現代のビジネス環境では、英語がますます必要とされています。特に、外資系企業や日系グローバル企業の場合、ビジネス英語のスキルは欠かせません。
この記事では、英語を使う仕事に転職を考えている方やビジネスシーンで英語を使う機会が増えてきたことを感じている方に向けて、ビジネス英語の重要性、学び方、実務での活用方法、転職成功への役割について詳しく説明します。ビジネス英語を習得し、自身のキャリアをさらに高めるためのステップを共に考えていきましょう!
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目次
ビジネス英語とは?
外資系企業やグローバル企業で働く際には、英語がコミュニケーションの要となることは言うまでもありませんが、なぜ「ビジネス英語」が必要なのでしょうか?ビジネス英語と日常英語の違いはなんでしょう?
ビジネス英語というのは、「Can you → Could you」 のような 丁寧さのことを表すだけではありません。たくさんの人が使う言葉だからこそ、意識すべき場面や言葉の選び方があるのです。
そもそもなぜビジネス英語は必要なのか?
非ネイティブ同士のコミュニケーションツールでもある
忘れてはいけないのは、英語は世界共通語(lingua franca)だということ。英語ネイティブと非ネイティブ間のコミュニケーションにももちろん使用しますが、実際は非ネイティブ同士のコミュニケーションツールとしてかなり重要です。
丁寧さだけではない
異なる国の異なる文化を持った人々が使うため、丁寧さの他に、わかりやすさも求められます。これはミスコミュニケーションを防ぐためです。例えば、「Did you get the report?」という場合、いくつかの意味が考えられます。「受け取る」「理解する」「獲得する」など、状況によっては誤解が生まれる可能性があります。確実に意味を伝えたいなら「Did you receive the report?」のように意味が限定されるワードを選ぶのが良いです。これがビジネス英語の基本的な考え方です。
ビジネス英語の学び方
自主学習の方法
- 自己評価: まず、自分のビジネス英語の現在のスキルを評価してみましょう。リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング、単語や文法、どの分野で改善が必要なのか把握することが重要です。
- 学習目標の設定: どの程度のビジネス英語スキルを習得したいのか、具体的な目標を設定しましょう。転職や昇進を考えている場合はTOEIC等の試験の点数を目標にするのがオススメです。
- 日常的な練習: 習得には毎日少しずつの積み重ねが欠かせません。英語のニュース記事を読んだり、ビジネス関連のポッドキャストを聞いたり、なるべく英語に触れる時間を作ることが大切です。
オンラインツールや英会話スクールの活用
テキスト学習や対面のマンツーマンレッスンも良いですが、忙しいビジネスパーソンはオンラインプラットフォームやアプリケーションを活用して、柔軟な学習スケジュールを設定しましょう。 インプットとアウトプットをバランスよく行い、「使える英語」にすることがポイントです。
以下におすすめのアプリとオンライン英会話をいくつかご紹介します。
アプリ | 費用 | 用途 | レベル | おすすめ |
mikan | 基本無料 / 有料プランあり | 単語 | 初心者〜中級者 | ゲーム感覚でボキャブラリーを増やしたい人向け |
Duolingo | 基本無料 / 有料プランあり | 単語, 文法, リスニング | 初心者〜中級者 | ゲーム感覚&スキマ時間で効率よく学習したい人向け |
AI LingoChamp | 基本無料 / 有料プランあり | 文法, 発音, スピーキング | 初心者〜中級者 | 対人だと緊張して上手く話せないという人向け |
スタディサプリENGLISH | 3,278円/月〜 | リスニング, スピーキング | 初心者〜上級者 | ビジネス英語を効率よく学びたい人向け |
TED | 無料 | リスニング, 知識 | 中級者〜上級者 | 英語を学習しながら知的好奇心を満たしたい方向け |
オンライン英会話 | 費用 | おすすめポイント |
NativeCamp | 受け放題6,480円/月〜 | 1回5分〜いつでも好きなだけ気軽にレッスンが受けられる |
