未経験でも外資系企業に転職できる!ポイントを徹底解説

皆さんは、「外資系企業」に、どんなイメージをお持ちでしょうか。 留学経験や海外での就業経験があり、英語力の高い人が採用される…。そんな“ハードルの高い企業”というイメージをお持ちではないでしょうか。

しかし実際には、未経験でも外資系企業への転職に成功される方が多くいらっしゃいます。

この記事では、たとえ未経験であっても外資系企業へ転職できる可能性について、ご紹介します。そして転職した後、後悔しないために、外資系企業のメリットやデメリットについても解説します。

外資系企業への転職を考えていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください。

未経験でも外資系企業に転職することは可能!

専門スキルをいかして、日系企業から外資系企業へ

結論からお伝えすると、未経験の方でも外資系企業への転職は可能です。しかし「未経験」には、二つの側面があります。

ひとつは、日系企業でキャリアを重ね、高度な専門スキルを持っているけれど、外資系企業への就職は「未経験」というケース。

こちらの場合は、外資系企業は専門スキルを持った人材を求める傾向にあり、十分に可能性があります。

たとえば製薬会社のMR(Medical Representative)は市場規模が拡大傾向にあり、ほかの業種にくらべて採用されやすい職種とされています。

営業力をいかして、未経験な業種の外資系企業へ

もうひとつは、業界そのものも「未経験」という場合。しかし、こちらのケースでも、採用に積極的な業界があります。

たとえば、外資系生保の営業職です。お客様との人づきあいが基本となる職種ですので、保険業界での経験や知識よりも、人柄のすぐれた方にチャンスがあります。

未経験で外資系企業へ転職する際の注意点

未経験でも外資系企業へ転職することができるとお伝えしましたが、注意点もあります。

ポイント1. 長く活躍するためには語学力が必要
入社後は、語学力を高めましょう。外人上司とのコミュニケーションや、英語でのプレゼン、さらに昇進する場合には、本社との会議で語学力が必要になります。

ポイント2. 自分自身でキャリアを構築していく
外資系企業では、即戦力のスペシャリストを求めています。そのため、日系企業のように時間をかけて社員を育てる意識は低く、自分から積極的にスキルを高めていきましょう。

ポイント3. 仕事とプライベートは分けて考える
外資系企業で働く人は、仕事とプライベートを完全に分けて考える意識が強く、日系企業の職場とは雰囲気が異なる場合があります。柔軟に働き方を変える適応力が求められます。

外資系企業に転職するメリット・デメリット

外資系企業の特徴として、実力主義と成果主義という二点があります。これは、メリットにもデメリットにもなりうるポイントです。その詳細についてご紹介します。

メリット / 日系企業にはない、好待遇や高収入

ポイント1. 若手や女性にもチャンスがあり、結果しだいで高収入も
外資系企業は、年功序列よりも実力主義が基本です。このため日系企業とは違い、年齢や性別に関係なく、成果を出した人を、収入や待遇面で積極的に評価していきます。

ポイント2. 担当業務の役割が明確で、実力が高く評価されやすい
外資系企業では「仕事での役割」が重視され、担当業務の範囲が明確な場合が一般的です。このため個人の成果が見えやすく、優秀な人材には高い報酬を支払う企業が多くあります。

ポイント3. ワークライフバランスがよく、長期休暇もとりやすい
ヨーロッパ系企業では1カ月近くのバカンス休暇がとれる企業もあります。仕事とプライベートの区別がはっきりした職場も多く、仕事以外のことと両立しやすい傾向にあります。

外資系企業に転職するメリット・まとめ

・実力主義で高収入の可能性
・成果主義で男女平等に評価
・年齢に関係なく昇進できる
・長期休暇がとりやすい職場

デメリット / 日系企業にくらべて、環境の変化が激しい

ポイント1. 上司が頻繁に代わり、結果が出せなければ解雇も
外資系企業では、結果が出せなければ収入のダウンや解雇もあります。そして上司や同僚の出入りが頻繁な職場も多く、良くも悪くも、変化が激しく、柔軟な対応が求められます。

ポイント2. 人を育てる意識が低く、研修制度が期待できない
外資系企業では、スペシャリストとしての活躍が期待されます。そのため、日系企業のように長い時間をかけて育てる意識が低く、スキルは自ら積極的に高める必要があります。

ポイント3. 海外本社や上司の意向に、振り回されやすい
外資系企業は海外本社の意向が優先される傾向にあり、日本市場をより知っている日本支社の意向では動けず、ジレンマを感じる人も多いようです。

また外資系企業は、マネージャーの権限が大きく、仕事はトップダウンの「縦社会」で進められる傾向にあります。そのため上司との関係には日系企業以上に配慮が必要となります。

