段階で、主催者側の身元をインターネット上で確認したり、口コミを調べたりすることも参加を決める上でおすすめです。

あなたに合う勉強会を探すためのおすすめサイト

エンジニアの勉強会の情報は、エンジニアの勉強会に特化した情報サイトで探すことができます。どのような勉強会が開催されているのか、月日ごとにチェックすることが可能です。
多くの勉強会はSNSでも情報公開されています。勉強会の情報サイトで気になるものがあれば、SNSを活用してさらに詳細を調べることが可能です。
以下の3サイトはIT関連の勉強会やイベントの、代表的な検索サービスサイトといえるでしょう。
●connpass
●Doorkeeper
●THCHPLAY
それぞれの特色について触れておきましょう。

connpass

スローガンは「エンジニアをつなぐIT勉強会支援プラットフォーム」です。エンジニアの勉強会やIT関連のイベント、セミナーなどの開催情報を発信しています。
情報量は非常に多く、最初にここで探す人が多いようです。初学者向け勉強会や注目されているプログラミング言語の勉強会など、カテゴリからあなたにとって興味のある勉強会を選択して探せます。
TwitterやFacebook と連携ができて、友達がイベントを公開したり参加したりするとお知らせしてくれるのです。これで興味あるイベントを見逃すことはなくなります。
URL:https://connpass.com/

Doorkeeper

IT関連の勉強会やセミナー、イベントなどの管理ツールとして有名なサイトです。「勉強会」でワード検索すれば、勉強会に関する潤沢な情報が得られます。
また、勉強会の情報はとても詳細に分けられていて、膨大な数の勉強会が登録されているようです。
イベントを継続的に開催押しているコミュニティも数多く登録されています。あなたに合いそうなコミュニティを見つけることができれば、長い付き合いができるでしょう。
実際に参加した人が感想をTwitterやFacebookで書き込めるようになっているので、参加者と連絡を取ることもできます。エンジニア仲間の横のつながりを広げるためにも役立つサイトです。
URL: https://www.doorkeeper.jp/

THCH PLAY

先に紹介したconnpassやDoorkeeperなどに登録されているイベント情報をまとめているサイトです。勉強会の以外にも交流会などの情報も網羅されています。
また、団体や法人でなくとも、個人でもグループを作ってTECH PLAYでイベントを告知することが容易です。イベント開催のために必要な機能が充実しているので、利用するグループも増えています。
URL:https://techplay.jp/

まとめ

エンジニアの勉強会の意義やメリット、そして参加する際の注意点などについて解説しました。実務未経験の初学者や駆け出しエンジニアにとって、上手に利用することで学習の効率が向上し、技術の理解が進み、モチベーションが上がることも期待できます。
エンジニアへの転職を志望してひとりで学んでいるみなさんには、ここでの情報も参考にぜひ勉強会で仲間を作って前向きにスキルを習得し、よい転職先に出会っていただきたいものです。

Talisman編集部

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