DMM英会話 | 8レッスン5,450円/月〜 | 初心者向け日本人講師が多数在籍 |
Bizmates | 毎日1レッスン13,200円/月〜 | ビジネス経験豊富なトレーナーとビジネス特化型教材 |
シーン別ビジネス英語の活用
タリスマンの公式YouTubeチャンネル「IT&外資の転職ガイド」では、会話・会議・プレゼン・メール・電話といったシーン別にビジネス英語を解説し、使える単語やフレーズをご紹介しています。以下に重要なポイントをまとめています。気になるものはぜひ動画も動画も合わせてご覧ください。
「会話」のビジネス英語
ビジネスで英語を使う場面は様々ですが、特に初対面の人と会話を続ける場面は緊張もするでしょうし、中々ハードルが高いことなのではないでしょうか?そんな時にはちょっとしたテクニックや話題の選び方のコツを知っておくと便利です。
これで沈黙にならない!会話をつなぐテクニック
テクニック① エレベーターピッチを使った自己紹介
エレベーターピッチは、15~30秒のエレベーターに乗っている位の短い時間に、重要な情報に焦点を当て、自分自身やビジネスについてアピールする手法のことです。
含めるべき情報は、名前・役職または職種・会社名・現在取りかかっているプロジェクト・そのプロジェクトの何が面白いかです。これらの情報を全て含めると質の良い自己紹介になりますし、次の会話にも繋がりやすくなります。
テクニック② 会話をつなげるAAA
沈黙や短い返事が続くと、相手から「この人は会話をする意思がないのだ」と思われてしまいます。あなたが故意にそうしているわけでなく、言語の壁によるものだとしてもです。
AAAは、Answer(相手の質問に対する回答)、Add(情報の付け足し)、Ask(関連する質問をする)の頭文字をとった会話テクニックの名称です。これを意識すると会話がとても楽になり、良い流れを作れますのでぜひ活用してみてください。
適切な話題、注意する話題、避けるべき話題
天気や自分達が現在いる場所、出身地、趣味、スポーツなどの話題は、概ね誰に対しても気軽に取り上げる話題として適切です。また、少し知っている相手であれば、自分の近況報告などをしても良いでしょう。注意が必要なのは家族についての話題です。自分から話す分には問題ないですが、個人的なことだと感じる人もいるので質問は控えた方がベターです。
また、相手の国の政治についての話題や、宗教・人種・民族・年齢・ジェンダー・外見・収入に関する話題は避けるべきです。もちろんこういった話題に対して気兼ねなく話してくれる人もいますが、相手のことをよく知らない場合には避けましょう。どういった話題であれば、相手の負担にならないかという気遣いが大切です。
「会議」のビジネス英語
英語でのミーティングを効率的、効果的に行うためには文化的背景を理解することも重要です。動画の中では、主に日本と北米のミーティングの違いを交えながら、英語でのミーティングを準備段階から詳しく解説しています。
英語会議が不安な方へ!準備はこれでOK!
事前資料が少ないのが北米式
英語など、自分の母国語ではない言語でミーティングをする場合、準備はとても重要です。特に北米では日本と違い、事前に送られる資料の量が多くありません。英語でのミーティングにリアルタイムでついていくのが心配な場合などには、無理して合わせる必要はありません。事前に資料を求めておくようにしましょう。
ブレインストーミングは「質より量」
日本でもブレインストーミングを取り入れることはありますが、「良いアイディアを出さなきゃ」という思いから消極的になることはありませんか?しかし、それはブレインストーミングの本質ではありません。全てを引き出してそこから良いアイディアを選び出せば良いので、質より量が重要なのです。
「プレゼン」のビジネス英語
プレゼンテーションというのはどの言語でもチャレンジングなものではありますが、英語が第一言語ではない場合はさらにプレッシャーが大きいですよね。動画では、異なる文化におけるプレゼンの側面や、プレゼンをより良くするための便利なフレーズをご紹介しています。
英語プレゼンの基本とコツ
興味を引く仕掛け
修辞疑問(rhetorical question)をうまく活用すると、オーディエンスの脳を集中モードにすることができます。修辞疑問とは、相手に答えを期待する質問ではなく、疑問文の形を使って自分の言いたいことを強調する文です。例えば、「Have you ever~?」のような質問をフックとして興味を引くことができます。