外資系企業に転職するデメリット・まとめ

・給与ダウンや解雇の可能性
・人の入れ替わりが激しい
・研修制度は期待できない
・トップダウンで進む縦社会

未経験で外資系企業へ転職するためにするべきこと

では、未経験で外資系企業へ転職するためにはどうすれば良いのでしょうか。主なポイントを押さえていきましょう。

文化の違いを理解し、柔軟性を身につける

日本のビジネスマナーと、海外とでは、少なからず違いがあります。これはいわば文化的な違いとも言える問題で、その異文化を受け入れていく順応性が大切です。

たとえば外資系企業では物事をはっきりと言う傾向があり、自分からも積極的に意見を言うことが求められます。会議で発言せず、ただメモを取っているだけでは評価されません。

意見の違いも「文化の違い」と割り切るぐらいの感覚で、柔軟に向き合っていきましょう。

英語の履歴書、英語の面接対策の用意をしておく

日本語の履歴書とは違い、英語での履歴書と職務経歴書は、フォーマットが決まっているわけではありません。そのため英語の履歴書を初めて書く方は苦戦するかもしれません。

もし友人にネイティブの方がいれば相談してみるか、もしくは外資系企業への転職に強いエージェントの方にチェックをしてもらい、アドバイスしてもらうことをおすすめします。

さらに面接は最初から英語面接となる場合が多く、英語に自信がない方は志望動機やキャリア説明などを事前に準備し、当日は英語でスラスラと言えるまで練習しておきましょう。

外資系企業に関する情報収集をする

企業研究はとても重要です。面接対策に役立ち、入社後に「想像とは違う」というミスマッチが起きにくくなるからです。さらに外資系企業の場合は、日本へ進出してきた背景や理由も、事前に知っておきたい重要なポイントです。

ポイント1. 日本法人の出資比率
海外企業が単独で日本法人を設立したケースと、日系企業と共同出資で設立したケースとでは、本社との力関係が異なる場合があり、仕事の進め方に違いが出てきます。

ポイント2 .国ごとに異なる企業文化
アメリカ資本なのか、ヨーロッパ資本なのか、それともアジア資本なのか。その国ごとに社風や文化が異なるので、本国の商習慣や本社のWebサイトも確認しておきましょう。

ビジネス英語を身につける

外資系企業で求められる英語力は、職場の環境や担当する業務によって異なります。自らのキャリア形成をイメージしつつ、必要となる語学力を把握しておくことが重要です。

ポイント1. 昇進するには英語力が必要となる
本社にいる上司とのコミュニケーションや、マネージャークラスにまで昇進する場合は、ある程度の英語力が必要となります。

ポイント2. 高度な専門スキルか、英語力か
外資系企業は即戦力のエキスパートを求める傾向にあり、その分野でのエキスパートであれば、英語力よりも評価されがちです。

ポイント3. 日常会話レベルの英語力は基本
顧客や社員の大半が日本人の場合でも、職種によっては英語での電話応対など基本的な会話力を求められる場合があります。

外資系企業に精通した転職エージェントを使うメリット

転職はひとりで始めるよりも、転職エージェントとともに進めるほうが、さまざまなアドバイスや情報を得られて、とても心強い活動となっていきます。

とくに外資系企業は、履歴書や職歴書の書き方、社風や仕事のスタイル、さらには職場での人間関係などが日系企業とは異なってきますので、外資系企業に精通した転職エージェントの利用がおすすめです。

外資系企業に精通した転職エージェントを利用するメリットは、主に下記のことが挙げられるでしょう。

・今後のキャリアプランを共に考えてくれる
・外資系企業の非公開求人に出会える可能性
・自分のスキルにあった求人を紹介してくれる
・社風や職場の雰囲気を事前に教えてもらえる
・英文履歴書や英語面接の助言をしてくれる

まとめ

未経験でも、専門スキルや営業力などの前職で得たスキルを活かして外資系企業に転職することは可能です。

外資系企業に転職するメリット・デメリットとして下記をお伝えしました。
メリット
・若手や女性にもチャンスがあり、結果しだいで高収入も
・担当業務の役割が明確で、実力が高く評価されやすい
・ライフワークバランスがよく、長期休暇もとりやすい
デメリット
・上司が頻繁に代わり、結果が出せなければ解雇も
・人を育てる意識が低く、研修制度が期待できない
・海外本社や上司の意向に、振り回されやすい

未経験で外資系企業に転職する時には、以下のことを意識して行いましょう。
・文化の違いを理解し、柔軟性を身につける
・英語の履歴書、英語の面接対策の用意をしておく
・外資系企業に関する情報収集をする
・ビジネス英語を身につける

そして、未経験で外資系企業に転職する時には、外資系企業に特化した転職エージェントを利用するのも良いでしょう。

あなたのこれまでのキャリアを最大限にいかし、新たなステージへの飛躍となることを、心より応援いたします。

Talisman編集部

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