外資系企業でメンタルが潰れてしまう原因とは?解決方法も紹介!

「外資系企業で働くためにはメンタルが強くないとやっていけない」とか、「働いているうちにメンタルが潰れてしまう」などの評判を耳にすることはありませんか?

毎日のように何かしらのストレスと戦うことは外資系企業に限ったことではありませんが、少なくとも外資系企業は日系企業と比較すると仕事に対する評価や企業風土が違うことは確かです。そして、日系企業と外資系企業の様々な違いによってストレスを感じてしまい、最終的にメンタルが潰れてしまう人がいるようです。

しかし、外資系企業で働き始める前にあらかじめメンタルが潰れてしまう原因や特徴、メンタルを潰さないための方法を理解しておくことで乗り越えることは可能です。

ここでは、「外資系企業ではどんな時にメンタルを消耗してしまうのか?」「どうやって対処すれば良いのか?」など、外資系企業においても健全なメンタルで仕事が出来るようになる役立つ情報をご紹介します。

外資系企業でメンタルを消耗してしまう原因

まずは、外資系企業でメンタルを消耗してしまう主な原因や特徴を見てみましょう。

外資系企業では主に「高いプロ意識にギャップを感じてしまう」、「シビアな雇用形態に恐れを感じてしまう」そして「変化の早さについていけない」という3つの理由でメンタルを消耗しがちと言われています。

高いプロ意識にギャップを感じてしまう

外資系企業では周囲と自分との間に「高いプロ意識」のギャップを感じてしまうことがあります。

そもそも、外資系企業では個人の働きが重視される傾向があります。言い換えれば、個人がどれだけ結果を残したかによって評価されるということです。個人の結果や貢献度が重視される風潮が強い分、一人ひとりが高いプロ意識を持って仕事をしています。

個性が薄い、主張が出来ない、保守的で受け身がち、指示を待ってしまうタイプの人は、周囲との間でプロ意識の差を感じてしまい取り残されているように感じるかもしれません。この結果、落ちこぼれているように感じたり、本来の力を発揮できずにメンタルを消耗してしまうのです。

シビアな雇用形態に恐れを感じてしまう

外資系企業は日系企業と比較すると雇用形態がシビアでドライと言われています。活躍出来ずに結果が残せなかった場合は解雇されることも起こり得ます。なかには「仲が良かった同僚がクビを宣告された」といった場面に出くわすかもしれません。

外資系企業では「結果を残せなければ解雇されてしまう」という潜在的な恐怖心を抱くこともあります。この結果、心のどこかで怯えながら働くようになってしまい、メンタルを消耗してしまうのです。

労働環境に安定を求める人、将来は管理者としてゆっくり働きたいなどと考えている人ほど恐怖に感じるかもしれません。

変化の早さについていけない

外資系企業では日本以外の政治情勢や経済情勢を考慮して動くことがあります。様々な海外情勢に合わせて仕事をすることを求められる場面では、変化の早さについていけないと感じるかもしれません。

めまぐるしく変わる世界情勢や、海外にある本社の決定に対しても素早く臨機応変に対応できる柔軟性がないと日々の業務でメンタルをすり減らしてしまいます。

安定した仕事をしたい、柔軟な対応が不得意、変化を求めない、新しいことに挑戦するのが苦手という人にとってはメンタルを消耗する原因になるでしょう。

外資系企業でメンタルを潰さないための方法

次に、外資系企業で働く上でメンタルを潰さないためにはどうすれば良いのか、主な対処法を見てみましょう。

メンタルを潰さないために必要なことは「働く意義や目的を持つ」「自分なりのストレス解消法を持つ」そして「辞めても耐えられる生活設計を準備する」の3つです。

働く意義や目的を持つ

外資系企業でメンタルを潰さないためには、あらかじめ自分なりの「働く意義や目的」を明確にしておきましょう。

外資系企業は日系企業のように長期雇用を前提にしていないことが多いため、安定した収入や安定性を求めていると失敗しかねません。だからこそ、自分が外資系企業で働く意義や目的を持っていることが重要になります。

キャリアアップ、海外留学の資金作り、独立前の経験など、働く意義や目的は様々ですが、しっかりとしたモチベーションを持っておくことでメンタルが潰れにくくなります。

自分なりのストレス解消法を持つ

外資系企業ではひとりで膨大な仕事量を抱えることや、それらに関連する意思決定などハードワークが続くこともあります。忙しさに任せてリフレッシュすることなく働き続けてしまうとメンタルが潰れてしまいます。

そんな時こそ「自分なりのストレス解消法」を持つことが大切です。これまでの生活の中で気分転換に効果的だったことや、好きなことを習慣化(マイルール化)させましょう。

休暇の日はジムに通う、ランニングや散歩をする、映画や読書に没頭する、料理をするなど、自分なりのストレス解消法を日常生活に定着させてON/OFFの切り替えをすることでメンタルは潰れにくくなります。

辞めても耐えられる生活設計を準備する

外資系企業は日系企業とは違う企業風土や文化のため、気がついたらメンタルを消耗していたなんてことも起こります。それでも、「自分の生活水準を守るため」「家族を守るため」「プライドを守るため」といった理由で辞める訳にはいかないという人もいるでしょう。

しかし、そんな状態で仕事を続けていると結局はメンタルが潰れて再起するまでに時間がかかってしまい、大きな犠牲を負う可能性もあります。

このような事態を避けるためにも日頃から「辞めても大丈夫だ」と安心して思えるような生活設計を準備しておきましょう。しばらく生活できる程度の貯金をする、家族や配偶者と助け合うなどし、メンタルが潰れても「辞めれば治る」というおおらかな気持ちを持てるような生活環境を準備しておくことが大切です。

まとめ

外資系企業でメンタルが潰れてしまう原因と、メンタルを潰さないための方法をご紹介しました。

外資系企業でメンタルが潰れてしまう主な原因には、プロ意識の差、シビアな雇用形態、変化の早さなどがあります。これから外資系企業に転職しようと考えている人は、自分はこれらを乗り越えられるタイプかどうか自己分析してみると良いでしょう。

また、メンタルが潰れないようにするには、働く意義や目的、ストレス解消法を確立し、日頃から辞めても大丈夫と思えるような安心出来る生活基盤を築いておくことが大切です。外資系企業で働き始める前にメンタルの問題について原因と対処法を理解しておけば、次のステージでも思い切り活躍出来るようになりますよ。

Talisman編集部

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