ポイントを強調するには
オーディエンスにぜひ持ち帰ってもらいたいポイントを強調するのにおすすめのフレーズがいくつかあります。「One thing I want to stress is~」「If you take away one thing~」「Let me draw your attention to~」などです。こういったフレーズでポイントを強調することでプレゼンテーションにメリハリをつけることができます。
「メール」のビジネス英語
日本のビジネスメールといえば “〜〜会社 〇〇様 お世話になっております” で始まるのが定番ですが、英語のビジネスメールはどうでしょうか。
英語メールの書き方
挨拶と呼び方
少しカジュアルなビジネスメールの場合には「Dear 下の名前」「Hi, 下の名前」が一般的です。またフォーマルな場合でも最近では「Dear 下の名前(もしくはフルネーム)」を使うことが多いです。以前はMr. Ms. などが用いられていましたが、それらの敬称は性別の要素を含んでいるため現代ではあまり使われなくなりました。(Dr. のような性区別のない敬称は例外です)
丁寧な言葉の使い分け
日本での感覚と同様に、英語のビジネスメールでも相手との関係性に応じて丁寧度を変えるのが普通です。初めてのメールでは極力丁寧にしますが、いつまでもかしこまったままでは相手に逆に不信感を与えてしまいますので、数通メールを交わした後は少し砕けたやり取りに切り替えるのが自然です。
「電話」のビジネス英語
電話は相手の表情や口の動きが見えず、音だけの情報に頼らなければならないので難易度が高いと感じるかもしれません。ですが、ビジネスシーンでの電話にはある程度定型的な表現があるので基本をいくつか押さえておけば、第一関門は難なくクリアできます。
【英語で電話】かけ方&受け方
よく使うフレーズ
受け手の定型表現としてはまず「Good moring. ABC company, John speaking. How can I help you?」があります。挨拶・会社名・自分の名前・用件を伺うという要素を含めましょう。詳しくは動画内でダイアログ形式で紹介&解説していますのでぜひそちらをご覧ください。
聞き取れなかった場合
相手が言ったことが聞き取れなかった場合は、「Could you repeat that, please?」「Could you slow down, please?」など、聞き返したりゆっくり言ってもらったりするようにしましょう。聞き取れなかった箇所があると焦ったり、相手に申し訳なさを感じたりするかもしれませんが、電話というのは母語話者同士でも接続環境や周囲の雑音等で聞き取りづらいことがよくありますので、あまり遠慮せずに聞き返して大丈夫です。
「面接」のビジネス英語
外資系企業や日系グローバル企業の転職面接でよく聞かれる質問10個についてポイントと回答例を解説しています。英語で面接を受けるのが不安な方や、日本語面接との傾向の違いを知りたい方におすすめです。
【外資系・日系グローバル企業の面接対策に!【頻出質問10+回答例】
頻出質問には必ず準備を
動画内でご紹介している10個の質問は聞かれる可能性の高いものばかりです。面接の緊張と母国語でないという不安を少しでも軽減するために頻出質問への回答は必ず事前に準備しておくようにしましょう。準備があれば多少質問のされ方が違っても落ち着いて話すことができます。
ビジネス英語力を活かせる求人情報
ビジネスレベルの英語力が前提となり、現在のキャリアと掛け合わさることで、新しいキャリアの道が開ける可能性は十分にありますし、給与条件のアップも期待できます。場合によっては全く未経験の職種や業界へチャレンジすることも可能になります。キャリアアップのきっかけになるような、ビジネス英語を活かせる求人をピックアップしてみました。
情報収集やサポートに
私たちタリスマン株式会社は外資系企業に強い転職エージェントとして10年以上の経験、データ、実績があります。外資系企業やグローバル企業への転職にご興味のある方はぜひお問い合わせください。
まとめ
ビジネス英語の習得には時間と努力、また時にはお金が必要ですが、それらは将来の成功に向けた賢明な投資です。ビジネス英語スキルを向上させ、自己アピールを高めることで、理想の職場でのキャリアを築くための道が開かれます。ビジネス英語を活用して、新たな挑戦に向かいましょう!